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不良のアウトドア

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  • キーワード「vette」の検索結果66件

Objection!

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Objection!
吊るしの車に乗るなんて、到底できない。
それが、歴史上重要であろうが無かろうが、それがどれほどの手間であろうが、そんなことは関係ない。
自分のイメージを実現し続けるだけ。
こだわりを失くした時、僕は生きる意味を失う。

写真の1969年のCorvetteは、もともと4灯式のシールドビームが装着されていた。
リトラクタブルの動力はバキュームだ。
つまり左右がパタリ・パタリと微妙な時差を作りながら、暗いライトが上がってくる仕組みだ。
僕はそれを6灯式に変更し、開閉ストロークを小さくした。
ハンドメイドのFRP筐体は、デザインを含め、友人の力作だ。
リトラクタブルの方式も電動に変更した。
だから左右同時に開き、クールなHIDの光を放つ。

何にでもこだわれ!
僕はそう言い続ける。
そのこだわりを実現するために、仕事に燃えろ!
君らの夢が本気ならば。
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不良の時間

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不良の時間
【Vette】
GM最大のCrate EngineであるZZ572(9400cc)。
そのエンジンを搭載しているのが、1969年製の僕のコルベットだ。
気温が下がり、いい季節になってきた。
このマシンのステアリングを握るのは、半年振り。
ロールゲージで囲まれた室内に潜り込み、バケットシートに身を沈め、F1用の6点式シートベルトで自らを固定する。
もともと狭いフロントウインドウは、巨大なエンジンを収めるために盛り上がったボンネットにより狭められ、さらに閉塞感を感じる。
右手にリッチモンドの5速ミッション。
目前にはずらりと並ぶ12個のメーター類。
強烈な緊張感と熱風とガソリン臭に包まれながら、620hpの圧倒的なパワーと非現実的な加速をコントロールする。
いつものM6とは異種の存在ではあるが、この作品は一つの方向性を極めている。
WESTのチームが作り上げた芸術作品だ。
SEMA SHOWに持って行けるレベルは、案外近いかもしれない。
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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最低地上高

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最低地上高
【Vette】
ZZ572(9400cc) 1969Vetteのサイレンサが改良された。
そもそもこの車のエグゾースト系は、考えに考え抜かれた力作だ。
まず、HOKKERのIMSA用ヘッダーズを改良し、新作成した集合部分を延長して装着。
Hi-Performance Big-Block Engine のフロントパイプが2-1/8インチの場合、集合までの長さは、30〜32インチでなくてはならないが、排気量572cu in.では当てはまらないらしく、最適な集合までの長さは36インチになるからだ。
それを曲線を描くサイドパイプに繋げ、さらにサイドパイプをフレーム下へ収めるためにオーバルパイプへ変換した。
この部品は、曲がりながら円→楕円に変換する優れものだ。
しかも断面積を変化させないように設計されている。
全ては性能を出しながら、最低地上高をかせぐための策だ。

このようにあらゆる努力を重ね作成された、エグゾースト系ではあるものの、これまではサイレンサ部分が低すぎ、火花を散らすことも度々あった。
そこで、サイレンサの一部をカットし、他の部分でかせいだ最低地上高を無駄にしない加工を施した。
仕上がりは「さすが!」のレベル。
同時にパイプにも補強が施された。
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アメリカからの手紙

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アメリカからの手紙
【vette】
朝、アメリカで寿司を握っているという方からメールがあった。
1976年のコルベットを所有し、カスタマイズを重ねているのだそうだ。
アメリカでも、僕の主催する「不良の系譜」を見てくださっている方が多い事に驚く。
世界中に住むコルベット仲間が、僕のメールアドレスを探し出して連絡してきてくれる事は、本当に嬉しいことだ。

このサイトをしばらく更新していないのには理由がある。
細かいメインテナンスの記録は、「不良の系譜」の趣旨ではない。
このプロジェクトはいつも、僕の成長と同時進行だ。
何かとんでもない発想と人生の節目があった時、「不良の系譜」はまたスタートするのだ。
その前に、ZZ572を十分に楽しんでみたい。

そうそう、前回の故障。
上野山君がトラックで工場まで運んでくれたが、結局原因らしい原因が掴めなかった。
その後、WESTで綿密なチェックが行われ、トラブル発生の可能性を排除する措置が取られた。
走行テストもさらに入念に行われている。
99.9%の確率で、同じトラブルは発生しないだろう。

写真は、9400ccを受け止める巨大なサイレンサーの一部をカットし直して、最低地上高を稼ぐ加工が終わったところ。
相変わらず、きれいな仕上がりだ。
写真は、今日WESTから届いたばかりのものだ。
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世界は広いか?狭いか?

