とあるフィンランドの高校の「人生観の知識」の授業が紹介されていました。
「良い人生とは何だろう」をテーマとした授業です。
読んでいて、まるでコーチングのクラスのようだなと感じました。
ギリシャの哲学者エピクロスなど、良い人生に関する6つの考え方が先生から示されます。
クラスで数名の生徒が発言したあと、生徒はグループに分かれて話し合いを行い、
良い人生に必要なものを絞り込んでいくということでした。
様々な視点をふまえ対話によって考えを深めていくことは、コーチングのプロセスに似ています。
この授業以外の記載でも著者はフィンランドでは対話が多く、一方日本では対話が少ないと記述しています。
対話によって思考を深める、相互理解を進めるとは成熟した文化のあり方なのかもしれないと思いました。