名医とは
11月
15日
中国最古の医学書「黄帝内径 ( こうていだいけい ) 」には、「上工 ( じょうこう ) は、未病を治し、医病を治さず」とあります。
「「上工(腕利きの医者)」は、「巳病(すでに発症している病気)」を治すのではなく、「未病」を治す」、つまり、「未病を治すことが最高の医療である」と言っているのです。
現代の西洋医学を中心とした日本の医療制度では、健康診断や病気が疑われているわけではない段階での検査などには保険適用がなく、病気が疑われて初めて保険が適用されるというように、「病気になってから医者にかかる。治療する」のがあたり前になっています。
一方で、「病気になる前になんとかしなくちゃ」というのが、漢方をはじめとした東洋医学での考え方です。病気になる前に、病気にならない対策をこうじておく、もし未病の状態になっていたら、最悪の最悪の事態には至らないように、病気になる前に、未病を改善しておく、これが大切です。
「それなら、「なんとなく不調」でも病院にいったほうがいいの?」
「でも、病院に行って何もやっても、結局よくはならなかったんだけど・・・」
そんな声も聞こえてきます。
じつは、未病を改善できるいちばんの名医は、自分自身なのです。
もちろん私も漢方医として、これまでに大勢の未病の方たちを診て、改善に導いてきましたが、どんなに的確な診立てをし、処方をしたとしても、最終的に改善するかしないかは、本人次第であることを実感しています。
言い換えれば、「自分で自分を治し、医者はあくまでお手伝い」というところでしょうか。
未病の改善は、本人がどれだけ自分自身の健康を意識し、そして健康を意識した生活を実践するかにかかっています。どんな名医にかかっても、それを意識し、実践するかしないかで、改善のスピードやレベルがまるっきり違ってきます。
~ 以上、本『「未病」図鑑 』 から抜粋 ~
信じるか、信じないかは、アナタ次第です (笑)。
それでは今回は2度目になりますが、念には念を入れて、心と体の健康のために、もう一度、ご一緒にご唱和くださいね。
「快眠・快食・快便・適度な運動」、そして自分の心と体の声を聞きながら自分をいたわり、1日1回はリラックスする時間をもとう!
ご唱和ありがとうごさいます(^^♪
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