《 雅羅・/・襍囈〝2月11日〟❖ ’24-42 ❖ 》

門や玄関等に日の丸国旗を掲揚し... 門や玄関等に日の丸国旗を掲揚したものだ。我が家も最近は・・・。

《  “「梅花節(ばいかせつ)」今日は何の日!?!”  》
*建国記念の日*
1967年(昭和42年)から実施されている国民の祝日。
この日は、以前紀元節と奉祝されたが、終戦後廃止された。
建国の日ではなく、あくまでも建国を記念する日である。
それは、紀元節のイメージを抑えるために由。
紀元節;
1873(明治6)年から1948(昭和23)年まで祝日であった。
四大節(新年・紀元節・天長節・明治節)の一つであった。
日本書紀による神武天皇即位の日・紀元前660年1月1日を指し、
新暦(グレゴリオ暦)に換算し2月11日を祝日と定めた。
当初は1月29日だったが、翌年から2月11日に変更された。
戦後、日本国憲法の精神にそぐわないとして廃止されたが、
昭和41年に「建国記念の日」として復活したのである。
1873(明治6)年11月15日、紀元前660年を元年として「皇紀○年」、
という年の数えかたが作られたが、現在ではほとんど使われない。
「建国記念の日」の意味は、〝建国をしのび、国を愛する心を養う事〟
建国記念の日(2月11日)は、明治憲法下の時代には紀元節と呼ばれた祝日。
この時期に咲く花の名をとって「梅花節(ばいかせつ)」とも呼ばれていた。
名前は変わったが、日付を見れば戦前からの祝日である事は云うまでもない。
国民の祝日に関する法律の中の「建国記念の日」 
国民の祝日に関する法律に、祝日の日付と意味が示されている。
「建国記念の日 政令で定める日(2月11日)建国をしのび、国を愛する心を養う」
この建国記念の日に関しては、「政令で定める日」となっている。
建国記念の日は、戦前は紀元節と称していた。
日本書紀によればこの日は天皇家の祖とされる神武天皇が即位した日。
その日付を新暦(グレゴリオ暦)の日付に変換したものであった。
 戦後、日本国憲法下で再び祝日が作られることになったとき、
どのような日を祝日に取り上げるべきか国民の意識調査をしている。
結果は、元日、天皇誕生日に次いで、 80%以上の支持を得た祝日。
それが建国記念日で、その日付は紀元節と同じ2月11日であった。
しかしこの祝日を当時、事実上日本を統治していたGHQが許さなかった。
GHQ は、天皇家を中心とした国家神道による大日本帝国の復活を恐れ、
神武天皇即位の日を祝った紀元節の復活的祝日を許さなかったのであった。
*       *       *
昨今、はたび【旗日】という呼び方を聞かなくなった。死語って感じだ。
 〈 国旗を掲げて祝う 〉国民の祝日の意味しているのだが、
 「祝日(しゅくじつ)/祭日(さいじつ)/祝祭日(しゅくさいじつ)/旗日(はたび)」、
みな「祝うべき日。国が定めた祝いの日」を意味する。
「旗日」とは、祝祭日の伝統的表現で家ごとに国旗を掲げて祝う日を言った。
最近、国旗を持っている家も少ないか??各家庭で国旗を掲揚する場所もない。
「旗日」という表現は、言葉としても死語になってしまった。
今や祭日はなくなり、祝日のみになっているが、祝日と祭日の違いを知っておくべきだ。
祝日とは、建国や独立など、その国の大きな出来事や記念日を国が制定した日。
1948年に施行された「国民の祝日に関する法律」で定められ今では年間16日もある。
祝日には、3種類がある。
【国民の祝日】国が定めた、仕事や学校をお休みにする日。
【振替休日】日曜や他の祝日に被った時に、代わりの休みになる日。
【国民の休日】祝日ではない休みの日、前後が祝日である平日の休み。
そして、祭日とは皇室の祭典や神社のお祭りなど、宗教儀礼を行う日。
古くは皇室祭祀令という皇室の祭祀(宮中祭祀)に関する法令があった。
ここで祭日は定められていたが、1947年に廃止。
それによって、現在では祭日はなくなってしまった。
だが名称を変え継承している祝日がある。
* 紀元節(きげんせつ)→建国記念の日。
* 春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)→春分の日。
* 天皇誕生日→昭和の日。
* 秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)→秋分の日。
* 明治節(めいじせつ)→文化の日。
* 新嘗祭(にいなめさい)→勤労感謝の日。
【継承されず廃止になった祭日】
* 元始祭(げんしさい):1月3日。
* 新年宴会:1月5日。
* 神武天皇祭:4月3日。
* 神嘗祭(かんなめさい):10月17日。
* 大正天皇祭:12月25日。
 
