3月
13日,
2024年
《 雅羅・/・襍囈〝3月花XII〟❖ ’24-73 ❖ 》
《 未投稿の早春花(2);ショウジョウバカマ(猩々袴) 》
日本のショウジョウバカマ属には猩々袴のほか、
胡蝶狸々袴(筑紫猩々袴、白花猩々袴),小猩々袴、大白猩々袴がある。
コチョウショウジョウバカマ(胡蝶狸々袴);
Heloniopsis breviscapa Maxim. synonym Helonias breviscapa (Maxim.) N.Tanaka
日本固有種(本州の関東地方以西の太平洋側、四国、九州の屋久島まで)。
日本固有種(本州の関東地方以西の太平洋側、四国、九州の屋久島まで)。
従来のツクシショウジョウバカマ、ヤクシマショウジョウバカマ、
シロバナショウジョウバカマとされていた。
従来はシロバナショウジョウバカマ、ツクシショウジョウバカマと分けていた。
が、明確な差異をもって互いに区別されるものではない。
名称由来から混乱を避ける為、新たにコチョウショウジョウバカマとしたい、
と植物形態・分類学者、 田中教之氏によって発表された。
日本産のショウジョウパカマ属 (Helonias) の分類の中で、
シロパナショウジョウバカマとツクシショウジョウパカマの2群
(又、ヤマシマショウジョウパカマも区別して3群)に区別されてきた。
これらを区別せず一種、コチョウショウジョウバカマ(胡蝶猩々袴)とする。
** 以下、三河の植物観察 Flora of Mikawaより転載 **
コチョウショウジョウバカマ(胡蝶狸々袴);
学名:Heloniopsis breviscapa Maxim.
synonym;Helonias breviscapa (Maxim.) N.Tanaka
日本固有種(本州の関東地方以西の太平洋側、四国、九州の屋久島まで)。
synonym;Helonias breviscapa (Maxim.) N.Tanaka
日本固有種(本州の関東地方以西の太平洋側、四国、九州の屋久島まで)。
従来のツクシショウジョウバカマ、ヤクシマショウジョウバカマ、
シロバナショウジョウバカマとされていた。低地のやや湿ったところに生える。
多年草。根出葉は長さ7~15cmの倒披針形、質が比較的に薄く、
多年草。根出葉は長さ7~15cmの倒披針形、質が比較的に薄く、
しばしば縁に微細な波状鋸歯がある。花茎の先に花を3~5個つける。
花被片は長さ8.3~11.7mm、白色又はわずかにピンク色を帯び、後に淡緑色となる。
花柱は明瞭に分裂せず、柱頭は頭状~平たい頭状。
葯は 実質的に2室(半葯は先の合流が未発達)。
内側の花糸は子房から離れ、花糸は対応する花被片につく。
隣り合う花被片は明瞭に基部で合着する。
蜜腺嚢の底は普通、子房の基部の高さに位置する。
花期は4~6月。
「令和陸年(皇紀2684年)3月13日、記」
3月
12日,
2024年
《 雅羅・/・襍囈〝3月花XI〟❖ ’24-72 ❖ 》
《 未投稿の早春花;山猫の目草 》
山地の渓流の縁や湿った林内に生える多年草。
猫の目草より早く開花する。
(猫の目草は、5月連休頃に上高地梓川沿いで見た。)
ヤマネコノメソウ(山猫の目草);
茎の基部は少し膨らみ花後に楕円状で有毛の珠芽ができる。
根出葉は長さ2〜7cmで、軟毛がまばらに生える柄がある。
葉身は腎円形で、長さ10mm前後、幅20mm前後、基部は心形。
縁には7〜11個の浅くて先端が平らな鋸歯があり、両面ともほぼ無毛。
花茎は、直立し上部で分枝、枝先に黄緑色の花を纏まってつける。
花の直径は5mm程で花弁の様に見えるのは、4個の萼で黄緑色。
萼のもとの部分は、派手さはないが美しい。
開花時の萼は平らに開いているが、花が咲いた後は直立する。
全体の雰囲気はネコノメソウに似ているが、葉のつき方が違う。
ネコノメソウは対生だが、ヤマネコノメソウは互生で雄蕊4個。
花後、花茎の基の部分に毛の生えた紫色のむかごができる。
(むかご;茎が肥大化して形成された肉芽)
「令和陸年(皇紀2684年)3月12日、記」
山地の渓流の縁や湿った林内に生える多年草。
猫の目草より早く開花する。
(猫の目草は、5月連休頃に上高地梓川沿いで見た。)
ヤマネコノメソウ(山猫の目草);
茎の基部は少し膨らみ花後に楕円状で有毛の珠芽ができる。
根出葉は長さ2〜7cmで、軟毛がまばらに生える柄がある。
葉身は腎円形で、長さ10mm前後、幅20mm前後、基部は心形。
縁には7〜11個の浅くて先端が平らな鋸歯があり、両面ともほぼ無毛。
花茎は、直立し上部で分枝、枝先に黄緑色の花を纏まってつける。
花の直径は5mm程で花弁の様に見えるのは、4個の萼で黄緑色。
萼のもとの部分は、派手さはないが美しい。
開花時の萼は平らに開いているが、花が咲いた後は直立する。
全体の雰囲気はネコノメソウに似ているが、葉のつき方が違う。
ネコノメソウは対生だが、ヤマネコノメソウは互生で雄蕊4個。
花後、花茎の基の部分に毛の生えた紫色のむかごができる。
(むかご;茎が肥大化して形成された肉芽)
「令和陸年(皇紀2684年)3月12日、記」