9日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落でした。12時時点は「1ドル=144円48〜50銭」と前週末17時時点と比べて58銭の円安・ドル高でした。
6日発表の5月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回りました。米景気の過度な減速懸念が後退し、円売り・ドル買いが優勢でした。9日の日経平均株価の前週末比上げ幅が一時400円を超えるなど、投資家がリスクを取る姿勢を強めており、「低リスク通貨」とされる円に売りが出ています。
円相場は10時前に「1ドル=144円95銭」近辺まで下落しています。輸入企業など国内実需勢による円売り・ドル買い観測が円相場を押し下げています。10時前の中値決済に向けては、「ドル買いが優勢」でした。