以上、知識として覚えておくのも良いやに思う。

「令和陸年(皇紀2684年)2月11日、記」
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《雅羅・/・ 襍囈〝朔・紅葉?〟❖ ’24-41 ❖》

2024/02/10 泉の森・... 2024/02/10 泉の森・民家園。
カジイチゴ(梶苺)の葉  バラ... カジイチゴ(梶苺)の葉  バラ科(Rosaceae)
学名:Rubus trifidus
2024/02/10


2021/02/13 泉の森・... 2021/02/13 泉の森・民家園。
《  “河津桜の花は未だだが、葉の紅葉が見れた泉の森・民家園!?!”  》
朔。月と太陽の黄経差が0°となる日。旧暦では2/10が暦月の朔日。
旧暦の元日。旧暦正月朔日と言っても、何か・・響いてこない。
新・旧どちらにしても真冬、花の少ない季節だ。
そんな中、昨今は、気温が下がらず、シモバシラが見れない。
同じ園内にカジイチゴの葉(多分?)が、紅葉していた。
(梶苺)在来種、庭木としてよく栽培されている。
和名は、葉がカジノキに似ていることからに由。
新茎や新枝には軟毛、腺毛があり後に無毛となる。普通、刺はない。
葉は互生し、やや厚く掌状に3~7裂(5裂が多い)し、重鋸歯縁。
新葉の葉柄や主脈には腺毛があり、後に無毛となる。托葉は、狭惰円形。
ハチジョウイチゴも同じような場所に生え、花や葉がよく似ている。
若い茎に刺があり、茎や葉裏の脈に白毛があり、腺毛はない。
モミジイチゴ(長葉紅葉苺・・広義・・日本固有種)
Rubus palmatus Thunb. var. palmatus( ナガバモミジイチゴ)
茎や葉には刺がまばらに生える。茎の刺は曲がらず、葉柄や枝の刺は曲がる。
托葉は、披針形。葉身は、長卵形、重鋸歯縁、掌状に3~5裂し中裂片が特に大きい。葉の形や鋸歯には変異が多く、切れ込みが少ない場合もある。葉裏は緑色。
 
色々と思い巡らすと、やはり此の葉はカジイチゴの葉、と思える。
 
「令和陸年(皇紀2684年)2月10日、記」
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《雅羅・/・ 襍囈〝立春過ぎに〟❖ ’24-40 ❖》

《雅羅・/・ 襍囈〝立春過ぎに...
ウメ(唐梅) バラ科(Rosa... ウメ(唐梅) バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus mume Siebold et Zucc. ‘Tobai


梅・・和菓子!!... 梅・・和菓子!!


《今の季節に観える樹花・・植栽樹 !! 》
ウメ Prunus mumeは落葉小高木。高さ10mになるものもある由。
葉枝は長さ約1cmでアンズは2-3.5cm位なので区別できると言うが。。?
幹は、黒っぽく裂け目がある。樹皮は、硬い。
日本にも野生種が九州にあるらしいが、実見分した事がない。
奈良時代以前にはすでに中国より渡来しており、植栽されていた。
'唐梅'は緋梅系で木質部が赤く花も紅花。古くからの名品と云われて来た。 
唐梅性(とうばいしょう);
花が開花初期は淡ピンク色~赤色、終期は白色。 花柄が長く花は下向き。
唐梅(からうめ、とうばい)、唐梅枝垂(とうばいしだれ)、八重唐梅(やえとうばい)、
と梅の分類は明治時代の「梅譜(ばいふ)」(小川安村著)が基となっている。
豊後生、難波生、摩紅生、紅梅生、緋梅生、杏生、寒紅生、紅筆生、唐梅生の9種。
大別した上、野梅生(一重)、野生梅(八重)、野生梅(八重絞り)、野生梅(青軸)と区別。
銘花は、48種。343品種名は、343種もあると記録にあった。
梅の盆栽(梅盆)、梅の栽培方法、梅の調理法等々、ネット検索は容易だ。
*       *       *
近所を散歩、出掛ける場所場所で梅の木はよく見かけるが品種等は判別出来ず。
一括して“梅が咲いていた”と身近な家人に言っている。“園芸種”が多いなぁ!!
梅の花が、可憐に咲いている。そんな季節になった。
 
