“暖かき色の薔薇”《襍感・/・点描‘18-09》

シュペールバルク(Speelwark)
薔薇 「シュネービッチェン(白雪姫・Schneeweiβchen)」

冬期オリンピック、日本人選手の活躍、心から敬意を表します。
少し運動をしてたから競技者の心は少しわかる。
スポーツサイエンスを叫び居た頃が懐かしい。
未だ競技を終えて居らない総ての競技者にエールを送りたい!!
このオリンピック、競技を見聞きしていると感極まることがあった。
男子ジャンプラージヒル競技での葛西紀明選手には、涙も出ない程に。
風との戦いだろうか、不運と言えようか???
彼の今後は、如何になるかわからないが・・・!
僕の感慨は、葛西紀明選手に「国民栄誉賞」を、是非にと思う。

《時節感慨・・呟記・・》
最近なんかぁあ、、、懐古的なことが脳裏を走ってばかりだ!?!
今年は、この時期になっても早咲き桜が蕾みにも至っていない???
当たり前か、2月という時期に咲く薔薇は、戸外では余り見かけない。
だが園芸的作出者は、時期を調整して見事に花を咲かせる。
昔、冬の時期に新たに交配させた薔薇を頂いた事があった。
シュペールバルク(Speelwark)と名付けられた薔薇。
作出は、ドイツ コルデス、ハイブリッドティ系の薔薇だ。
クリームイエローに薄っすらピンクが交じる、一寸変わった色合い。
半剣弁高芯咲きで大輪、微かに香りがある。
頂いた一枝を粗末に扱ってしまい枯らしてしまった。
後に見事な薔薇の群花を見に行って、己の対処を情けなく思った。

南ドイツのバーデン・バーデン(Baden Baden)は、国際的な都市。
美しい自然と温泉が有名な観光地。Badenとは、温泉の事。
独逸の地名で、Bad~~とある地は、大方・温泉が湧く地だ。
Baden Baden市の郊外に新バラ庭園 (Rosenneuheitengarten)がある。
ボイティッヒ(Beutig)山の麓、森の中にある美しいバラ園。
そこで観た色々な薔薇は、圧巻だった。勿論、Speelwarkもあった。
石像等を上手く配置、世界バラ協会から優秀ガーデン賞を受賞している。
お国柄、園芸種も数多い。中で最も好きな薔薇は、「白雪姫」!!
半八重咲きの中輪花で、ひとつの枝にまとまって咲くのが特徴。
純白のフロリバンダ(房咲き品種)の中でも清楚で気品高い。
1983年に世界バラ会連合の殿堂入りをはたした薔薇、それが「白雪姫」。
「アイスバーグ」《(Iceberg)「氷山」という意味》と一般に言われてる。
別名の「シュネービッチェン(白雪姫・Schneeweiβchen)」の方が好き。

*   *   *   *   *

こんな時期に薔薇の話をするのには、一寸・・・わけがあるm(._.)m(^з^)。
2月14日は“St. Valentine's day”。もはや僕には縁遠い日のはずが!!
2月のはじめにシュペールバルク(Speelwark)一株と会食の招待状が届いた。
子供の頃を知っている若い女性からであった。
招待状には、ブラックタイ着用とある。何事かと思い本人に連絡すると。。。!
2月14日に夕食を囲み、慰労??を兼ねて我々仲間の資料を使った返礼だと言う。
届けてくれたSpeelwarkは、昔の僕を知ってる知人からのプレゼントだとか、感謝。
「ブラックタイ」って、日本では余り馴染みがないが、西欧では珍しくない。
古いジャケットを引っ張りだして着て見るとちょっとキツイ、やはり歳だ!?!
ここ5~6年着ていない。何故か気分は上がる一方。ワクワクしながら出かけた。
会場に着いてみると、まるで結婚式披露宴会場!! 華やいた雰囲気だった。
くたびれた老人を労ってくれた式典と久し振りのフレンチフルコース。
メニュを見るとアヴァン・アミューズ・アミューズ・グールとあった。古風^^)。
最初に供される突き出しが2種類、コース11品!!なんとも豪華なこと。
締めのコーヒーは、通常と異なりブランデーがグラスで添えられていた。
コーヒーとブランデーを交互に飲むのが作法^^)。
今では、中々出会えないメニューだった。更に驚いたのは、食後の生演奏だった。
スムーズジャズ、 ラテンを織り交ぜたゴージャスなJazz Band、中に外国人もいた。
とりわけ楽しかったのは、かつて日本中を沸かせた「黒猫のタンゴ」が唄われた!?!
更には、由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」「タ・ヤ・タン」まで唄われて!!
懐かしいを通り越して驚きであった。若い彼等が僕の年代を思って選曲???
その実は違っていた。彼等がコピィーしていたバンドが「ピンク・マティーニ」。
「ピンク・マティーニ」ってモントルーのフェストで聞いていたバンド、二重の驚き。
更には、「ピンク・マティーニ」の来日時、由紀さんの「タ・ヤ・タン」を共演してた!!
何とも驚きの連続。オールド・スタイルのジャズを堪能・酔いしれさせてくれた。
暫く前に「Blue Note Tokyo」で聴いた「カロ・エメラルド」をも彷彿とさせる唄いっぷり。
酔しびれた、、、夜会だった。高3の時初めて貰ったヴァレンタインデーのプレゼント。
そして今回のプレゼント、初めてと最後のプレゼントだろう!!!
この1週間、想いは色々、古い映画を思い出した“Random harvest”
やっぱり・・・・歳だなぁ~~~っておもった。


