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不良のアウトドア

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ストリングス

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ストリングス
品川のストリングスホテル。

遅くに戻ると、ベッドメイクさんがクマをつれて来ていた。
クルマじゃないよ、クマ、クマ、クマ〜♪
「おうちに連れて行って」と書いてある。
うーん。かばんに入るかな。

お台場側の部屋からは、いつも朝焼けが綺麗なのだ。

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仲間達との再会

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仲間達との再会
その1つのイベントが、伊東画伯の個展だ。
さすがに多くのファンが来場していた。
もちろん、たくさんの仲間達に会うことができましたのだ ^^
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激走! 2000キロ

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激走! 2000キロ
新幹線に乗ったり、飛行機に乗ったりと、移動の連続。
東京2回、名古屋1回。
2日で2000キロ。

うん、いつもの生活になってきた。

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図書館

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図書館
サバニの映像を求めて、糸満市立中央図書館を訪れる。
サバニを研究している事を説明し、ライブラリの中から、特別な資料を見せていただいた。
だが、見たい映像までは到達できなかった。

今回の沖縄滞在の時間切れだ。
この次の調査で、さらなる事実が見つかることを願って、沖縄を後にした。

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大城三味線店

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大城三味線店
ビデオに登場したサバニ大工、大城氏の経営する大城三味線店を訪ねる。
もちろん、サバニの話を聞くためだ。
材の選び方、目的別のサイズの選び方、工期に関してなど、貴重なお話をいただいた。

理想のサバニを探すために、僕らも真剣だ。

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サバニの材

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サバニの材
ビデオの中には、サバニ職人の大城氏のサバニ建造の様子が映し出されていた。
上原氏の案内で、その大城氏が、これから建造するサバニの材を見せてもらった。

サバニの建造では、材料の入手も重要なポイントになるのだ。

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海人工房 (うみんちゅこうぼう)

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海人工房 (うみんちゅこうぼう...
アウトリガーの無い古式サバニは、帆柱を立てるとひっくり返る。
ならば、昔の人たちはそれをどのように乗りこなしていたのだろうか?
それを知るために、糸満市へ向かう。

まずは、個人で博物館【海人工房】を運営する上原氏を訪ねた。
この中には、古式サバニに関する資料があふれている。
古いビデオを見せてもらいながら、古式のエーク(櫂)、ユートイ(垢汲み)などの説明を受ける。

ハーリーで有名な糸満と言う土地柄なのか、糸満のプライドを強く感じる。
見たい映像は貸し出し中で見れなかったが、たくさんの貴重な資料を見せていただいた。

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仲村氏のDNA

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仲村氏のDNA
おじいとの話も終わり、てその場を立ち去ろうとしたとき、おじいの作った模型のサバニが目に入った。
衝撃的な瞬間だった。
この帆の形状は、仲村氏が作成したニヌハ2の帆の形状と同一のものだった。
仲村氏は目を見開いて動かない。
驚いている僕らに、おじいは言った。
「伊江島の帆は昔からこの形だよ」

仲村氏が何枚も描いたデザイン画から、考え抜かれた末にできたものがニヌハ2の帆だ。
ここまで酷似していることに、何か運命的なものを感じざるを得ない。
仲村氏のDNA配列に組み込まれた何かが、伊江島の帆を作らせたのだろう。

また会いに来ると約束し、フェリー乗り場へと向かった。

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都会に生きる引退したサラリーマンへ

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都会に生きる引退したサラリーマ...
満身創痍とはこの事だ。
しかし、この仕事を見よ!この仕上がりを見よ!
サバニがどれほどの重量であるかを、理解してくれ。
感動できる生き方を見た。
偉大な者を見た。
俺達は、一生引退なんてしてはいけない。
世代を超越して、感動してもらえる人物になりたいと思わないか?
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おじいが語ったこと

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おじいが語ったこと
工房では、杖をついたおじいが一人で作業していた。
79歳、脳血栓で半身不随になり、リハビリでここまで動けるように回復した。
左目は白内障で見えないようだ。
「見えなくても、体が覚えている」と、おじいは言った。
下條氏の造るサバニは、すばらしい材と、すばらしい仕上げが印象的だった。
現在は、平底の艇を多く作成しており、下門氏は平底の艇だけを作るものだと思っていた。
しかし、事実は違っていた。
「遠くに行く舟は、もっと厚くするんだよ。昔はそういうのも作った。今の人は乗りこなせないから、平底にしているんだ。」

また、こうとも教えてくれた。
「昔の舟は、帆柱を立てただけでひっくり返った。だから昔は膝を付いてバランスを取っていた。」

ニヌハ2はアウトリガーを外すと、帆柱を立てただけでひっくり返る。
これは、軽量化しすぎたためと解釈していた。
しかしそれは、サバニの由緒正しい姿だったのだ。

さらに驚いたことは、舟の先端に2本目の帆柱を立てる用意があったことだ。
それは、まさにニヌハ1に装着され、レギュレーション違反とされた構造だった。
「昔は、付いていたよ」

このおじいの中には、膨大な知識がある。
もっと語ってくれ。
コードを繋げてダウンロードできないものか?
完全な継承者はまだ存在しない。
ならば、物で残すしかないのだろうか?

おじいに仕事を依頼したいが、材料は切り出して、乾燥するまで1年はかかる。
時間の波に消えようとしている貴重な歴史を、継承する方法を考えよう。
制限時間は、長くない。

#アウトドア

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