おたすけおじさんの タンギング のお話 その3
今日は、レガートタンギングのお話をいたします。
おたすけおじさんの タンギング のお話 その3
こんにちは サックス奏者の皆様
先週、ソプラノサックスの選定に行ってきたので、沢山楽器を吹いてきました。 予算の関係と購入者が気に入ったので、ヤナギサワのS−991に決まりました。 下から上までバランス良く鳴ってくれる一定レベルを保った優等生だな〜 という感想です。 他にも、イタリアのタンポーネのカーブドソプラノも吹きましたが、低域がとても良く響いてくれましたが、左手サイドキーは、私にはちょっとやりづらかったですね。 ピンクゴールドや須川さん選定品のソプラノも吹きましたが、吹きこめば素晴らしい音になると思わせる楽器でした。
昨日はタンギングの発音とタンギングを舌のどの場所を使うか、3つの種類をお話しをしました。
今日はレガートタンギングとスピードアップの練習方法 のお話のです。
レガートタンギングって?
このレガートタンギングは、ハッキリしたタンギングというよりも、フレーズをハッキリ表現するために、音と音の間に舌を入れることを言います。
音の長さを短くしないので、素早く舌をリードに触るような感じで、音と音の間に入れて、ハッキリとニュアンスを付けるために行います。
譜面でいうと、流れているフレーズの中で、途中にあるスラーのかかり始めの音に使います。
ジャズの場合は、スラーがあまり書いていないので、フレーズでハッキリさせたい最初の音に付けます。
スラーが書いてあっても、入れることも多いですね。
例えば8分音符が連続してあった場合、偶数個の音符(2,4,6,8・・・個目)に、このレガートタンギングを行うとリズムがハッキリします。
つまり、2−3、4−5、6−7個目の8分音符にスラーがかかってるように吹く時に、偶数個のところにレガートタンギングを入れるということです。
曲やフレーズによって全てがレガートタンギングではないので、とても文章で表すのは難しいですね・・・
楽器を始めたばかりの方には、よく分からないかもしれませんが、練習をしていくと分かってくると思います。
タンギングのスピードUPは練習ですね
タンギングのスピードを上げるのは、ゆっくりから始める練習しかありませんので、時間をかけて練習しましょう。
アーティキュレーションには、どこに舌を入れてフレーズを歌うか、リズムを出すか考えないといけないので、そのためにもこのタンギングの練習は大切です。
先ほどお話しした、レガートタンギングの練習にも最適です。
舌をフレーズのどこにでも入れられるように、音階練習のときにも奇数の音に、舌を入れてレガートタンギングをしたり、1,3で入れたり1,3,4で入れたり工夫して練習してください。
1つの練習曲やスケール練習でも、工夫すればいろいろな練習ができますよ。
そのためにも昨日お話しした、3連譜や16分音譜での練習が有効です。
”Tu tu tu” ”tu Tu tu” ”tu tu Tu” ”Tu tu tu” ”tu Tu tu” ”tu tu Tu” ・・・
”Tu tu tu tu” ”tu Tu tu tu” ”tu tu Tu tu” ”tu tu tu Tu” ”Tu tu tu tu” ”tu Tu tu tu” ”tu tu Tu tu” ”tu tu tu Tu” ・・・
Tu Tu となるところが難しいですが、なるべく毎日練習してみましょう。
長い時間この練習をやっても、口のまわりの筋肉が疲れてしまいますので、少しずつ毎日やることがタンギングのスピードアップの早道です。
今日は、タンギングのお話 その3 でした。
明日は、ハーフタンギングについてお話しします。
◆ 音の高さ表記は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ でお話ししています。
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ご注意 : ここでお話しすることは、私のジャズサックス人生での経験上のことですので、全てが正しいとは限りません。
いろいろなやり方・奏法・考え方がありますので、参考程度に読んでください。
とは言っても、経験上で間違ったことを書くつもりはありませんのでご安心を
皆様からのご意見も取り入れて、私も勉強していきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。
* サックスを習っている方は、講師・先生の教えを優先してくださいね。
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