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今月の薬剤師さんと仲良くなろう!のテーマは化学療法の休薬。
何度かこのテーマでみなさんと話してきましたが、毎回生まれる話題が違ってきます。
今回は…
休薬
↓
ホルモン剤の調布10日貼って休薬ってのごわかりにくい
↓
あれ?今日貼ったっけ?
↓
わかるわかる!
薬ちゃんと飲み切れる人も尊敬!
…というような場面が。
お薬を減らしていく過程での、1日おきに内服とか1日3回内服のお昼分も忘れがちとか。
お薬を忘れないための工夫もそれぞれで…
・毎朝1日分セットする
・1週間分をセットする
・お薬に日付と内服のタイミングを書いておく
・カレンダーに貼っておく
・そういえば内服を教えてくれるマシーンもあったよね
…など。
みなさんはどんな工夫をしていますか?
同じように見えるお薬も…
目薬だったり、塗り薬だったり、飲み薬だったりします。
とてもわかりにくいですよね…
今日の薬剤師さんと仲良くなろう!は、お薬の形もいろいろあるよ。
というテーマ。
見た目だけじゃなく、速攻で効くものやゆっくり効くもの。
皮膚や粘膜から吸収させるものなど。
そして、今日のテーマとはちがうのですが、多くな方が迷われるのが『飲み忘れに気づいたらどうするか⁉️』ということ。
基本は…
気づいた時に飲む。
次の内服時間と近ければ一回飛ばす。
ですが、糖尿病のお薬や一部痛み止めなど、お食事との関係や飲む間隔が大事なものもありますので、その場合は注意が必要です。
もっとも確実で安全なのは、かかりつけの薬局に『飲み忘れたのですがいま飲んでもよいですか?』と電話で問い合わせることです。
病院でも良いのですが、複数科、複数の医療機関から処方を受けている場合は、もしいつも決まったかかりつけ薬局があれば、処方を全て把握していることになるので、一番話が早いと思います😊
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは
帯状疱疹(ヘルペス)は、水痘(みずぼうそう)にかかったことのある人なら誰でもなり得る疾患です。
・日本人では80歳までに3人に1人が帯状疱疹を発症する
・全体の約7割が50歳以上
・発生頻度は年間1000人当たり5人程度
・70歳以上では1000人当たり10人以上
・2~4%くらいの確率で再発する
水痘
・全身にかゆみを伴う発疹(発赤、水ぶくれ、かさぶた)ができる
・はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した時に罹る
帯状疱疹(ヘルペス)
・体の左右どちらか一方にピリピリとさすような痛みと発赤、水ぶくれができる
・水痘にかかった後に神経節にウイルスが潜んでいて、疲れや病気や加齢などで免疫力が下がった時発症
・治療後にも神経痛が残ることがある(帯状疱疹後神経痛)
ワクチン
・帯状疱疹の予防に50歳以上の方を対象としたワクチンがある
・2種類ある
○「水痘ワクチン」
弱毒化ウイルスの 生ワクチン
1回接種
8,000円 ×1回 = 8,000円
○「シングリックス」
不活化ワクチン
2回接種
22,000円 ×2回 = 44,000円
今回はなうめで帯状疱疹ワクチンについて皆さんと共有したのは、治療などで免疫力が低下して、帯状疱疹になる場合があることと、ワクチンを打つ時期とがんの治療のタイミングについて主治医と相談が必要だからです。
多くは早めに気づいて抗ウイルス剤のうけることで治るのですが、帯状疱疹だと気づかずに治療が遅れて、痛みが残ることもありますので、みなさんの頭の隅っこにちょっと残しておいてくださいね。
薬剤師さんと仲良くなろう!の時間は
・がんとお薬
・医療とお薬
・お薬の基本
・よく使うお薬
・その時の旬な話題
について、知識を学び、経験を共有する時間です。
今日は皆さんからよく名前の挙がる「ステロイド」について。
医療の専門職と患者さん側ではその名前を聞いたときのインパクトが大きく違うもののひとつではないかと思います。
医療ではよほど特別は治療でない限り、使い慣れたお薬ですが、
患者さん側は副作用や「怖い」というイメージが湧くようです。
一口にステロイドを使った治療と言っても、
・使い方
・目的
・量
・方法(内服、注射、外用)
がそれぞれです。
がんの治療でもっともよくあるのは抗がん剤の吐き気やアレルギーを予防する目的で使うものです。
長期に大量に使う方法ではないので、心配はないことがほとんどですが、
