《 雅羅・/・襍囈〝谷間の花〟❖ ’24-91❖ 》

静かな佇まいのヒカゲツツジ(日陰躑躅)
近寄って見ると楚々としている。
葉も独特の風合いがある。
(上の3画像は借物)

ヒカゲツツジ(日陰躑躅) ツツジ科(Ericaceae)
学名: Rhododendron keiskei Miq.
別名:サワテラシ(沢照らし)。

《 しばらく見ていない樹花〝3月花XXIV〟》
ヒカゲツツジ(日陰躑躅);在来種(日本固有種)
和名は日陰に生えることに由来するが、日陰に限らない。
別名の様に河岸の岩場でも生える常緑広葉低木。
山梨県上原市の坪山(1102m)は日陰躑躅と岩団扇の自生地。
我が青年の頃は、それこそ静かな低山登山の場であった。
最近は、登山道等が整備され訪れる人が増えたと聞いている。
艶やかな躑躅は多いが、地味だが薄黄色の躑躅に魅了される。
樹高は、120cm位。幹は灰褐色~灰白色。葉は、緑色で長楕円形。
枝先に集まり先が尖り薄い革質で鋸歯無い。先端に腺状突起がある。
葉の両面に鱗状毛があり防寒の役目をしてるか。落葉せずに常緑。
4月頃に薄黄色の石楠花に似た花を2~3輪咲かせる。
花径は3~4cm、漏斗状で先端が5深裂し外面には鱗状毛がある。
雌蕊は1本,雄蕊は10本、花糸は長く白色の軟毛がある。葯は橙色。
花柄は、長さ1.5㎜。黄色の躑躅は少なく貴重な存在だ。
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IB類」

僕の誕生日頃に咲く樹花。佇まいが好きな花である。

「令和陸年(皇紀2684年)3月31日、記」
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