酸っぱいレモンをつかまされたらレモネードを作れ
12月
17日
実現したい中長期の目標を設定し
目標達成のための計画を策定し
進捗状況によって細かく計画を修正しながら
進めるのが原則です。
自分の人生はどうでしょう。
子どものころから
明確な目標をもって
それを実現する人もいるかもしれませんが
極く少数ではないかと思います。
私などは
いま勤めている会社で
人事の仕事をしていますが
学生のときや
社会人になったばかりのころに
この会社で
人事の仕事をするようになるとは
まったく想定していませんでした。
人生の目標を
どう立てていいかわからない
という人もいると思いますが
それはむしろ
自然なことかもしれません
VUCAと言われるように
変化が激しく
近未来の予測が困難な昨今においては
設定した目標が
自分にフィットしなくなる可能性が
あるのです。
目標から
どう行動するか計画するのではなく
いまある手持ちのリソースから
なにができるかを考えて
できることからやる
というのがこの変化の激しい時代に
適合したやり方かもしれません。
起業家に共通した考え方のなかに
「レモネードの原則」
というのがあります。
酸っぱいレモンをつかまされたら
レモネードを作れ
というアメリカのことわざがあります。
酸っぱくてどうしようもないレモンでも
工夫を加えることで
美味しく飲めるようになるということを言っています。
偶発的に発生した機会は
自分にとって
必ずしも都合の良いのものではないかもしれませんが
いまある能力や人脈などのリソースを
最大限に使って
その時点での
ベストな行動をとっていく
ということです。
その積み重ねで未来が作られる。
つまり未来を思い描いて行動するのではなく
現実を直視して
いまここでできる
ベストを尽くすことを積み重ねる。
不確実な時代であっても
「いまここ」に集中することによって
無用な不安にさいなまれることなく
おだやかに過ごすことができるのではないかと思うのです。