《 自庭の花 *2023/09/15* 》
残暑・雷雨と目まぐるしい天候??突然に来る降雨に驚く。
全く手入れをせず自然のままに放置してる庭。
背の高くなる野草だけは、見栄えを考え抜いている。
自然に茎を上げる小さな花。風ある早朝に撮るも手振れピンボケ。
帰宅して画像を見ると〝がっかり〟。取り直す時間もなく!?!
ホウキギク(箒菊);
南アメリカのブラジル、ボリビア、アルゼンチンが原産地。
明治末期に大阪で発見された。が、今では雑草と呼ばれる野草。
茎は、よく分枝し茎高1m位にもなることがある。
葉は、基部から先端までほぼ同じ幅の線形で、基部は少し茎を抱く。
頭花は、直径5〜6mm。舌状花は、白色だがまれに淡紫色。
冠毛は、筒状花より長い。花が終わると冠毛は伸びの外に突き出る。
よく似るヒロハホウキギクとの違い、特徴。
1 頭花の直径は、ホウキは5〜6mm、ヒロハは、7〜9mm。
2 葉の幅は、ホウキ、0.5〜1.0cm。ヒロハ、0.8-2.5cm。
3 花序の枝は、ホウキは30°〜60°。ヒロハ、60°〜90°で出開。
4 ヒロハは筒状花の冠毛が花筒より短い。
他に花が1cm以上あるオオホウキギクがあるが、見分けは難しい。
ホウキギク類は中間的なものもあり、変化が多く、分類が難しい。
学名にしても同義語が多い。
神奈川県植物誌では従来のヒロハホウキギクとホウキギクの学名が同じ。
これは、シオン属として分類する場合は変種扱いにするのではなく、
Aster squamatus (Spreng.) Hieron.とするのが普通であり、
USDAではAster subulatus auct. nonn.としている。
ホウキギクとヒロハホウキギクとの雑種はムラサキホウキギクといわれる。
頭花がヒロハホウキギクに似て、ホウキギクより濃い淡紫色で、冠毛が目立つ。
「令和伍年(皇紀2683年)9月16日、記」