「1ドル=155円94銭=156円00銭」
12月
11日
10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発し、前日比90銭円高・ドル安の「1ドル=155円95銭〜156円05銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=155円80銭」、安値は「1ドル=156円71銭」でした。
米連邦準備理事会(FRB)が10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めています。あわせて短期国債の買い入れを決め、米債券市場で金利が低下し、主要通貨に対するドル売りが優勢となりました。
(FRB)は市場の予想通り(0.25%)の追加利下げを決めました。(0.25%)の利下げに対し、3人の反対票がありました。(FOMC)参加者の政策金利見通しによりますと、2026年末の水準は現在の水準から(0.25%)の利下げ1回に相当します。2025年の3回から利下げペースが鈍化する見通しです。
(FRB)はバランスシートの水準を維持するために短期国債を購入する方針を示しました。これを受け、米債券市場では短い年限を中心に国債の利回りが低下しています。日米金利差の縮小観測が円買い・ドル売りを促しました。
<パウエル(FRB)議長>は記者会見で、次の政策変更について「利上げを基本シナリオにしている人は現時点でいない」との認識を示しています。市場は(追加の利下げに消極的な)タカ派的利下げを織り込んでおり、流動性供給の拡大方針を示したことでドルが売られやすくなったようです。