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“新種の樹花!?!”《襍感・/・点描‘18-08》

以上の画像は、下記サイトより転載いたしました。
http://na2ka4.blog.fc2.com/blog-entry-6154.html

《時節感慨・・呟記・・》
ファルコンさんが、既にご紹介されていますが、嬉しい報に感慨をm(._.)m。
*   *   *   *   *
・・・・・紀伊民放より抜粋・・・・・
紀伊半島の自然に詳しい人たちから「南部に変わった桜がある」
という話を聞いたのは10年余り前のこと。
その桜が先日、新種の可能性がある「クマノザクラ」として発表された。
日本に生育する桜の野生種は9種類。
そのうち紀伊半島南部にはヤマザクラ、カスミザクラ、エドヒガンの3種が自生する。
新種と確認されれば、国内では100年ぶりのことというから楽しみだ。
この発表を聞いて、紀伊半島の森林でフィールドワークを続け、
昆虫を通して自然の多様性を語った生物学者後藤伸さんを思い出した。
紀伊半島南部には、寒冷地に生息する昆虫が近畿北部より多いなど多様性、特異性がある。
後藤さんは、動植物の分布を温度の違いから考える生物界の常識に対して、
雨が多い紀伊半島では「水の視点」から考えなければいけないと異を唱えた。
そのような豊かな自然が固有の桜を育んできたのだろう。
クマノザクラが多く自生しているのは古座川町や串本町、
田辺市の安川渓谷、奈良県十津川村、三重県熊野市など。
それ以外にもっと広く分布している可能性があり、
調査をしている森林総合研究所や県林業試験場は広く情報提供を求めている。
遠くからでも分かる鮮やかなピンク色の花と、
花の時期に葉が出ていないことがヤマザクラとの大きな違いという。

*   *   *   *   *

新たに「クマノザクラ(仮称)」と命名された桜。
野生の桜に思うのは、原生自然環境の保全ということだ。
自然環境の開発に際して充分な調査・検証分析を願いたいってことである。
都市計画法の中に、大開発地の「表土の保全」と言う項目がある。
これは、自然保護と謳われ、「古都保存法」の存在が活かされた結果でもあった。
日本文化の歴史の中で、「鎮守の森」と称され大切にしてきた背景も加味される。
日本の社寺仏閣と自然(森)のつながりは、とっても厚く深い。
そんな自然環境・森林は、日本文化・歴史の中枢に位置していよう。
野生種も園芸種も日本文化にとって大きな存在である。
園芸種が、植物の世界で色々試されている。これを止めさせる反対論者は少ない。
その他方で、「盆栽」を植物への虐待、という人々が居る。
その主張者に聞いたことがあるが、園芸種はよいって?? これは論理矛盾では?
「盆栽」は、日本固有文化の発展だと思ってやまない。生き証拠だ。
現代では、DNA鑑定で植物の歴史・流れが分るように成った。
新種の野生桜が大切に原生として保全して欲しい、と強く願う。

