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金利据え置き濃厚@米連邦公開市場委員会

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19、20両日、米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、金融政策について協議します。米国のインフレ鈍化ペースは緩やかになる一方で、景気や雇用は底堅さを維持する中、5会合連続の政策金利据え置き決定が確実視されています。
 
(FRB)は約40年ぶりの高インフレを抑制するため、2022年春から急ピッチの利上げを実施。政策金利は年(5.25~5.50%)と、2001年以来の高さとなっています。「今回の利上げ局面のピーク」(パウエル議長)に達したとみられています。
 
コロナ禍で混乱した供給網の回復もあり、インフレ率が大幅に低下したことを受け、(FRB)は年内の利下げ開始を視野に見据えています。<パウエル議長>は7日、上院銀行委員会の公聴会で、利下げの前提となる一段のインフレ鈍化への確信が得られるまで「それほど遠くない」と明言していました。
 
ただ、2月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比(3.2%上昇)と、市場予想(3.1%上昇)を上回りました。最近のインフレ関連統計は物価上昇圧力の根強さを示しています。(FRB)内では「より大きなリスクは性急な利下げだ」と、政策変更を急ぐべきではないとの見方が多く、(FOMC)後の声明や<パウエル議長>の記者会見では、経済指標を精査する必要性が改めて強調されそうです。
 
政策決定と同時に、(FOMC)参加者の政策金利見通しも公表されます。2023年12月時点では、2024年中に(0.25%)の幅で3回の利下げが行われる予定が提示されたていました。今回の見通しで、年内の利下げ回数が2回に減れば、(FRB)の利下げ開始時期を巡る市場予想が、今年後半に後ずれとなりそうです。
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