「令和陸年(皇紀2684年)2月9日、記」
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《雅羅・/・ 襍囈〝立春の頃Ⅲ〟❖ ’24-39 ❖》

《雅羅・/・ 襍囈〝立春の頃Ⅲ...
《雅羅・/・ 襍囈〝立春の頃Ⅲ...
《雅羅・/・ 襍囈〝立春の頃Ⅲ...
青色胡蝶蘭〈Blue Gene... 青色胡蝶蘭〈Blue Gene(ブルージーン)〉 ラン科(Orchidaceae)
学名:Phlaenopsis Blume
《 珍しい花色・・遺伝子組み換え !! 》
青色胡蝶蘭ブルージーンは遺伝子組み換えによる胡蝶蘭。
営利目的、非営利目的にかかわらず増殖、交雑、海外への持ち出しは禁止。
ブルージーンで現在登録中の内容
遺伝子組み換え花(OECD UI:ISK-311NR-4)
品種名:311NR 品種登録出願中(第35624号)
国内特許番号:第5548757号(17か国で特許取得)青色胡蝶蘭、
ブルージーンの特徴;~奇跡のめぐり逢い~
青いコチョウラン(Blue Gene)
コチョウランの仲間は東南アジアを中心に約 50 種、
花が大きくてカラフルな多くの品種は、殆どが人間の作出品種。
そんな胡蝶蘭の花色で青い色の品種は、中々出てこなかった由。
そしてついに登場したのが、遺伝子組換えの花色。
ツユクサの青色遺伝子を胡蝶蘭に導入して青色が出現した。
遺伝子組換え植物であるため、商品化するには条件がついた。
生態系を乱さない証明が求められていたが、
「国内の生物多様性へは影響しない」との結論が得られ、
令和 3 年 3 月に国の「一般ほ場での栽培及び販売」の承認を得た。
青色胡蝶蘭ブルージーンは中輪咲きの胡蝶蘭。「ミニ胡蝶蘭」とも云われる。
ブルージーンは、蕾や花弁の裏側にもブルーの世界が広がっている。
葉は、柔らかく薄い緑色をしているが葉揃いが規則性がない事が特徴。
*       *       *
植物の世界にも“遺伝子組み換え”で園芸種が現れているが!?!
人の・・人工的処理が無い、野の植物を目の前にしてこれで満足だ。
人間のエゴとも思える遺伝子組換えは如何かものか(個人的感情だが)?
 
「令和陸年(皇紀2684年)2月8日、記」
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《雅羅・/・ 襍囈〝立春の頃Ⅱ〟❖ ’24-38 ❖》

