日立製作所、純利益「6%増」
4月
28日
27日、日立製作所は2027年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比「6%増」の8500億円になる見通しだと発表しました。世界的な電力消費増で日立の手掛ける送配電設備に対する需要が底堅く推移しています。人工知能(AI)関連のデータセンター向け需要も取り込んでいます。
純利益は2年連続で最高益となります。事前の市場予想(9125億円)は下回りましたた。
年間配当は開示しませんでした。中間配当は28円と前期から5円増を計画しています。株主還元として最大5000億円の自社株買いも発表しています。28日から2027年3月31日にかけて発行済み株式総数の(3.56%)に相当する1億6000万株を上限に買い付けます。
前期に大型のM&A(合併・買収)支出がなかったため還元を手厚くしています。
借入金の返済で負債資本倍率(DEレシオ)は0.15倍と1年前(0.2倍)から改善しています。日立は(DEレシオ)の目安を0.5倍としており、大型のM&Aに備えた借入余地が高まっています。
売上高にあたる売上収益は(5%増)の11兆1000億円を見込んでいます。中東情勢による減収影響は400億円になると見積もりました。調整後営業利益は(10%増)の1兆3150億円を計画しています。
送配電設備を手掛けるエナジー部門の売上収益は(15%増)を見込んでいます。中核子会社の日立エナジーは受注残が9.2兆円と1年前から(42%増)でした。鉄道インフラが中心のモビリティ部門は売上収益が(2%増)を計画す、受注残は(15%増)の7.1兆円となりました。
システム開発などのデジタルシステム&サービス(DSS)部門の売上収益は(4%増)を見込んでおり、国内は官民でシステム刷新の需要が旺盛ですが、海外では価格競争などが厳しく大きく伸びない見通しです。
2026年3月期の連結決算は売上収益が前の期比(8%増)の10兆5867億円、純利益が(30%増)の8023億円でした。年間配当は50円(前の期実績は43円)としています。










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