不安は漠然としている
1月
4日
おだやかに機嫌よく過ごすライフコーチの十条らいふです。
誰しも不安に思うことがあります。
例えば老後の不安。
老後の生活資金が不安だから
一生懸命貯蓄する。
一般には「2000万円」必要とか言われています。
ところが実際に統計をとると
老後生活の収入:支出の割合は
1:1である世帯が中央値であるそうです。
また老後に備えた貯蓄も
死ぬまでに取り崩すのは
全財産のうち平均11%だそうです。
現役時代に苦労して貯蓄しても
実際には1割ちょっとしか使わない。
これはもう貯蓄というよりは
不安解消代として
お金を払っているようなものです。
こうした貯蓄が
日本が発行する国債の原資に
なっているわけですから
老後の不安を煽って
貯蓄を推進するのは
国のマーケティングなのではないかとも
思ってしまいます。
何を言いたいのかというと
不安があるときは
それは事実なのかどうかを
考えてみると良いということを
言いたいのです。
多くの不安には
実態がありません。
私自身も
不安神経症に悩まされたことがあり
カウンセリングを受けたときに
「その不安は事実ですか?」
と問われました。
自分が不安に思っていることを
書き出してみると
不安に思う根拠はなくて
単になにか悪いことが起きるんじゃないかとか
悪口を言われているのではないかとか
まったく実態のないことを不安に思っている
ことがわかりました。
不安は漠然としています。
なにかわからないから不安なのです。
病的なほど不安が募るようであれば
医療機関にかかることも考慮すべきですが
そこまででなければ、信頼できる人に
なにが自分を不安にさせているのかを
話してみると良いです。
ほとんどの場合
実態がないはずです。
ぜひお試しください。
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