先日、お世話になったOBの方とお話(会食)することができた。
現役時代は仕事に厳しく、私もよくご指導を受けました。夜10時を過ぎてからでも電話で課題対応の状況を聞かれることもありました。相談しても答えは返ってくることはなく「もっと頭をしぼれ」と電話を切られることも・・・。
それでも、ずっと良い関係でいれるのは
・いつも同じ目線で話をして頂いていたこと
・他の部署へ異動になっても時々電話を掛けてきてくれたこと
・一生懸命、頑張っている部下を放って置かなかったこと
・どこか子供のようにロマンを追っているとこと
こんなことが感じられる人だからだと思います。
もうすぐ私もOBになりますが、先輩を見習って部下との関係性を考えてたい
と思います。
現在、55才を過ぎた方、セカンドキャリアをどう考えていますか?私の周りでは3つのタイプに分かれているようです。
①完全リタイヤ:もう十分働いた。これから自由に遊ぶ
②65才まで今の会社で辛抱強く粘る:健康維持目的
③企業・転職:仕事のロマンを感じたい
貴方はどのタイプですか?
まずは、自分自身が退職後にどんな気持ちで生活したいか?どんな状態が理想か?
制約を外した状態で考えることが一番初めの検討作業ではないでしょうか?
それから、何ができて、何をプラスすると理想の状態に向かうのか?とか、具体的なところを考えていくのが良いと思います。自分のことを自分自身が意外と解っていないという話もよく聞きます。人生100年時代、より良い選択をしましょう。
日曜日の夜から発熱、心配になって月曜の朝、病院で検査をしました。まさかと思いましたが、コロナに感染していました。これまで3年間、注意し耐えてきたのに残念でしかたありません。そんな悲しい中、喉をいたわるために妻にアイスクリームを買ってきてもらい一口二口食べていくと上の写真の模様に気がつきました。これまで何度も食べてきたアイスクリームですが、こんなサービスの工夫がされていることは知りませんでした。通常サイズより小さいカップの中でこの細かいジャムの図柄を細工するのは、かなりの手間と技術が必要でしょう。ちょっとした時間に食べられるサイズだったり癒される細工だったりメーカーの想いが伝わってきました。
「組織としての学習とは、経営陣が会社や市場、競業企業について自分達が共有しているメンタル・モデルを変えるプロセスである。それゆえ、私たちは計画を学習と考え、企業計画を組織としての学習と考えるのだ」
メンタル・モデルとは、私たちがどのように世界を理解し、どのように行動するかに影響を及ぼす、深く染み込んだ前提、一般概念であり、あるいは想像やイメージでもある。
上記の記述は「学習する組織(ピーター・M・センゲ)」の中の一節です。
私も上場企業で長年、勤めてきましたが、何回か、経営者がそれまでにない試みを始められたことがありました。当時は私の勉強不足もありますが、「なんで?」「どういうこと?」「今か?」と違和感を感じた思い出があります。
また、若い時に先輩から「企業は変化し続けなければならない」と教えてくれたこともありました。
この一節から「経営者の学習とは」改めて考えることができました。
樹は根を張ることで空高く成長することができる。根を深く張れるとより高く伸びる。土地が固く、下へ根を張れない樹は高く伸びない。それでも成長するために浅いが広く根を張り、できるだけ高く伸びようとする。幹が太くなるには栄養が必要。根を張り、幹を高く伸ばし葉を茂らせることで栄養が廻り大きく育つ。
人のとって根を張ることは何か?成長するのに必要な身体を持つことのように感じる。栄養を吸収するための頭脳やハートをもつこともそうかと思う。栄養は学問か。
樹は強風や大雨、乾燥に対してどう対応しているのだろうか?人は耐えることを知っている。耐えることで幹が固く強固なものになる。
わが子が自分の力で社会へ出ていく時が来て、太く大きな樹になっていくには何が必要なのかと考える今日この頃である。
今、振り返ってみると60年余りの人生で、大きな転機は3回あったように思う。後から考えるとあの時の出来事、あの人からのあの言葉が自分の人生を良い方向へ導いてくれたのでは思う。
「出来事」がきっかけになって人生が変わった時、「誰かの言葉」がきっかけになって変わった時、結局はそのきっかけの後、自分がなりふりかまわず無心に行動したから転機になったと思う。その当時は無我夢中だっただけ。