伊豆半島に、野生と思える、否、自然交配??されたと思える珍しい紫陽花が点在する。
関心を以って数年前から観察しているが、珍しい・・楽しいに尽きる。
だが未だ正式に特定されておらないがためか?ある所の紫陽花が伐採されてしまった。
観察に訪れてショックだった。根が生きていれば、茎を伸ばすかもしれないが開花は先!
認定・特定されるまでは致し方のないことだろうが!!
個人所有地、山奥では自生してるが、海辺では存在自体が不思議。とっても貴重だ。

危惧する植物に、否、場所が今ひとつある。
観光地!?!たる古都鎌倉にあって埋もれた植物に孫文蓮と言われる蓮がある。
孫文蓮は古代蓮、大賀蓮と言われる古代蓮とは、別の種からの開花した蓮である。
鎌倉にも古代蓮(大賀ハスの分植??)と言われる存在はあるのだが、、、。
鎌倉鶴岡八幡宮の源平池(源氏池)にあったはずの古代蓮は、孫文蓮である。
1976年7月に孫文蓮の種子保存者、田中隆俊さんから源氏池に分植頂いた蓮である。
文面的記録は、あるのだ。そのことを鎌倉市関係者に提示したが、未だはっきりとしない。
八幡宮、鎌倉市も近代・現代史として蓮のDNAを調査して頂きたい。
現存していれば生きた証拠になる。埋もれさせたくないことだ。
孫文蓮は、下関市長府庭園で見れる。同じDNAであったら新たなロマンが生まれる^^)。



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“早咲き花?”《襍感・/・点描‘18-07》

クチベニスイセン(口紅水仙):ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
スイセン属 Narcissus、学名:Narcissus poeticus L.
別名:ポエティカス(Poeticus)

《時節感慨・・呟記・・》
「くちべにすいせん」
英国王立園芸協会では、水仙を11種に分類、多種多様と紹介している。
一茎に一花、花の中心に見える副冠が花弁の3分の1より短い。
何よりも副冠の縁が赤い特徴を持つのが「クチベニズイセン(口紅水仙)」。
普通、春温かい頃に爛漫のごとくに咲くが、早、里山で咲き始めていた。
英名で‘Poeticus narcissi’と言われる様に「詩人の心」に相応しい姿。
優雅で品の良い花だ。園芸種に副花冠の色に変化をもたせたものもあるが??
花期が4~5月の晩生種。心を魅了する香りのよい遅咲きのスイセン(水仙)。
スイセンは漢名の音読みで、仙人は天にあるを天仙、地にあるを地仙、
水にあるを水仙という中国古典に由来、水辺に咲く姿を仙人に喩えたと言われる。
又、水面に映った自分の姿に恋をして焦がれ死んだ・・・
ギリシャ神話の美少年ナルキッソスの生まれ変わり花とも言われている。
花言葉の「自己愛」「自惚れ」よりも「すてきな装い」「詩人の心」のほうがいい。
野山にも春の訪れを感じることができる。
雪国の豪雪に苦労されてる人々には申し訳ないがm(._.)m(^з^)。

冬期オリンピックが始まった。日本人選手にエール送る\(^o^)/!!
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“春らしい野花”《襍感・/・点描‘18-04》

サクラソウ(桜草) サクラソウ科(Primulaceae)
学名:Primula sieboldii E.Morren
別名: ニホンサクラソウ(日本桜草)
近づいて見ると、どことなく愛嬌がある。

サクラソウ(桜草)、花の色、形がサクラに似て??湿気の多い野原を好む。
家庭でよく見かけるのは、プリムラ(セイヨウサクラソウ)等、園芸種が多い。
里山で見た花は、日本各地に自生している野草のようだ。
日本各地に自生していた桜草だが生育地は減少、準絶滅危惧種 (NT)に指定されてる。
自生地である埼玉県の田島ヶ原の桜草は、国の特別天然記念物に指定された。
埼玉県の花、さいたま市の花でもある。それほどに貴重な野草に成ってしまった。
全体に白色の軟毛がある。葉は根際に多数集まり、惰円形でしわが多い。
縁は浅く切れ込み、裂片には鋸歯がある。花は淡紅色、紅紫色。
花冠は基部が細い筒形、先が深く5裂して平開し、さらに先が2裂する。
雄しべが長いもの、短いものと2タイプある。
里山で見たこの花、今年は開花が昨年の初見より2週間も早い!?!