不安があったら、薬剤師に話してみると良いと思います。
自己判断で中断すると、体内でステロイドが急に不足して、身体に負担がかかります。
だるい、吐き気など離脱症状が現れることもありますので、それだけは注意しましょうね。
来月(2022年3月)のテーマは帯状疱疹ワクチンです。
12月は毎年呼ばれているという済生会金沢病院の薬剤師、梅下翔さんに今年も来ていただきました。
がんが進行してゆくと身体の中のホルモンなどの、バランスが大きく変化してそこに炎症なども起きているという状況になります。
それに対するお薬もあるのですが、それだけでは十分ではなく、栄養と運動ということも大切にしていく必要があるというのが今日のポイント。
栄養も身体にいいというものばかり取るのではなく、その時食べたいなあと思うものを食べれるときに食べれるだけ。
選べるならば三大栄養素をバランスよく。
運動は特別なことをしなくても良いので、軽い体操やお散歩。
それが難しい時はリハビリの専門家に関節を動かしてもらうだけでも良いそうです。
こうすることで、急激に身体の中のバランスを崩すのを予防して、変化をできるだけ緩やかにすることが期待されます。
今日いろんなお話をする中で「緩和ケアって突然始めるものじゃないってことが分かった」という声がありました。
そうなんです。
緩和ケアというのは、痛いとかしんどいとか言っている方の痛みやしんどさを和らげることであり、いつか突然始まるものじゃないんです。
吐き気、痛み、痒み、不安、お金に困りごとなどなど
そう考えると、みなさんすでに何らかの緩和ケアを受けた経験があるのではないですか?
治療をするか、緩和ケアを受けるかではなく、
緩和ケアは治療をしている、していないにかかわらず、つらいと言っている人のつらさを和らげるものなんですよ。
今月の薬剤師さんと仲良くなろう!の時間は遺伝子検査のことをざっくりと学びました。
最近、患者さんたちからも「これってどういうこと?」と良く話題に上がります。
・効果のある治療薬をみつけるため
・自分と家族への影響
目的は大きく分けてこの二つです。
「検査しませんか?」「検査できますよ」と提案されてから、
検査を受けるまでと、検査結果について説明を受けてからが悶々とするようですが、
これはほかの検査も同じかもしれませんね。
詳細な内容は遺伝外来などの医療機関の専門部門にお任せすることとして、
はなうめでは、悶々としていることを整理して、医療と上手にお付き合いしてゆくお手伝いはできます。
これに限らずですが、悶々・思考がぐるぐるの時はお声かけくださいね。
がんゲノム 医療についてご参考に
がん情報サービスゲノム 医療もっと詳しく
国立がんセンター中央病院がんゲノム 医療とは
中外製薬おしえてがんゲノム 医療
今日の薬剤師さんと仲良くなろう!のテーマは『睡眠薬』。
何度かテーマに取り上げていますが、なかなか関心の高いテーマでもあります。
翌日の生活に支障がなければ良いというひとつの判断がありますが、夜起きているとあまり明るい発想にならない場合がほとんどで、多くの方はその時間がつらいんですよね。
お薬のちからも上手に借りながら、自分なりのパターンを掴んでいけると良いですね。
みなさんは眠れない夜を快適に乗り切る工夫、または、夜ぐっすり眠るための工夫、何かされていますか?
今月の薬剤師さんと仲良くなろう!のテーマは「化学療法の副作用」。
薬剤師の橋本秀子さんから話題提供。
でもその話題提供は、
化学療法の副作用について、ものすごく詳しくなるためでも、
最新の知識を身につけるためでもありません。
もちろん、提供する情報はみなさんのお耳に入れたい内容なんですよ。
その上で
「薬剤師さんって、こういうことに詳しいんだ」
「こういうこと、薬剤師さんに聞いていいんだ」
ということを感じていただきたいということ。
そして、その場にいらっしゃるみなさんがお話しする「話題」を提供したいということ。
今日もそれぞれの治療体験から、家族のこと、畑でいろんなトマトを作ってる!というお話しまで。
そんな中、「病気のことはオープンにしているけど、治療や副作用のことはやっぱり同じような体験をした人としたい」という大切な思いも共有できる時間になりました。
薬剤師さんと仲良くなろう!
来月は夏季休業の関係で8月23日第4月曜になります。
テーマは「睡眠薬」です。
ちょっと学んで、たくさんおしゃべりしましょう。
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