20日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比627円25銭(1.68%)高の3万8015円87銭でした。
19日の米株式市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が(1.38%高)、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は(1.86%高)でした。米長期金利の低下を背景にハイテク株に物色が向かいました。きょうの東京市場でも東エレクなど指数寄与度の大きい半導体関連やハイテク関連株に買いが波及し、日経平均を押し上げています。
外国為替市場での円安・ドル高基調も株買いを誘いました。20日の東京外国為替市場では朝方に「1ドル=146円台後半」まで円安・ドル高で推移。前日には米雇用不安を背景に急速に円高・ドル安が進んだとあって、円高一服は主力の輸出関連株の買いを誘いました。10時過ぎに円は「1ドル=145円台」と上昇に転じ、日経平均は上げ幅を縮小する場面もありましたが、円相場が再び円安基調に振れると、海外短期筋などから株価指数先物に断続的に買いが入りました。
終値は、前日比674円30銭(1.80%)高の3万8062円92銭で終えています。