自分を認める
9月
1日
「自分は褒められて伸びるタイプなんです」
という人がいます。
子供を育てるときにも
「褒めて伸ばす」やり方が
効果的であるといいます。
確かにダメ出しばかりされているよりかは
「よくやったね」
と言われたほうが良いのでしょう。
「褒められる」ということは
他者から認められることです。
さらに言えば
「他者から認められる」
という報酬でもあります。
褒められることに対して
過剰に適応してしまうと
その報酬がなければ
行動ができない
行動できたとしても
なにか欠落感がある
ということになりかねません。
子どものうちはいいかもしれませんが
大人になってからも
それでは困ります。
他者から認められるという
実感が得られないと
安心できない体質になります。
安心できないだけでなく
他者から認められない場合は
「自分はだめなんだ」
と自分のことを否定してしまう。
他者もいろいろです。
要求レベルが異常に高い人もいます。
完璧志向の強い人は
そこまでやらなくてもいいのに
完璧を目指します。
そういう人は
自分も他者も
なかなか認めようとしません。
まだまだだめだ。
こんなもんじゃない。
もっとできるはず。
こういう人に
認められようと思ったら大変です。
どこまでやればいいんだろう
と途方にくれます。
そこまでやらなくても良いのです。
なんなら
他者から認められなくともいいんです。
あなた自身が
ここまでやったじゃないか
やっているじゃないか、と
自分を認めることができればよいのです。
他者の期待に応えるのではなく
自分で自分を容認する。
決して
自己満足ではありません。
高いハードルを
超えることだけで
人は成長するわけではありません。
自分で自分を認める。
それだけで日々おだやかで
機嫌よく過ごせるようになると
思うのです。
おだやかに機嫌よく過ごすことができれば
自ずと周囲に人が集まってきて
その共同体に貢献できているという
実感が生まれます。
生き方としては
それ以上求めなくても良いような気がします。