《雅羅・/・ 襍囈〝立春の頃Ⅱ...
ギョリュウバイ(檉柳梅) フト... ギョリュウバイ(檉柳梅) フトモモ科(Myrtaceae)
学名:Leptospermum scoparium J.R. et G.Forst.
《 今どきの花・・立春に似合う響き !! 》
ギョリュウバイ(御柳梅・檉柳梅);
帰化種の木でニュージーランド、タスマニア、オーストラリアが原産地。
ニュージーランドでは、マヌカ(manuka・マリオ語)としてよく知られている。
蜂蜜の蜜源になり、蜂蜜はマヌカハニー(manuka honey)として食されている。
栽培も盛んで、ピンクの5弁、紅色八重咲き、白色二重咲き、鮮紅色で一重咲き'、
深紅色一重咲き、紅色八重咲き、深紅色八重咲きなど多数の園芸品種がある。
日本には戦後に輸入され、観賞用、庭木として栽培されており1月から開花する。
高さ2~4mの低木。樹皮は縦に長く剥がれる。小枝や若葉は絹毛に被われる。
葉はほぼ無柄、狭披針形と卵形の2形あり堅い革質、鋭形、刺激臭がある。
花は腋生又はときに枝先に頂生、無柄、普通、単生。花托筒は広こま状。
萼裂片は三角形、早落性。花は直径約1㎝。花弁は長さ約6㎜、類円形。
白色~縁がピンク色、まれに赤色、開出する。花盤は五角状円形、緑色~暗赤色。
雄蕊は約20個、花柱より多いか、わずかに少なく、花弁より短い。
花糸は花柱より細い。子房は先が無毛。
細い枝を密に生やし、その枝に葉や花を多くつけるため、
生け垣や公園等に利用されている。
葉は硬く、小さく先端がとがった形をしており、
その葉の形が「御柳(または檉柳)|ギョリュウ」という樹木の葉に似て、
花は梅の花によく似ているため、二つを合わせて「御柳梅」と呼ばれるようになった。
御柳梅は蜜源植物で、抗菌作用や免疫力のアップに効用あり注目されている。
マヌカハニーは御柳梅の花から採れるハチミツだが、豊富な蜜が採れる品種は限られている。
マヌカとは、マオリ語で「復活の木」や「癒しの木」を意味する。
アロマオイルの原料であることからティーツリーとも云われている。
御柳梅の花色は、白、ピンク、赤などがあり、
咲き方も一重咲きや八重咲きなど品種が色々とある。
日本では落葉時期から翌年までと長い期間開花する。冬に咲く花として人気があるようだ。
花径は1~2cm程で、中央の花托が肥大化した花盤がよく目立つ。
株元から細い枝を密に伸ばし箒状に生い茂る。
*       *       *
滞在先の庭片隅に咲き誇っていた御柳梅、瀟洒だ!
目的地は、そこから山道をつたって数キロ先。
花は、陽加減で色が微妙に違ってみえた。
都会の雑踏が洗い流された様に感じる環境。
透き通っている。だが携帯電波が届かない谷間。
不便に思ったが、自然と一体化して楽園に感じる。
トレラーハウスに戻り脇の檉柳梅を眺めていると、
この花達、下界と天界の境に見えて来た。
 
「令和陸年(皇紀2684年)2月7日、記」
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《雅羅・/・ 襍囈〝立春の頃〟❖ ’24-37 ❖》

フクジュソウ(福寿草) キンポ... フクジュソウ(福寿草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Adonis ramosa Franch.
Adonis amurensis auct. non Regel et Radde
別名:元旦草 元日草 正月草 歳旦草
朔日草  長寿菊  長寿草  報春花  土満作、各地で色々な呼び名がある。
《 今どきの花・・立春に似合う響き !! 》
フクジュソウ(福寿草);
「輝きの黄色の花よ福寿草  子等の上にも届けよ福と寿」
以前「辻占福寿草」(金沢・諸江屋)と言うお菓子を頂いた事がある。
菓子の中に説明紙が入っていた。御神籤(おみくじ)の様な菓子!!
「昔から金沢名物「辻占福寿草」は粋で可愛らしい縁起菓子です。
折りたたまれた紙に、かならずおいで  おもいがよい  むねがやすまる
ほれたなか  ねてはもおかる  たよりをまつ」
なんとも遊び心ある和菓子だ。
*能登半島を襲った地震、改めてお見舞い申し上げます。*
 
覗きこむ子のふしぎ顔福寿草--良寛(りょうかん 1758-1831)。
江戸時代の曹洞宗の僧侶、無欲恬淡、生涯寺を持たなかった禅僧。
諸民の信頼厚く、難説法せず、自らも質素な生活を旨とされた。
「子供の純真な心こそが誠の仏の心」として、
子供たちとよく遊んだといわれている。
淡雪の中にたちたる 三千大千世界(みちあふち)
またその中に 沫雪(あわゆき)ぞ降る 良寛。
 