《時節感慨・・呟記・・》
里山の花々、開花が早いものと遅いものがある。
河津桜は、未だ小さな蕾み、花芽のように見えた。
首都圏に寒波が押し寄せ、降雪があった。今、そこはどうなっているか?!
我が家の庭、日陰には未だ雪が残っている。
今朝も冷え込み、氷点下??度、水溜りは氷が張っていた。

最近、朝6時頃に朝食をとっている。
一日で唯一僕がテレビを見る時。朝のニュース番組だ。
愈々冬期オリンピックが迫ってきた。其れを扱う内容が多い。
願わくば日本の選手に幸あれって思うのだ。
選ばれし競技者、「純粋」「真摯」。こんな言葉を競技者に思うが、
競技者を政治利用してる開催国首脳陣。段々と腹が立ってきた。
国際オリンピック委員会の態様・対応には失望する。
各種の競技、「世界大会」がある。そこが世界一を争う大会で良いのでは。
オリンピックは、順位を争うのではなく、お祭り騒ぎで良いのでは!?!
テレビを観ながらオリンピックってなんだろう、って。。。!
国内外の政治情勢を聞いていると「政治家」は、欲の駆け引き者にみえる。

1964年10月10日東京オリンピックが開催された。
大学受験というのに夏休みに山へ2回も行った。其れも担任の先生方と。
そしてオリンピック開催中は、東京の会場・江ノ島のヨット等へと足蹴く通った。
懐かしく思い出す。受験勉強なんてした記憶が余り無い。
其の頃を思い起こすと、真っ先に出てくるのは、FEN(極東ラジオ放送)。
中でも週末のカントリー・ブルーグラス音楽をあつかった番組。
知り合いの牧師さんにギター・バンジョー、オートハープを習った^^)りもした。
昔の真空管アンプの柔らかさ、JBLスピーカーの繊細さ今の機材より好きな音質だ。
憧れのミュージシャンが、次々と他界されていくけど映像・音は、いまでも聞ける。
時代は、流れているが記録は、残っている。
人物的に見ると、懐かしい「黒髪」が、今や「白髪」!! でもそれなりにカッコいい。

目の前のTVに写っている隣国の大統領等々の要人、50年後にはどのように見えるか??
我が国の現総理大臣、50年後は、きっと尊敬を以ってかっこよく写っているだろう。
過去・現在・将来と思いを巡らせた。米国のブルーグラス音楽を生で聴きに行きたくなった。


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“地元里山にも華が”《襍感・/・点描‘18-03》

ヒイラギナンテン(柊南天) メギ科(Berberidaceae)
学名:Mahonia japonica (Thunb.)DC.
「泉の森」

ヒイラギナンテン(柊南天);
葉がヒイラギに似、実がナンテンに似ているのが名前の由来か!?!。
だが、花はナンテンに似ていないし、色も黄色い。
常緑と云われるが、陽あたりで気温が低くなる場所では紅葉する。
台湾原産の帰化種植物。トウナンテン(唐南天)と呼ばれたりする。
今年は、開花が昨年の初見より2週間も早い!?!

