うちの奥さんと松涛美術館で開催されている「華めく洋食器 大倉陶園100年の歴史と文化」展へ行ってきた。数年前に、岐阜県現代陶芸美術館で大倉陶園展を見たが、このときは愛知のコレクターの作品がメインであった。これはコレクターの個性が出ていて華やかでよかったが、今回は100周年とあって、また、違った意味で豪華であった。図録も288ページもあり、とても立派である。 展示物としては前回のほうが好みではあったが、今回のほうがいろいろと勉強になった。特に、最初、上絵付だと思って見ていた色蒔のデミタスカップや蒔絵を施したお皿などは驚きであった。 大倉陶園といえば岡染めであるが、やはり、イングレイズでも1460度という焼成温度がこの独特の淡いブルーを出しているのだと思う。 さて、ゆっくりと時間をかけて図録を読もうかな..