この節、正月用の鉢植えとして園芸店でみる「福寿草」だが、
野の福寿草は旧暦の正月頃に顔を見せる。
雪の下から鮮やかな黄金色の花を咲かせる、そんな風合いが似合う植物。
園芸品種である「福寿海」だが、身近に見てるのは殆どがこの「福寿海」。
「寿」と表現するは、八重咲きである事を意味するのだそうだ。
自生種は、どちらかと云えば寒地性の植物で、関東地方より北に多い。
そして太平洋側には、あまり自生していない。
「福寿草」は、古くは、賀正蘭、側金盞花、雪蓮などとも呼ばれていた。
日本の園芸書として最古の「花壇綱目」(1681年)にも、
「福寿草、花黄色、小輪也,正月より花咲。
元旦草、朔日草(ツイタチクサ)とも、福つく草とも俗に言」とある。
今の正月に飾られる花は室(むろ)での促成栽培で、
各地生地で咲くのは、2月下旬(早春)の頃。
地上部だけが枯れ翌年の早春まで眠ってしまうスプリング・エフェメラル。
野生自生種(日本固有種)は、なかなか見つけられなくなった。
*       *       *
所要で滞在してる先で、スプリング・エフェメラルに出会えた。
納屋裏の温かな所に開花し始めてる。半世紀も前から見られている由。
野生種・・野の花って感じる周り環境。田舎という表現、好きだ。
「令和陸年(皇紀2684年)2月6日、記」
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《雅羅・/・ 襍囈〝備忘録 '24-4〟❖ ’24-36 ❖》

《雅羅・/・ 襍囈〝備忘録 '...
《雅羅・/・ 襍囈〝備忘録 '...
《雅羅・/・ 襍囈〝備忘録 '...
ナガバサンショウソウ(長葉山椒... ナガバサンショウソウ(長葉山椒草)イラクサ科(Urticaceae)
学名:Pellionia yosiei H.Hara 
《 早急に見ておきたい花・一寸、おいそれと出掛けられない遠方だが !! 》
湿った林床に生育する。宮崎県と長崎県対馬だけに分布する日本の固有種。
森林破壊などにより自生地が消失しつつある。 
ナガバサンショウソウは,ごく限られた地域に生える珍しい植物。
葉が細長くて斑が入るのと葉縁が鋸歯の先で反りあがるのが顕著な特徴。
ナガバサンショウソウのほかサンショウソウにしか見られない特徴。
雌花の花被片や茎にはには微細な毛が生える。花期は秋から春に及ぶ。
絶滅危惧ⅠB類 (EN) 。
 
「令和陸年(皇紀2684年)2月5日、記」
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《雅羅・/・ 襍画〝備忘録 '24-3〟❖ ’24-35 ❖》

ナギイカダ(梛筏) クサスギカ... ナギイカダ(梛筏) クサスギカズラ科(Asparagaceae)
学名:Ruscus aculeatus L. 
ナギイカダ(梛筏)の若い花??... ナギイカダ(梛筏)の若い花??
上記2画像は、借り物。
《 未見の植物、’24・・其の三、ナギイカダ(梛筏)  !!》
常緑の小低木。茎はよく分かれ、高さ10~100cmになる。
葉のように見えるのは枝で、中央に淡緑色の花をつける。
果実も同様の場所で赤く熟す。
普通、人はこの植物の扁平となった茎を葉と思うに違いない。
この木の葉はごく小さくて鱗片状。その形態は、不思議だ。
ナギイカダで葉に見えるのは,仮葉枝(かようし)と呼ばれる器官。
この仮葉枝は、葉なのか茎なのか??研究の結論が出た。
この仮葉枝で、茎で働く遺伝子(STM)と葉で働く遺伝子(YABBY)、
どちらが働くか調べた研究で、どちらの遺伝子も発現している、と解った。
この仮葉枝、葉と茎両方の性質をあわせもつ器官のようだ。
Y. Hirayama et al. (2007) Development Genes and Evolution 217:363-372
(国立博物館・筑波実験植物園、堤千絵 氏の解説) 
和名は、葉の様子がナギに似て、花が花筏の様に葉上に咲く様に見える事から。
古くから栽培されていた。刺がある事で枸橘と同様に生け垣に使われていた。
根茎は匍匐し、太く、仮軸分枝し、茎を多数、直立する。
灌木の茂みは楕円状~ピラミッド状。
茎は多数の縦条線があり、緑色、直立し、多数分枝して、高さ20~80(100)㎝。
葉は三角形の乾膜状の小鱗片、長さ2~4㎜。
代わりに堅い革質の葉状枝(cladode)が葉腋から出る。
葉状枝は長さ1~3.5㎝、幅1~2.5㎝、卵形、全縁、暗緑色、先が刺になる。
ほぼ雌雄異株であり、両性花だけの株や、雄株に雌花がつくこともある。
これは不完全雄花(subandroecious)と分類されている。
雄株と雌株は外観がよく似ている。
花は1~2個、葉状枝の上面の中央にある長さ約2㎜の小さな乾膜質の苞の腋につく。
短い花柄がある。花被は緑白色~白色、長さ1.5~3㎜。
花被片は3個ずつが2輪につき、パピラがある。
雌花は子房の周りに、花糸が融合して杯形になってつく。
子房は上位、単室。柱頭はほぼ無柄、頭状。
雄花は雄蕊3個、花糸は緑色~紫色、退化した子房の周りに、環状に融合する。
果実は鮮やかな赤色、球形、直径8~14㎜、1~4個の大きな種子が入る。
*       *       *
近間の緑地(泉の森)には同様の形態の花筏が元気に生育している。自然界の妙。
 