《時節感慨・・呟記・・》
里山で花らしい花と今年はじめてであった。
葉は5~8対の小葉。小葉の鋸歯先端は棘になっている。
外側に花弁の様に見えるは顎片で、花弁は中心部の筒状が其れだ。。
暑さ寒さ、乾燥にも比較的強く、日陰にも強くたくましい。
先の日曜日に見つけた花、静かな光景だった。
見かけた場所近くに三脚を立てたカメラマンが鳥の飛来を待っていた。
鳥の表情を捕える「一瞬」って、忍耐あるのみって感じだ。
自宅に帰ってネットニュースを読むと、うんざり。
スポーツの祭典が、歪められ政治利用されてる。
呆れるより、怒りだ。主催国の対応、言葉を持てない??
而して、オリンピック委員会の表明は、全くの政治対応ではないか!
そんなことを思っていたら、本白根山が、水蒸気爆発した。
火山観測の難しさを再認識する出来事だ。被災者も出た。
そんな中で、不可思議なことがある。
亡くなった方が、自衛隊員で訓練中の事であって情報が少ないのか?
何れにしても厳冬下での訓練、そんなプロでも避けられなかった自然災害。
殉職された隊員の方のご冥福をお祈りしたい。
我々一般庶民の知らない所で日夜訓練されておられる方々の立場は如何に!
国会が開催される。当に「自衛隊員」の立場を明確にしないといけない。
隣国との外交、日本の基本的防衛等々、「憲法」の見直しは不可欠である。
「戦争ができる」憲法ではない。「自国を守る」憲法にする時だ。
野党・一政党として「護憲」か否かを鮮明にして頂きたい。
より良き憲法に向かって議論をするならよろしいが、
護憲・護憲と標榜される方々は、捨て置け・・・って申し上げたい。
机上の空論、条文解釈ではなく、真の日本国のあり方を議論して欲しい。
付け刃ではなく、憲法全体を考える、其の第一問題が「憲法9条」。
将来に向けて、憲法の見直し熟考を国会議員諸氏に求めたい。
日本は、海に囲まれた国だ。海上保安庁をもっと強化するべきでは!?!
同時に海上自衛隊・航空自衛隊・陸上自衛隊の人的擁護はより 必要である。
空虚な議論ではなく、国民の安全に努めている人々に予算をつけるべきだ。
体たらくな議員経費など削減すべきだって思える。


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“鏡開き”《襍感・/・点描‘18-02》

アズキ(小豆) マメ科(Fabaceae/Leguminosae)
学名:Vigna angularis
画像中、尖った角のようなものが、アズキの実。
このサヤの中にアズキ豆が入っている。

《時節感慨・・呟記・・》
関東地方では、1月11日を鏡開き(かがみびらき)としている。
鏡開きで正月気分がぬけた、と昔を思い出す。
お供えの鏡餅をこわしていただく。お供えは、床の間に大きなもの、神棚に小さな物を供えた。
床の間の鏡餅を割ってお汁粉に入れて食べたのが、11日であった。
神棚にお供えしたものを細かく砕いてあられにして食べたりもする。
*     *     *     *     *
おしるこに使う小豆は、夏に綺麗な黄色い花を咲かせるが、都会では余り見かけない。
アズキ(小豆)は、和菓子、羊羹、赤飯などの原料。花は、ラッカセイと同じ黄色の花。
*     *     *     *     *
食用アズキとは別にノアズキと呼ばれる野生種がある(自生地は見たことがない)。
ノアズキ(野小豆) マメ科(Fabaceae/Leguminosae) 学名:Dunbaria villosa
別名: ヒメクズ(姫葛)
野生のアズキという意味だが、つる性で食用にはならない由。
よく似たヤブツルアズキがアズキの原種と言われている。
葉がクズに似ることから、別名ヒメクズ(姫葛)。 開花期は、9月~10月。

※    ※   ※    ※   ※    ※   ※    
お汁粉、ぜんざいの違いは、よく知らないが地方的表現の違いか!?!
子供の頃、母の実家、北海道の伯母が、小豆を毎年、沢山送って下さった。
物不足の首都圏だったが、小豆料理は事欠かない。感謝感謝だった。
正月の雑煮から始まり七草粥、鏡開きで正月気分は抜けた様に思い起こす。
子供頃の正月は、お年玉に始まる。元旦の朝食の時に父親から貰った。
朝食後、ご近所に年始の挨拶、親についていくのも楽しみだった。
挨拶に行く先々でお年玉を貰えるのだから。元旦の午後は、神社に家族で初詣。
二日から子供達は、遊び始める。男の子は、凧揚げとか、コマ回しだった。
「もういくつ寝ると お正月 お正月には凧揚げて コマを回して遊びましょう♪」
童謡「お正月」の歌詞にあるように、凧揚げはお正月の定番遊びだった。
昨今は、住宅事情もあって、正月の凧揚げする場が余り無い。
正月遊びのコマ回し、最近の子供達には、余り見かけない風情だ。
昔、コマ回しには、麻ひもを使った。あの原材料の麻は、現在は、育成禁止植物??
日本の伝統文化が、消えていくのはなんとも寂しい。
初詣は、風物詩として消えないだろうが、「福笑い」など家庭で行われているか??
正月遊び、日本の伝統的な遊びであった。子供達で作って遊んだものだ。
正月の「お飾り」と同時に門前に三が日には国旗を竿で立てた。これは子供の役割。
家族の役割分担が、しっかりとあった気がする。
女の子の遊びに「お手玉」があった(正月に限らなかったと思うが)。
送って頂いた小豆がたくさんあったことから、母はお手玉の中に小豆を使っていた。
数珠を入れたりもしたが、小豆の方が重く使い勝手が良かった、と記憶してる。
古い布を使ってのお手玉作りは、母子の共同作業だったか!?!
創る喜びを実感でき、ものを大事に使う事をも覚えさせてくれた様に感じる。
「戦後の動乱期」に育った団塊世代が、和文化・伝統をしっかりと次世代に継承させる。
戦後教育の偏向は、一種の洗脳でもあった。今こそ見直せる、と思うのだ。
民主主義・平和感覚、「成人の日」に若者よりいづる感性に未来は明るいって感じた。
日本を主導している国会議員の一部に、私利私欲に走っている議員を見た(私感)。
保守とか左派・左翼を己と対峙して思えた年頭。お供えを叩き壊しながら色々思った。
とりとめなく色々と思い浮かべたが、今の日本人は、少々平和ボケしてるって感じてる。
身の回りの人々には、真摯に事象と対峙しようとのたもうている。


