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  • おたすけおじさんの 音色を良くする方法 #1 のお話

おたすけおじさんの 音色を良くする方法 #1 のお話

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おたすけおじさんの 音色を良く...

今日は、サックスの音色を良くする方法 #1 についてお話いたします。


 


おたすけおじさんの 音色を良くする方法 #1 のお話


 


こんにちは サックス奏者の皆様


さて、昨日は、サックスケースについてお話いたしました。 大切なサックスを入れるものですからケースにも愛情を注いでくださいね!


今日は、サックスの音でとても大切な、音色のお話です。


 


この音色を良くするには、サックスを吹くために必要なこと全てが関係してきますので、すぐに良くなるとは考えない方がいいですね。


必要なこととは今までお話しした、姿勢・アンブシュア・呼吸・イメージなどです。


これから音色を良くするお話をしますが、いろいろな角度から方法をお話しいたしますので、皆さんもいろいろと試してみてください。


すぐにできないことも沢山あると思いますが、継続することが音色を良くする最善の解決方法です。


では、いきましょうか


 


● 音色ってなに?


音色というのは、楽器から出てくる声です。 って何いってるの? と言われそうですが、私達が話したり歌ったりしたときの声って、知っている人の声なら誰のものだか分かりますよね。 サックスの音も同じで、一人一人全く同じ音はないんですね。 これが音色なんです。


透き通るような声、甘い声、優しい声、怖い声、ムーディーな声、力のある声、泣きそうな声、怒鳴る声など、同じ人でもいろいろな声をその時の感情で出すことができるのと同じで、サックスでもいろいろ音色を変えたり、ビブラートの巾などを変えたりして表現できるんですね。


誰が聞いても、聞きづらい音やうるさい音など不快な音は出したくないですよね。 始めた頃は、バイオリンが上手く弾けないのと同じです。 誰が弾いても同じような音しか出ませんが、練習していくにしたがってうるさくない音に変わってきます。


音色を創るのは、自分のサックス声を創ることなんですね。


 


● 最初に気がつくのは、開放の中音C#(ド#)とD(レ)の音色の違い


これには私も何年も悩まされました。 音色だけでなく音程も違いすぎて締めたり緩めたりして、挙げ句の果ては、この楽器は音程が悪い とサックスの責任にしていましたが、とんでもなくて、自分の吹き方が悪かったんです。


音色と音程をごまかすために、開放のC#のときに、右手のキーを押さえて強引に音をこもらせて、音程も下げていました・・・ これでは、根本解決になっていないし、早いパッセージの時は、この技(?)が使えなくて、C#だけ音が飛び出していました。


どっちに合わせたらいいの? と言われたら、C#は音が広がらないように芯のある音にして、こもり気味のDをスカッとさせて中間にするように と言います。


他の音もあるので、どちらにも合わせようがないです。 なぜこのような音色の違いが出るか説明しますね。


 


音色がなぜ違ってしまうか?


1.指を開放する中音C#


マウスピースから入った音が、ネックをとおして本体を響かせますが、キーの穴からほとんど音が抜けてしまうので、本体が響かず音が広がってしまう。


楽器の抵抗が一番少なくなり、お腹の圧力がなくても簡単に出るので、音が広がってしまう。


2.中音D


音色で一番苦労するのが、このD、Eあたりかもしれません。


マウスピースから入った音が、ネックから本体を通って響かせますが、楽器の抵抗に負けて楽器が響かせられなくて音がこもってしまう。


楽器の抵抗に負けてと言うのは、お腹からの圧力が楽器を響かせるほど出せていないということです。


C#からDに上がったときは、抵抗のないところから急に抵抗がかかるので、圧力がかけられないこともあげられます。


逆にDからC#に下りてきたときは、急に抵抗がなくなるので息が入りすぎて、鋭い音になったりしてコントロールが効かない音になりがちです。


 


 ここで、圧力と音の大きさについてお話しします。


圧力=強く吹く(大きく吹く) っていうことではないんですね。


大きな音になるにしたがって、少しは圧力も強くなりますが、小さな音でも音がふらついたり、遠くまでちゃんと音を届かすために、お腹の圧力で支えてあげるということなんです。


小さな音のときに息の量は減らしますが、息のスピードは変えないんです。


お腹の圧力もなくなって、口先だけで小さい音を吹くと、自然ビブラートがかかったり、音程が悪くなったり、音に芯がなくなるのでダメなんですね。


お腹の圧力で支える っていうのは、イメージ的には、小さいポンプを押して、チョロッと中の水を飛ばすんじゃなくて、大きなポンプで、ギュッと押して細く遠くまで水を飛ばす感じかな?


ルー・タバキンさんのいい方を借りれば、暖かい息・ウォームエアーでしっかり出すことなんです。


私の話には、圧力がたくさん出てきますが、文章で表現するのは難しいです。 違う角度から説明することもありますので、よくわからない方は、また別の機会の説明を参考にしてください。


 


今日は、サックスの音色について#1 音色ってなに? と 最初に気がつくのは、開放の中音C#(ド#)とD(レ)の音色の違い、圧力と音の大きさについてのお話でした。


具体的な、C#とDの音色を揃える方法は、明日からお話しいたします。


 


ということで、明日は 音色を良くする方法 #2 C#とDの音色を揃える実験方法 をお話しいたします。


 


 


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ご注意 : ここでお話しすることは、私のジャズサックス人生での経験上のことですので、全てが正しいとは限りません。


いろいろなやり方・奏法・考え方がありますので、参考程度に読んでください。


とは言っても、経験上で間違ったことを書くつもりはありませんのでご安心を


皆様からのご意見も取り入れて、私も勉強していきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。


 * サックスを習っている方は、講師・先生の教えを優先してくださいね。


(このブログの内容にも著作権があります。 内容をコピー・転載するときは、自己紹介欄のメ−ルアドレスまでご連絡ください。)


 


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