近間の・・・散歩に調度良い所の泉の森。森のなかには大和水源地があり、
湧き水(源泉)は、源泉地、引地川の源流であり、災害防止の調整池もある。
里山的森林公園として整備されて久しい。数十年を以って自然植生に近づいた。
42ヘクタール程の森には、200種以上の植物種が観られる(実際に確認した)。
シラカシ自然林は、見応えある。調整池上に木製の斜張橋「緑のかけ橋」もある。
そんな場所に植栽された樹々、今の季節は余り彩りが見られないのだが、
ナツミカン(夏蜜柑)とサンシュユ(山茱萸)が生き活きと魅せてくれていた。
ナツミカン(夏蜜柑);
ミカン・キンカン・ダイダイ等の柑橘系に属する。 ナツミカンは酸味が強い。
山口県で最初に作られた栽培品種で、現在は、各地で栽培されている。
江戸中期、山口県長門市の青海島に漂着した文旦系柑橘種から夏蜜柑が生まれた。
原木は現存し、天然記念物に指定されている。
サンシュユ(山茱萸);
葉より先に黄色い花をつけるサンシュユは、黄色というより黄金色。
江戸時代に薬用として導入された。寺院や公園、庭などによく植えられている。
キブシ(木五倍子);
名前の由来は、実を染料の原料である五倍子(ふし)の代用として使ったことによる。
藤に似ているのでキフジ(黄藤)とも呼ばれている。
「令和参年(皇紀2681年)3月10日、記」