言い換えれば、前向きに無我夢中で行動していれば人生は必ず好転するということかも知れない。
30代で初めて本社勤務になったとき、最高に格好良い人がいました。
その先輩はダンディーで仕事の出来る人でしたが、何よりも印象にの残っているのが、自分の仕事を後回しにして慣れない私のサポートをしてくださったことです。
常に自分以外の人の用事を優先していました。それも適当に手伝いをするのではなく完璧な仕事に仕上げるため、徹底的に付き合っていました。
また、飲み会の段取りひとつとっても自分の手間より参加する人が如何に楽しめるかを考えて最善のお店を選び、場を盛り上げ、きちんと精算して、最後に退場する。
格好良いビジネスマンとはこんな人を言うのだろうと思いました。
私も年を重ね「自利利他」を意識するようになったが、この先輩を思い出す度に管理職として、先輩社員として、自分がどこまでできているか考える。
多くの方が年初めや年度初めに目標を決めると思います。私は1月にその年の目標を立てますが、合わせて「ビジョンボード」の見直しをします。
ビジョンボードを作るようになったのは「達成の科学」(フォレスト出版)の中で人生を成功させるための手段として紹介されていたからです。その頃、私はコーチングスクールの授業終盤でもっとコーチングを深く知りたい、身に付けたいと思いが強くなり関係する書籍を沢山読んでいました。その中でも具体的な行動変容の方法まで記載されていたのはこの書籍でした。
掲載されているビジョンボードは「キャリヤ・ビジネス」「健康面」「財政面」「環境」「スピリチュアル」の項目で自分が一番幸せを感じる状態や感情を言葉だけでなく写真やイラストを使ってビジュアル化し、脳に覚えさせるものです。(人生の輪とも言うらしい)
今年も1月に見直しをしたのですが、2月が過ぎた今、なぜか生活に物足りなさを感じたので、「達成の科学」を読み直したところ、あることに気付きました。それからビジョンボードの見直し作業に入っています。その気付きが有効だったかどうかは結果から判断したいと思います。
今年も梅の花が綺麗に咲いた。少し遅かったが、1月に剪定をして余分な枝を落とした。これでまた今年も青梅を収穫できる。去年は初めて自分で梅酒を作ったが結構美味しい。果樹を育てだして2年位だが、手を入れれば入れるほど良いものが出来上がることが解った。時間と労力をかけて。結果は半年後、余程のことがない限り実はできる。
人間の場合はどうだろう?部下に対しても一人一人時間をかけて育てていくのは楽しいしやりがいも感じる。ただ、半年では実は付かない。仕事にもよるが通常一人前になるには10年かかると言われていた。3年は見習い、6年でスタートラインに立ち、10年目で一連の仕事を一人でできるという感じだろう。
ただ、今はもっと速い速度で事業環境が変化しているので従来型の育成方法では追いつかないかも知れない。教えないといけないことは仕事の手順だけでなく、優先順位の付けれるようになることや自ら問いを立てれることも重要。なんでもSNSから情報が入手できる時代、廻りの情報に振り廻されることなく、しっかりと花を咲かせ実をつけるために上司の役割も変化しないといけないと思った。
私の人生に影響を与えてくれた本について掲載してみることにしました。
一番、印象深く記憶に残っている本は30代後半で出会った「SONY SPRIT」。創業者の井深氏と盛田氏の考え方が技術者の端くれである自分の心に深く刺さりました。
「人のやらないことをやる」「道を切り拓く」「社会への貢献」・・・
こんな会社を実現できたらどんなに素晴らしいだろうと素直に感じられた一冊でした。
大切にとってあったのですが、2年前に電気オタクの中学生に何か感じて欲しいと思い、譲ってあげました。今日、再度、本の内容を振り返るためにWEBサイトを覗いてみると、また、井深氏の偉大さを発見しました。それは、1960年(私が生まれる前)にある大学で講演をされていたのですが、内容はエレクロトにクスがAIへ向かうことを具体的に述べられていました。「自動車の自動運転」「医療や教育への導入」等、60年前から電気技術の未来が見えていたことにびっくりしました。凄すぎる・・・
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