おたすけおじさんの 音色を良くする方法 #3 実験その2
今日は、サックスの音色を良くする方法 #3 についてお話いたします。
おたすけおじさんの 音色を良くする方法 #3 実験その2 のお話
こんにちは サックス奏者の皆様
先日テレビに『スィングガールズ』が出演していて演奏も聞きました。 週5日の練習や合宿をやって1年ちょっとで、あの演奏は正直凄いと思いました! とても楽しそうにやってるのが印象的でしたね。 劇場で見てみようかな・・・
昨日は、C#とDの音色を近づける実験 その1 低音ではアンブシュアを無理に締めないことを利用した、実験方法でしたね。 あせらずにゆっくりとやってください。
ブログは毎日更新して、たくさんのアプローチ方法を話すので、訳が分からなくなるかもしれませんね。 時々違う内容を入れたり、ブログを書きためるためにお休みする日も作ろうかと思っています。
試した感想なども、いただけるとブログで紹介いたしますので、どんどんコメントを入れてくださいね。
今日は、サックスの音色でとても悩む、そのC#とDの音色を揃える実験方法その2をお話しします。
では、いきましょうか
● C#とDの音色を近づける実験 その2
1.サックスの音にはたくさんの音が混ざっている と オーバートーンのさわり
今回のやり方は、簡単なオーバートーンを使った方法です。
サックスの音にはたくさんの音が混ざって、音色を作っているんですね。 例えば一番低音のBbの音には、オクターブ上のBb、中音のF、2オクターブ上のBb、その上のD、F・・・ というようにたくさんの音が混ざってBbの音色を決めているんです。 Bの音だと、Bbの倍音の半音上、CだとBbの1音上・・・ となっています。 ただ低音Eから上の音では、あまりできないです。
たくさんの音が混ざっていることが信じられないかもしれませんが、そうなんです。 私もスペクトラムアナライザーという周波数分析装置を使って実験したことがありますが、サブトーンのような暖かい音は、高い音の倍音が少なくて、明るい音では高い音まで倍音が豊かです。 分かっていましたが、ちゃんと確認もしたんですよ。
この、たくさん混ざっている音を 【倍音】 といいます。
この倍音をコントロールできれば、音色も変えられるということになります。
オーバートーンとは、一番下のBbを出して、そのままの指で、オクターブ上のBb、中音のF、2オクターブ上のBb、その上のD、F・・・ と倍音を1つずつ出してあげる練習方法です。 ここでは、オーバートーンの練習の仕方や詳しいやり方・コツなどは、まだお話しませんがいずれお話しいたします。
2.オーバートーンを使った実験
では、いってみましょう
(1) 低音のC#を吹いて、そのままの指で、オクターブ上のC#を出してください。 圧力を少し上げれば出ると思いますが、お腹からの圧力で暖かい息・ウォームエアーで柔らかく出してください。
(出ない場合は、よくない方法ですが、中音のDを吹いて、低音のC#の指で中音のC#を出します。 そしてオクターブキーを外します。 なぜあまり良くないかというと、口が締め気味になるからと、口内の広さが狭まるからです。)
(2) 低音C#の指でオクターブ上の音が出たら、その音色をよく覚えます。
(3) そのままの口で、指だけ全部離して、中音のC#を出します。 音程は気にしないでください。
(4) この方法をゆっくり繰り返して、低音のC#でオクターブが出るようにしてくださいね。 オクターブを出すためにアンブシュアをあまり変えないで、圧力を使ってください。
(5) 感じがつかめてきたら、圧力や音色をどうやったら音色が近づくか、いろいろと試してみてください。
低音のC#でオクターブを出した音に全開のC#の音色を近づけるんですが、低音を出しているように、中音を吹くイメージでやってみてください。
音の大きさも、最初は大きく出さないと出ないと思いますが、徐々に小さい音でもオクターブのC#が出るようにしてください。 これができるようになったら、お腹から出す圧力がついてきた証拠ですよ!
どうでしょうか? このオーバートーンを使った音色を良くする方法も、1つのアプローチの仕方です。
オーバートーンは、とても音質を良くするためには有効な練習方法です。 私は何年もかかって少しずつできるようになりました。 これができるとフラジオなどは、とても楽に出せるようになりますので、今はできなくても是非C#だけでも良いので続けてほしいと思います。
明日は、音色の変える1つの方法をお話しします。 これを先に話せ といわれそうですが・・・
今日は、音色を良くする方法 #3 実験その2として、サックスの音にはたくさんの音が混ざっている・オーバートーンのさわり・オーバートーンを使った実験 のお話でした。
明日は 音色を良くする方法 #3 実験その3 ということで、音色を変える方法 をお話しいたします。
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◆ 音の高さ表記は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ でお話ししています。
ご注意 : ここでお話しすることは、私のジャズサックス人生での経験上のことですので、全てが正しいとは限りません。
いろいろなやり方・奏法・考え方がありますので、参考程度に読んでください。
とは言っても、経験上で間違ったことを書くつもりはありませんのでご安心を
皆様からのご意見も取り入れて、私も勉強していきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。
* サックスを習っている方は、講師・先生の教えを優先してくださいね。
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