前記事「一方的なコミュニケーションを撲滅したい」で
「聴いてもらう」という体験をした人は、人の話を聴ける人になります。
自分のオモイを受け止めてもらったことがある人は、
人のオモイを受け止めることが出来る人になります。
自分にもオモイや意見、それに至った価値観や体験、
知らないことがあることを知っている人は、
他者の内側や周辺にあるもの、過去や未来にも思考を巡らせることができるようになります。
ということを書いたのですけれども
私の原体験は「聴いてもらえなかった体験」です。
「そんなことより」
「どうせあんたのことだから」
「なに言ってるの?」
「いいから、言われたとおりにしなさい」
「それは違うでしょ」
そんな心無いセリフはもちろん
・無関心な様子
・生返事
・あいづちや頷きなどの反応がない
・目が合わない
・作業をしながら聞き流す
・前に話した内容を覚えていない
・約束が守られない
・自分の話ばかりする
そんな相手の様子に悲しい気持ちになったり、苛立った経験はないでしょうか?
そういう体験をしたあなたの中には
「聴き上手」のアイディアがたくさん詰まっています。
それと反対のことを、丁寧に行えばよいのですから。
否定せず、先入観を手放して
相手に興味関心を持ち、
「なんでも話して」という空気をつくって
丁寧に反応を返していくことで
相手が気持ちよくたくさん話してくれるようになります。
その先につくられるのは互いの信頼関係であり人としての魅力です。
あなたには「聴く」才能があります。
無意識の領域を超えて、意識的に「聴く」を使いこなしてみませんか?