B&Gの彩磁薔薇文花瓶です。電気スタンドにしてあります。高さは花瓶だけの高さで35㎝。これ、実は東京プリンスの骨董フェアで購入しました。薔薇の季節にアップしようと思っていましたので、今でしょう!
大きさもあり、安かったし、なんといってもB&Gらしい奥行き感のある絵付けであったので、購入しました。薔薇の花の描き方がいまひとつぱっとしないと思っていましたが、お花の先生でもある、うちの奥さんがこういう薔薇もあると言ってくれたので、ちょっと安心しました。
次男が、修学旅行で京都へ行ったときに清水焼の陶芸教室に参加したらしい。焼成されたその作品が学校へ送られてきて、昨日、家に持って帰ってきた。なんと磁器で、それも絵付けは釉下彩!
青と黒で十二支が皿の周りに描かれている。実は、真ん中に緑で渦を描いたようだが、ほとんど色が飛んでおり、うっすらとしか出ていない。やはり釉下彩で3色以上同時にきれいに発色させるのは難しいようだ。なお、ほかに赤色も使えたらしいが、友人の赤を使った作品はまったく色が飛んでしまって、その部分は何も描かれていなかったらしい。絵付け教室の人も教えてあげればいいのに..
一応、釉下彩なので、私のコレクションページに入れてあげようかな。テストピースとして..
愛知県陶磁美術館(一昨日、愛知県陶磁資料館から名前を変えたそうです。)の佐藤さんが講演会の中で、諏訪蘇山の青磁は、素地を青色に着色しており、清水六兵衛の大礼磁も素地をピンクに着色しているので、何か関係があるのではないかと説明していました。で、一言、私が持っている錦光山宗兵衛の作品も素地は紫色に着色しています。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/japanesekinkozan4.htm
ということは、20世紀初頭の日本で、いくつかの窯(特に京都地区)が素地に着色する技術にトライしていたのかもしれませんね。とても、面白い!
ちなみに、HPにはまだアップしてませんが、素地が青色で着色してある青磁のそばチョコを5個もっています。もしかしたら、諏訪蘇山かな?
で、届いたのはロイヤルコペンハーゲンのバリダンサーです。作家はマリノウスキーで、高さ29cm、オリジナルは1924年に制作されています。このフィギャリンには白磁と上絵付けのものと2種類あります。まあ、時代的にもデザイン的にもアールデコですね。なお、この写真の白磁は1962年製です。
ちなみに、私はマリノウスキーの作品はあまり好きではありません。ですから、集めていません。でも、このバリダンサーはいつか購入しようと思っていました。理由は明白、私はバリ島のガムランを演奏しているからです。すでに、ダールヤンセンのフィギャリンは持っています。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/DJ_bali1.html
実は、このフィギャリン、完品ではありません。手前に二つ(穴の部分)と、頭の上に2つ髪飾りがありません。どうやら、これらはとれるようです。まあ、時間があるときに、髪飾りを作ろうかな..、老後の楽しみ? ちなみに、完品は高いですよ。15年前、デンマークのアンティークショップで見たことがあるのですが、今回の10倍以上の値段でした。とてもレアなものです。
B&Gの彩磁クレマチス文中鉢である。直径は18.5㎝、高さ7.5㎝。作家はエリザベス・ドリュースで、制作年代は1902年から1914年の間。少し、外側は少し陽刻になっている。内側もなっているのかなと思ったが、外側だけであった。板谷波山の彩磁の雰囲気に少し似ている。しかし、本当に奥行き感があるな。こういうB&G独特の絵付けの色合いに惹かれるのだろうな..
昨日、遅く家に帰ったら届いていた、ローゼンタール窯の女性フィギャリン。高さは24㎝。時代は1924年製で、作家はBerthold Boess、オリジナルは1922年に作られたようだ。
ローゼンタールのフィギャリンは、クワガタしか持っていなかったが、安く出ていたので買ってみた。グリーン、ブルー、茶色の釉下彩と金彩で彩色されており、細かいところまで良くできている。まあ、お買い得だったかな..
本日、東京プリンスへ行ってきました。今年も充実した1日を過ごせました。写真は、ロムドシンさんのブースにあったマイセンの犬のフィギャリン達です。実はこれ、ロンドンの著名なディーラー、ヒューデイビスさんのコレクションで、売りに出されたのです。これらの作品はすべて、'Meissen Porcelain Dogs'という一冊の本にまとめられています。ショーケースの上から2段目左側に展示されている本です。この本は、今回「マイセンのアール・ヌーヴォー」の論文を書くときにも、とても参考になりました。
すごいですね。ばら売りはできないそうです。すべて、まとめ買い。だれか買い手がつけばいいですけどね。なんでも鑑定団でもマイセンコレクションがまとめて良い値段で売れたし、売れるかな..。まあ、これを見るだけでも、東京プリンスへ行く価値はあります。
今朝のモーニングコーヒーです。今回はうちの奥さんが入れてくれました。カップは、やはり初期のB&Gです。時代は、昨日のものよりは若く1893年頃だと思います。彩色もブルーとグリーンの2色の釉下彩で、スペードとクローバーが描かれています。ということは、ダイヤとハートもあるのかな..
だいぶ前のオークションで手に入れた花瓶です。高さ14㎝。裏に「工研」の刻印銘があります。青色と茶色の2色の釉下彩です。また、茶色と青色が重なっているところが緑色に発色しています。売主によれば、岐阜のものだという話でしたが、岐阜の美術館の方によれば、「工研」という銘のものは岐阜にはないそうです。京都ではないかという話もありましたが、よくわかりません。まあ、でも大正から昭和初期くらいでしょうか。
昨日届いた三浦竹泉の湯冷ましである。長さは13㎝くらい。柘榴と栗が3色の釉下彩で描かれている。箱が合わせ箱なので何代かわからないが、初代か2代目くらいだろう。最近、竹泉の釉下彩に縁があるな..
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