新型コロナウイルスのCG(画像:米疾病センター)
日本国内では13日、新型コロナウイルスの感染が相次いでいます。佐賀県で初めて確認されたほか、統合幕僚監部所属の40代男性でフランスに出張していた海上自衛官の陽性も判明しています。
佐賀県によりますと、感染が確認されたのは佐賀市に住む20代の男子大学生。2月27日からフランスに旅行し、今月4日に帰国していました。9日に発熱や頭痛の症状があり、検査の結果陽性と分かった。
名古屋市で死亡が確認されたのは90代男性と、遺族の意向で年代非公表の高齢男性。同市での死者は計10人となっています。
名古屋市は、新型コロナウイルスに感染した市内在住の90代男性と年齢非公表の高齢男性の2人が死亡したと発表。さらに40代と60代の男性2人の感染が新たに確認され、愛知県内の感染者は114人で、県内の死者は10人となっています。
神戸市では感染症指定医療機関の兵庫県立尼崎総合医療センター(兵庫県尼崎市)に勤める30代の男性看護師が感染しています。7日に発熱の症状があり、医療機関を受診。13日にウイルス陽性が分かりました。 同センターには感染患者19人が入院。看護師は救急外来を担当し、患者との接触はなかったといい、同センターは院内感染の可能性は低いとみています。
一方、厚生労働省によりますと、羽田空港での検疫で13日、大阪府に住む30代の日本人男性の陽性が判明、男性は12日に帰国し、感染流行地域のイタリア北部ロンバルディア州に過去2週間以内の滞在歴がありました。政府が中国などからの入国制限を始めた9日以降、空港の検疫所で乗客の陽性が判明するのは初めてになります。
このほか、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川大阪各都府県などでも感染が確認されています。
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