伊豆川飼料 しろつなを食べたレビュー
5月
8日
伊豆川飼料 しろつな
びんながまぐろ油漬けフレーク・高級品
飼料会社のツナ缶・弟
前回、伊豆川飼料の兄貴分「とろつな」を解説したが、今回は弟分の「しろつな」を取り上げる。全体的な解説は前回の記事(No.105)を読んで頂きたい。
きはだが兄で、びんながが弟。引っかかるところもあるが……
本品「しろつな」は、伊豆川飼料と取引のある缶詰会社(駒越食品)がタッグを組んだもので、兄貴分同様に現代的なデザイン思想をスリーブに落とし込んでいる。こちらは白さを演出するためにクリーム色をまとった。
……例にもれず駒越食品・ニッポンツナホワイト(No.33)のリネーム品とか?
兄貴分ほどハッキリ分かれているわけではない。原材料の配列はニッポンツナホワイトと一致するが、本品の缶カロリーは246.4kcalで、ニッポンツナホワイトは246kcal/缶。両社とも内容量は同じだ。四捨五入したら同一製品に……判断に悩む。
真相は闇の中だが、きわめてニッポンツナホワイトに近い、生き別れのフォロワー製品ということにしておこう。仮にこれが同一仕様でも、異なる仕様でも、損をする人は誰もいないはずだ。値段ベースならベイドリームのヒバリヤだと駒越食品の製品安いし……
販路はドリームプラザ等で狭い。公式サイトの取り扱いショップページを確認のこと。2017.10製。スリーブの中身は黄土色の無地缶(P4号DR缶)だ。2017.10製。
缶を開けたところ・味
一緒でした。
同一仕様の自社ブランド品・ニッポンツナホワイトと並べた。原材料の配合、使われるまぐろの身、細かさ、ほぼ一致している。
ベースとなった製品らしい味と個性が活きていて、シーチキンLフレークめいてしっとりとしたホワイトミートの感覚を楽しめる。生臭さをいなす程度に薄味で、他の調味料と喧嘩しない。
中身は瓜二つ。二つ並べて食べ比べたが違いがわからない。しいて言えば缶ふたの印字機の書体が微妙に違う。
なお、比較レビューで残った分はお茶漬けに供した。砂糖とうまみ調味料で味をまろやかに整えてあり、暖かい料理と相性が良い印象。
元来普及品クラスのホワイトミート製品として高いポテンシャルのあったニッポンツナホワイトを現代的に再デザインしたものだ。兄貴分とともに、これを付け焼刃とみるか意欲的な試みとみるか、判断は分かれるところと思う。ただ、筆者としては……今取り組んでるツナ缶の私事を考えると、考えうる限りの少ないリソースで新しいプロダクトを開発するというこの二者を批判しようとは思わない。製品の価値は見た人が・もらった人が決めたら良いだけの話だ。
☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 3.8
・価格 ★★★★☆ 4.0 #324円/個 (エスパルスドリームプラザかんづめ市場)
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.1 #ニッポンツナホワイトと同じ
・入手性 ★☆☆☆☆ 0.9 #販路が独特で、ネット通販なし
・原産国 国産
☆スペック
内容量 80g
245kcal/缶 食塩相当量0.5g タンパク質14.2g
原材料 びんながまぐろ、大豆油、野菜スープ、食塩、砂糖、調味料(アミノ酸等)
JAN:なし 製造固有記号AC2・KGS
販売者 伊豆川飼料株式会社 (静岡市清水区横砂南町4番35号) 製品ページ
Tuna canning review No.106
投稿日 2018-05-12 01:16
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2018-05-16 05:31
ワオ!と言っているユーザー
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