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“初春見「樹花」”《襍感・/・点描‘18-01》

シナマンサク(支那満作) マンサク科(Hamamelidaceae)
学名:Hamamelis mollis D.Oliver
「泉の森」

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シナマンサク(支那満作);
中国原産のマンサクは、日本に自生するマンサクに較べ花期が早く花に香リがある。
日本産の葉は黄色に色づくが、シナマンサクは赤みお帯び鮮やかに紅葉する。
シナマンサクは、花期が早く枯れ葉が残っている事も多く趣がある。
落葉木で葉に軟毛があり、マンサク類中、1番花が大きい。帰化種といえる。
  
《時節感慨・・ひとりごと・・》
隣国の国家態勢の酷さが、又々露呈した。もはや法治国家とは言えなくなった。
外交など関係ない。こうした国々と相対する日本政府は、なんとも大変だ??
「ダブルスタンダード」とは言い得て妙なことだ。

「支那」なる表現、身近には支那そば(ラーメンを指す言葉か?)を思い出す。
わたくし的感覚だが、子供の頃、戦争の悲惨さを思ったのは「傷痍軍人」の姿だった。
「朝鮮」なる言葉の思い出に良いことはない。
1960年代、横浜周辺で「朝鮮人高等学校」を「チョン高」と呼び恐れていた。
一部の人達のことだが、チョン高生と日本人高校生との暴力事件があった。
当時、横浜駅西口商店街の裏は、危ない・怖い・・で学生服を着て歩けなかった。
日本人高校生と見るや恐喝・たかりが横行してたから。
後に「拉致事件」が表面化した時、マスコミ・政治家が事件を否定していた!?!
個人的には、確信的にありうる・・・怖いことだ、と思っていた。
大学生時代、民事訴訟法ゼミに在籍したが、憲法を学び始めた原点は、日米安保だ。
国の安全保障、国民・人権問題等々を思えば、憲法改正、それも全面的改正。
否、現憲法を廃棄して、「大日本帝国憲法」を全面改正すべきと思っている。
2千年にも及ぶ伝統に立脚した国の基本法を構築するのが21世紀の課題ではないか。
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“魅せる「白花」”《襍感・/・点描‘17-29》

