《 雅羅・/・襍囈〝3月花XIV〟❖ ’24-75 ❖ 》

ハマダイコン(浜大根) アブラナ科(Brassicaceae)
学名:Raphanus sativus L. var. raphanistroides (Makino) Makino
別名:ノダイコン(野大根)
** 画像は借物**
** 画像は借物**
《 かつての3月15日に見た花;ハマダイコン(浜大根)》
栽培されている日本の食用ダイコンは渡来物、古くは「おおね」と呼ばれていた。
ダイコンは古くからの栽培種であり、ハツカダイコンに近いと考えられてきた。
ハツカダイコンを基準変種とし、その変種 として分類されている。
ハマダイコンはハツカダイコンの変種か、食用ダイコンの品種と考えられてきた。
最近の遺伝子的な研究によれば、古い時代に野生化した自生種に近いと判明した。
栽培種を海岸の砂地に植えても生育せず、明らかに園芸種とは異なると言えようか。
根は円柱形、太さ1㎝ほどで、硬く、大根のように太くならない。
海岸の砂浜近くで、群生がよく見られるハマダイコン。人気は、いまいちだが。
葉は、両面に毛を散生し、葉柄と共に長さ5〜20cm、幅2〜5cm。
羽状に全裂し側小葉は2〜7対。縁は、緩やかな鋸歯がある。
花は淡紫色、稀に白色(直径2㎝位)、花弁は4枚、紫脈があり基部は長い爪がある。
浜辺、特に砂浜と土の境界辺りに好んで生える。
ハマダイコンの葉11月は柔らかい若葉が伸びてきた頃で、食用になる。
伸張すると硬くなるので、若く、やわらかいものを摘み食する。
花が咲いた後のハマダイコンの根は、ゴボウ(牛蒡)以上に硬い芯が出来る。
*       *       *
平成28年(2016)頃に、鎌倉市由比ガ浜自生の浜大根を栽培し、
”鎌倉大根”と名付けて市販をはじめている。
新たな鎌倉野菜として定着しているのか!?!我が家族は注目している。
11月下旬 佐助稲荷神社で鎌倉大根収穫祭が行われている。
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最近は、馬堀海岸~走水周辺を散策していない。
馬堀海岸は、かつて遠浅の海岸で夏は海水浴場で賑わった。
走水は、地元の人が行く海水浴場の場であった。
四季を通して植物も色々見えたが、多くが消えてしまった。
そんな中で浜大根は、頑強に我々にその存在を誇示している。
頑強な植物って感じる。でも花姿は楚々と・風に揺れている。
**  横須賀市走水  ❖ 1992/03/15❖ に咲いてた浜大根 **

「令和陸年(皇紀2684年)3月15日、記」


 
 
 
 




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