薬害の歴史から副作用についてあれこれお話ししました!
9月
11日
今月のおくすりカフェは製薬メーカーのエーザイさんよりPV(ファーマコ・ビジランス)担当者さんから、薬害の歴史を踏まえて話題提供をいただきました。
そもそもこのPV(Pharmacovigilance)ファーマコ・ビジランスという言葉をはじめて耳にしたという方がほとんどではないでしょうか。
Pharmaco=薬の vigilance=監視 という意味で
薬の影響と考えられる好ましくない出来事の情報を収集し、記録、評価する役割だそうです。
医師や薬剤師、時には厚生労働省にも報告をするということで、次のワード。
○緊急安全性情報(イエローレター)
緊急に安全対策上の措置をとる必要があると判断された場合、厚生労働省からの配布指示に基づき、製造販売業者が作成する情報
○安全性速報(ブルーレター)
緊急安全性情報に準じ、一般的な使用上の注意の改訂情報よりも迅速な安全対策措置をとる必要があると判断された場合に、厚生労働省からの配布指示に基づき、製造販売業者が作成する情報
(独立行政法人医薬品医療機器総合機構PMDA)
実際に「自分が飲んでるお薬にブルーレターがでたということをニュースで知ってとても不安だった経験がある」という方もいらっしゃいました。
専門職は慎重に経過観察をすれば大丈夫だと判断していても、患者側からすると耳に入ってくる情報からそういう行間を感じることは難しいのではないかと思います。
そういった場合は遠慮なく病院に電話をして問い合わせてください。
また、これって副作用?と思うものは医師や薬剤師から製薬メーカーに情報が提供されるはずですので、ご自分で感じていることはしっかり伝えてゆくことで、ご自身の苦痛緩和につながるだけではなく、同じよう症状を体験している誰かのためにもなるかもしれません。
おくすりカフェでも、なにかみなさんからのお話を伺っていて気になる傾向やお薬に関する不都合など(今日は大きな錠剤が飲みにくいという話題で盛り上がりました)があれば、製薬メーカーに伝えていきたいと思っています。
なかなか聴けない貴重なお話を聞かせてくださったエーザイのみなさま
ありがとうございました!