「1ドル=154円60銭~154円62銭」
11月
14日
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発し、前日比25銭円高・ドル安の「1ドル=154円50〜60銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=154円14銭」、安値は「1ドル=154円73銭」でした。前日に9カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた後で持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢となりました。
日銀の利上げが遅れるとの見方に加え、米政府機関の一部閉鎖の解除に向けた動きを材料にこのところ円売り・ドル買いが進んでいました。節目の155円台に乗せた後で、日本政府による円買い・ドル売りの為替介入への警戒感が円相場を支えています。
13日の米株式市場ではハイテク株を中心に売りが膨らみ、主要3指数が大幅に下落しています。投資家のリスク回避姿勢が強まり、低リスク通貨とされる円を買って、ドルを売る動きが出た面がありました。
ただ、円相場の上値は限られ、複数の米連邦準備理事会(FRB)の高官から利下げに慎重な発言が相次いでいます。(FRB)野12月の利下げ観測が後退し、13日の米債券市場で長期金利が上昇でした。日米金利差の拡大観測は円の重荷となっています。