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《雅羅・/・ 襍囈〝節分〟❖ ’24-34 ❖》

《雅羅・/・ 襍囈〝節分〟❖ ...
《雅羅・/・ 襍囈〝節分〟❖ ...
《 節分という日 !! 》
節分とは、毎年2月3日頃におこなわれる伝統的な年中行事。
毎年2月3日とは限らない。時節を調べていて知った!!
節分とは、年に4回訪れる立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す。
それが、「立春」の前日のみを「節分」と呼ぶようになった。
悪いものを追い出し縁起のよいものを食べ新しい季節を迎える。
健康であるように祈願を込め「邪気」を追い出す行事。
この節分は毎年「2月3日」とは限らない。「立春の前日」故に。
調べると、来年は2月2日(日)が節分。日付的にピンとこない!
更には、節分の「豆まき」だが、昔の“撒き方”をしなくなっている。
病気や災害等の災いは、総て「鬼」の仕業。その鬼を追い出す豆まき。
それ故、鬼は、外。福はうち(家)と大声で豆を撒いたものだ。
撒き終わって我が家では、赤飯とけんちん汁を頂いたのを思い出す。
昨今は、恵方巻きを食べるのも一般的だが、関西の作法と聞いていた。
地方によっては鰯を飾ったり、食べたり。又、そばを食べる所もある由。
古くから伝わる色々な処し方、由来を子供たちにも伝承していきたい。
豆(福豆)にしても炒った豆を用いる(伝説・物語も伝え示さないと)。
我が家では「年取りの日」と節分にひとつ年を取ると云われて来た。
それ故、「節分に年の数だけ豆を食べる」と、毎年食べされていた。
自分の年齢数だけ豆を食べると健康に、病気になりにくくなると云われ来た。
鎌倉という地でもあって“けんちん汁”を食すのが常だった。
もう何十年になるだろうか? こうした風習を処していない。
けんちん汁、頂きたくなった。肌寒い今日の様な陽気だと・・。
 
「令和陸年(皇紀2684年)2月3日、記」
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《雅羅・/・ 襍囈〝季節名の花〟❖ ’24-33 ❖》

セツブンソウ(節分草) キンポ... セツブンソウ(節分草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Eranthis pinnatifida Maxim.(Shibateranthis pinnatifida)
《 節分という名の花 “節分草”とは!?!  》
2月3日は、節分と云う伝統的行事は知られた所だが、草名にもある。
植物研究者によれば、日本特産で山地の木陰等に群生する小形の多年草。
白い花弁に見えるのは萼であると云われるが・・・!?!
花弁は、糸状で二又に分かれ先端に黄色い雄蕊状の密腺(蜜槽)がそれである。
木の葉が茂る春頃に種子が散布され、地下の塊茎に栄養分を貯める。
地上部は枯れて翌年の2月まで眠ってしまう春植物。 
こんなサイクルを持つ草花を、スプリング・エフェメラルと呼んでいる。
地上部が短命である様子を称して「春のはかない命」といわれている。
属名のEranthis(エランティス)は、ギリシャ語で「春の花」の意。
和名は早春に花を咲かせるを意味するが、節分の頃より少し遅く咲く。
奥秩父、両神村や栃木県星野町(日本の北限)にセツブンソウの群生地がある。
山地の木陰などに群生する姿は、森の妖精達の乱舞に映る、と称した人がいた。
 
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