【ツールドおきなわ】 2日目は、西海岸の名護から南下し、その後東海岸の金武町へ抜け、うるま市、中城村などを南下して那覇に入り、那覇からは58号を北上して1日目スタートの名護市民会館へ戻る。7:00のスタートから23分が経過した。 山道が始まる。 このような混戦状態でも、脚力で優位な者は前に出ることができる。TOPライダー達は、上り坂が始まると、とたんに僕を置き去りにする。 TOP集団から脱落していく者達が、僕の数少ない獲物だ。
【ツールドおきなわ】 2日目のスタートが迫る。 法螺吹き男爵も高橋君も、気合充分! 空気圧やその他の確認をして、スタートを待つ。 北風は強く、昨日より肌寒い。僕はロングスリーブのブレスサーモを選択した。
【ツールドおきなわ】 TOPから遅れること17分。 喜瀬ビーチパレスに到着。 1日目の戦いが終わった。本日の走行距離は184km。 消費したエネルギーの補給と、筋肉の補修に必要なたんぱく質の補給が今夜の仕事だ。季節はずれのリゾートホテルのベランダからは、強風に波立つ海が見えた。この後、日が暮れても続々とゴールする勇者達が続く。
【ツールドおきなわ】 朝焼けの中をスタートした。 今は、夕焼けに包まれている。 ゴールまでは、もう1つ峠を越えなくてはならない。ところで、ロードバイクのサドルは小さくて硬い。 柔らかいサドルはいくらでもある。 では、なぜ使用しないのか? 答えは、小さいサドルのほうがこぎやすいからだ。 お尻の痛みは我慢しても問題ないが、足が攣ったら前に進めない。 どっちを選ぶ? 僕は前に進む。
【ツールドおきなわ】 やんばるの坂道が始まった。 スポーツジムでは、ランニングマシンに斜度をつけて走っている。 通常は30分。気分がのれば1時間。 だが、そんなものではない。午後は坂道ばかりだと覚悟はしていた。 その覚悟がさらに甘かった。 トレーナがいたらこういうのだろう。 「次の1時間は登りね」・・・「終わった?じゃあ、それをあと4セット、がんばって!」 TOP集団は既に見えない。
【ツールドおきなわ】 昼食を終えての休憩。 休憩ポイントでの栄養補給や、塩分・水分の補給は重要な要素。 大会で支給される昼食以外にも、サプリや行動食を持参する選手も多い。 次のスタート時間が迫る。 しかし、まだ到着していない選手もいるのだ。
スタートして4時間を経過した。 ミーニシが吹き荒れる海沿いの北上を終え、本島最北端の「奥」へ向かう上り坂が始まる。 上り坂では、ロード野郎(女性含む)の脚力に差をつけられてしまう。 徐々に息が上がり始める。 【ミーニシ】新北風。“みー”は「新しい」という意味。“にし”は「北」と言う意味。 沖縄の冬は冷たい北風が吹く。 ミーニシは北風の始まりを表している。
【ツールドおきなわ】 トップ集団に程近い位置からスタートした117番高橋君と僕は、2時間45分を経過した時点でもトップが見える位置を走っていた。 走行ペースは、計4回の単独練習中に経験したことのないハイペース。 このポジションでは、周りにいる男女は全て自転車愛好家かレース好きな人たちと思われる。 サイクリングとは名ばかりの、とんでもない競技に参加してしまったようだ。
【ツールドおきなわ】 沖縄センチュリーライドのスタート地点、名護市民会館前に、全国から集まった勇者達が集結した。昨日は、また喉の状態が悪くなり、ビタミンCを大量に摂取した。 また、飲んではいけない量の風邪薬と栄養ドリンクを飲み込んだ。 そのおかげなのか、朝には熱が下がっていた。走れると言うことだ。 スタートまで30分を切った。 本格的なロードレーサーの中で、小径のMV3が黒く光っていた。
【ツールドおきなわ】 数々の激励&ご心配のメールありがとうございます。 出走前夜まで発熱がありましたが、ビタミン5本、風邪薬3人前のドーピングの成果により、出走しました。 沖縄本島1周コースは、想像を絶する過酷なコースで、サイクリングとは名ばかりの限界を超えたツッパリ合いの2日間でした。 しかしながら、全行程の1/4以上をトップ集団にくらいつくという暴挙を残し、完走しました。 個別に対応する方法がなく、ブログにてご報告失礼いたします。現在、新しいチャレンジのための打ち合わせで那覇に滞在中です。 明日中に帰阪し、その後出張に明け暮れる予定です。 写真での報告は、またいずれ。まずは、謝謝!