サザンカ(山茶花) ツバキ科(Theaceae)
学名:Camellia sasanqua
「泉の森」

※   ※   ※   ※   ※   ※   ※
サザンカ(山茶花)とツバキ(椿)の見分け方は、花の散り方。
サザンカは一枚一花びらを落していくが、ツバキは花が丸ごと根元から落ちる。
日本固有の自生植物。自生地は四国、九州、沖縄などの温暖地。
自生種は白色花っと言われているが、未だ自生地の花を見ていない。
広く栽培され花色は白、ピンク、赤など多彩。
垣根の樹高の低いカンツバキ(寒椿)とウリ二つだ。
樹高の高いタチカンツバキ(立寒椿)は、園芸品種のシシガシラである。
*   *   *   *   *  
《時節感慨・・ひとりごと・・》
今年の国会の酷さ、野党が意気盛んのように見えたが弱点を晒しただけで。。。!
だが将来的に国民個々が真摯に考える場を与えられ、結果オーライだったかも。
私的には、国際社会、とりわけ韓国の酷さが露呈した事で少し脳裏がすっきりした。
問題の「慰安婦問題」だが、【「慰安婦」日韓合意】の隠れていた部分が露呈した。
外交上、決してすぐには出てこない交渉過程が2年で表に・・・驚きであった。
韓国外相直属の作業部会が交渉過程を一方的に公表した、ありえない話だ。
しかしながら、中身が知らされると、日本外交交渉の正当性が垣間見れた。
《「外相同士という政府のハイレベルで『慰安婦を性奴隷』と呼ぶのは不適切だと指摘し、
それを韓国が了承した。これは大きい」。当時、こう聞いた通りに韓国は合意の非公開部分で、
政府が使用する公式名称は「『日本軍慰安婦被害者問題』のみである」と確認していた。》
《また、ソウルの日本大使館前の慰安婦像の移転に関し、韓国が関連団体の説得に努力することや、
第三国で像・碑設置を支援しないことが合意されていたことも改めて明確となった。
表に出た以上に、日本外交は成果を挙げていた。》
《韓国は今回、二重の意味で墓穴を掘ったといえる。
原則として、30年間非公開とされる外交文書をわずか2年で公表したことで、
約束や秘密を守れない国であることを自ら露呈した。
さらに韓国政府として、慰安婦が性奴隷ではないと認めていたこともバレてしまった。》
《文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、
「日韓合意で慰安婦問題が解決できないことを改めて明確にする」と表明したが、
日本にとっては既に終わった話である。非公開だった部分を含め、
日本側は10億円の拠出など約束を果たしており、後は韓国の国内問題でしかない。
「ここまでやった上で約束を破ったら、韓国は国際社会の一員として終わる」。
小紙は27年12月30日付朝刊で、安倍晋三首相が日韓合意後に周囲にこう語ったと報じた。
韓国は今、その方向へと突き進んでいる。》
***以上《》内記事は、産経新聞Webサイトによる。***
慰安婦問題の火付けを行った「朝日新聞」は、まるで他人事のように新聞報道をしている。
己の初信が国際世論に与えた誤った認識への謝罪が全く見られないのは、其れこそ不可解である。
「朝日新聞」は、反日思考しかないのか、憂うのは良しとしても良き方向性を全く示さない。
単なる反国家、国家転覆を主導してるだけだ。現実を直視出来ないのは余りにも情けない。
昭和30年代から40年代にかけて伝統文化・市民文化を懸命に盛り上げた朝日の現場記者、
彼等は、今、何を感じているだろうか。
花・植物の生き様に哲学を思う1年であった。ブログルでも色々学ばせて頂いた。
来年は、より良き方向に向かってほしい。ブログルの皆さんも良き年になります様にm(._.)m。
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“魅せる「葉」”《襍感・/・点描‘17-28》

フカギレオオモミジ(深切れ大紅葉) ムクロジ科(Sapindaceae)
学名:Acer amoenum Carr. form. palmatipartitum (Koidz.) K.Ogata

※   ※   ※   ※   ※   ※   ※
フカギレオオモミジは、オオモミジの仲間で葉の切れ込みが深いことに由来する。
別に、浅い切れ込み葉のものはヒロハモミジと呼ばれている。
葉形は、エンコウカエデに似るが、葉に鋸歯があり赤く紅葉する。
日本固有種で、 山地に見られる。
*   *   *   *   *  
《時節感慨・・ひとりごと・・》
公私に渡り忙しく動いていた今年だが、身体は実に悲鳴をあげていたようだ。
のんびりと隠居生活を満喫しようなどと、少々あまかった。
老骨に鞭打てる・・・有り難いこと、と思うことにした^^)。
そんなわけで紅葉の名所!!を訪れていない。
我が居所の近くに枯れた風情を見せる古木があり、目を休めに散歩した。
色合い。。。風情ともに申し分なく、心身ともに癒やされた。
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“再発見植物!!”《襍感・/・野華‘17-29》

開花したラン科の「シマクモキリソウ」
(2017年11月17日午後、茨城県つくば市で撮影、国立科学博物館提供)


