2月
20日,
2008年
蛇の怨念
<蛇の怨念>
15年前の暑い夏の日、男は道を横断する蛇をひき殺しました。
バックミラーでのたうち回る大きな蛇を見て「ゴメン」とつぶやき
ましたが、どうにもなりません。
嫌な日はアスレティックのでもと、普段は出かけ無い夜間の
時間帯にプールで泳いでいると、歳若い女に声をかけられました。
「泳ぎがお上手ですね」、男は泳ぎには自信があったので、
喜び、すぐに打ち解けました。
男には妻子がいましたが、彼女その事を気にするまでもなく接近して
きました。
男の趣味であるダイビングを一緒にしたいと言い出し、その練習にも
連れて行きました。
お盆休みの最終日、ついに二人は男と女の関係になってしまいました。
女は素晴らしく男はたちまち虜になってしまいました。
女は男に同居をせがみ、一緒に住む事になり、ますます惑溺して
行きました。
女は料理が得意で、男の健康も気遣い、浪費はせず、非の打ち所
の無い女でした。
更に女はいわゆるアゲ万で、男のビジネスは順調を極めました。
女の両親にバレ、数回の悶着がありましたが、女は決して別れませんでした。
15年目の冬、女は語学研修に海外に行く許可を求めてきました。
男は承知し送り出しました・・・・・
女は帰ってきましたが、突然別れてくれと言い出しました理由は何も
言いません、男は半狂乱になり泣き叫びました、急に目の前が暗くなり
男は軽い失神を感じました、気が付くと女の姿はそこにはありません。
あわてて玄関を出ると、庭の茂みに大きな蛇が冬の枯葉の上を
滑るように入って行くの見えました、冬なのに蛇が・・・・
男はすべてを理解しました。
蛇は長年かけて女を男の最愛のものとさせ、それを瞬時に奪い去ることで復讐をしたのです。
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