ファルコン植物記(1825)白い花【クリスマスローズ】(7)
2月
4日
ヨーロッパから西アジアにかけて約20種、中国に1種が分布しています、キンポウゲ科ヘレボラス属の多年草です。
<クリスマスローズ>と言う名称は、本来はヘレボラス属の『ニゲル』という種を指す名称ですが、日本の園芸業界ではヘレボラス属全般を指す名称として使われていますので、この2月から3月頃にかけて開花するオリエンタル系の名称としては馴染みません。
イギリスではキリスト教徒でいう<レント(四旬節)>の頃に咲き出しますので、「レンテンローズ」と呼んでいますが、さもありなんです。
白い大きな花弁い見えているのは<蕚>で、花は退化して小さな<蜜腺(ネクタリー)>として、雄しべの付け根を囲むような形で残っています。