幻のランが79年ぶり開花-絶滅懸念植物、南硫黄島で発見!!
(2017.11.17 20:16 産経新聞webニュースより)
「1938年に小笠原諸島の父島で採取されたのを最後に、
絶滅したと考えられていたラン科の植物「シマクモキリソウ」を約300キロ離れた南硫黄島で発見し、
栽培して花を咲かせるのに成功したと国立科学博物館が17日発表した。
79年ぶりとなる幻のランの開花を見た国立博物館の遊川知久研究員は、
ランを30年研究してきたが、生きている間に見られるとは思っていなかった、と興奮している。」
*   *   *   以下、資料よりの説明   *   *   *
シマクモキリソウは小笠原諸島の固有種。父島では人が入植した影響で、すでに絶滅したとみられていた。
今年6月、南硫黄島の自然環境を調査していた東京都や首都大学東京のチームが、
標高700メートル付近の林周辺で未開花の株を発見。
3株を採取して国立博物館の筑波実験植物園で育てると、うち1株が11月16日に開花した。
「シマクモキリソウ」とは、小笠原諸島に生息する日本固有の植物。
花は長さ1センチほどの緑色、花びらの奥が紫がかった茶色をしている。
ラン科 クモキリソウ属
学名;Liparis hostifolia(Koidz.) Koidz. ex Nakai 絶滅危惧IA類
世界には約300種ほどのクモキリソウ属の植物があると言われていて日本および朝鮮半島に分布している。
シマクモキリソウが最後に確認されたのは、1938年(昭和13年)小笠原諸島の父島であった。
今回はそこから約300キロ離れた、小笠原諸島の南硫黄島でシマクモキリソウの株を発見。
つくば市の国立科学博物館へ持ち帰られ、栽培して花を咲かせるのに大成功!
約80年もの間、ほぼ絶滅したと考えられていた植物だったので「まさに世紀の再発見!」
小笠原諸島(東京都小笠原村)といえば、日本が誇る自然の世界遺産の一つ。
大陸とつながったことのない海洋島で、島にたどり着いた生物だけが独自に進化した特異な生態系が見られる。
それらによって評価され、2011年自然遺産に登録された。
東京の南南東約1,000kmの太平洋上にあり、30余の島々で成り立っていて、その多くは無人島。
南硫黄島(みなみいおうとう)は、小笠原諸島中の無人島。
これまで人間が立ち入った影響が極めて少なく、原生の自然が保たれていることから
自然環境保全法に基づき、1975年(昭和50年)に「南硫黄島原生自然環境保全地域」に指定。
現在は全域が立入制限されていて、研究目的以外に上陸はできない。
南硫黄島の大きさや標高は、面積3.54キロ平米、周囲約7.5kmの大きさ。
千代田区の3分の1くらいで、無人島としてはかなり大きめ。
最高標高は916mで、伊豆諸島・小笠原諸島の中では最高峰とされてる。
南硫黄島はガラパゴス!
南硫黄島はまさに『絶滅危惧種の動植物生息地の宝庫』としても知られている。
シマクモキリソウに似た植物には、クモキリソウ、スズムシソウ等がある。
*   *   *   *   *   *   *

《時節感慨・・ひとりごと・・》
新嘗祭、神嘗祭とか勤労感謝の日と言われる11月23日。
秋の収穫に感謝する祭禮、「お米」に感謝する日でもある。
今、準備が進んでいる「天皇陛下の御譲位」日時も決まりつつあるようだ。
天皇が即位されて初めて行なう新嘗祭は、「大嘗祭」(だいじょうさい)、
「おおにえのまつり」とも呼ばれ、一代一度の大祭である。
時節を思うと、戦前・戦後という表現が脳裏をかすめる。
新嘗祭・神嘗祭が、勤労感謝の日になった。
同時期に「現行憲法」が施行された。

戦後70年余りを以って憲法改正論議がたかまっている。
そんなおり、天皇陛下のご譲位もある。何か巡り合わせを感じる。

古く「黄金の国、ジパング」と西欧で言われていた日本。
現代では、ライズ・デル・ガルテン(稲田公園)と謳い称賛されてる日本。
お米・伝統文化・天皇家、世界に冠たる歴史でもある。
「和の文化」「皇室の歴史」「米文化」を想う一日だった。






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