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世界は広いか?狭いか?
トータルバランスは、M6でほぼ満足している。
加速性能は、「不良の系譜」でGM最大排気量のレーシングエンジン(ZZ572)を搭載した、1969Vetteに敵うものは、まず存在しない。
しかし、僕は飽きて来た。
ごり押しで速い現代のスポーツカーと、年に数日しか動くことの無い気難しい車に。

毎朝M6のステアリングを握る事が出来るのは、最高に楽しい。
自分自身を、ラッキーな奴だと確かに思う。
しかし、そもそも通勤はサイクリックな業務だ。
僕は、毎日消費される大量のガソリンと、毎日発生する大量の熱にちょっとうんざりし始めている。

そこで、次のマシンを選ぶ。
善人面のエコカーなんて、僕には似合わない。
条件は、ガソリン車の度肝を抜く高性能の小型EV。
種類は少ないだろうから、金額は度外視する。
しかし、どうだ?
たった一言の条件しか付けていないのに、世界に乗るべき車が無い。
ヒマラヤの山々で世界の広さを知り、車選びで世界の狭さを知る。
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HOT ROD

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HOT ROD
「HOT ROD」:僕らが若い頃には、1/4マイルをフル加速するDrag Race用に改造された車をこう呼んでいた。
ボディは前傾姿勢、後輪には大きくてファットなタイヤを履かせているのが特徴だ。
HOT RODのRODとは、おそらくコンロッド(エンジンの部品ね)を指しているのだろう。
コンロッドが焼けるほど、加速する車というわけだ。
しかし最近では、カスタマイズされた1930年〜1940年代のクラッシックカーを示す場合が多くなっている。

名古屋ポートメッセで行われた、JOINTS CUSTOM BIKE SHOW 2008。
会場の駐車場の一部は、「HOT ROD Parking Only」の表示があった。
当然、駐車しているのはご機嫌なCUSTOM CAR。
僕の1969Vetteとは流派が違うが、おそらくここに乗りつければ、フリーパスだっただろう。
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Speed Racer

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Speed Racer
【vette】
子供のころに大好きだった、アニメ「マッハGO!GO!GO!」
海外では、「Speed Racer」として人気がある。
今年は、実写版の映画で登場するのだ。
秘密兵器満載のスタイリッシュでグラマラスなこの車は、僕の潜在意識の深い部分に定着しているのだろう。
コルベットを選ぶ僕の行動にも、大いに影響を与えていることは間違いなさそうだ。
マッハ号とコルベットが結びついてしまった大人は、他にもいるかもしれない。
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Go for it!

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Go for it!
【Sled】
結局、日本で唯一Big Bear Choppersを扱う、神戸のモトブルーズに(電車で)たどり着いたのは、夕方だった。
この日本でも正規の手続きをすれば、この写真のようなチョッパーも「合法」なのだ。
1969Vetteの高額の修理代で、バイクどころではないのかな?・・・と思いながらチョッパーを眺める僕に、玉田社長が「Go for it! 」と言ったとか、言わないとか・・・(´∀`*)
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Give me a break.

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Give me a break.
ROAD HOPPERを見た後のことだった。
堀江のブティックに、気の利いたカスタム・チョッパーがディスプレイしてあった。
仮にこのマシンが、ROAD HOPPERの横に並んだら・・・。
デザインもオリジナリティも負け。完全に負け。
やはり、妥協はいかん。
頑張るということは、欲しいものを手にすることであって、欲しいものに近いものを手にすることではない。

右のタイトルからも見ることができる「不良の系譜」に登場する1969Vetteの物語は、単に車の苦労話ではない。
10年以上の歳月、諦めない精神力、そして多額の投資の上に成り立っている。
その裏側は、もみくしゃにされ、涙を流しながら、このマシンの完成を夢見て耐え忍んだビジネスの歴史でもある。
僕はこのマシンを誇りに思い、社員の誰にでも自慢する。
それは、自分の成功を自慢しているのではなく、ここに集う誰もが、僕と同じことができると言うことを伝えたいがためだ。
もちろん、夢の形はいろいろある。
物が全てではないことは、百も二百も承知している。

さて、神戸のモトブルーズに12月には入荷するはずだったハイテク・チョッパー「SLED」に関する情報がまだ伝わってこない。
天気もいい。
僕は久しぶりに、GMのCreat EngineであるZZ572(9400cc)を搭載する1969Vetteを目覚めさせた。
もちろん、神戸へ向かうためだ。
阪神高速の制限速度は60km/hだが、右車線を走行する一般車両のスピードは100km/h付近だ。
僕も同じように、退屈なこの流れにマシンを委ねていた。
しかし、明らかに異端のスタイルをもつ、第3世代初期型のC3のボディと、アメ車というイメージにそぐわないレーシーなサウンドを奏でる僕のマシンに、ちょっかいを出すやからも多いのだ。
今日も現代のアメ車野郎が、後ろにぴったりと張り付いてきた。
路上での自己顕示欲の主張は、いかなる場合も卑劣なものだ。
現代の車を操るものは、その選択の優位性を試したくなるものなのだ。
僕はいまいましく思いながらも、一般車両の流れに従っていた。
チャンスは突然訪れる。
一般車両、緊急車両、自動取締りがクリアになる瞬間だ。
ギアは1つだけ落とす。
アクセルを踏む。
儀式はそれだけだ。
たった一秒前まで、古めかしい1969Vetteのテールを舐めていた者は、本物のレーシング・エンジンの加速を知る。
高速道路上で走るもの全ては、突如として線形となり、驚くほどの差速度で後ろに流れ去る。
このシチュエーションでは、現行のBMW M6も、現行CorvetteのスーパースポーツモデルであるZ06も追走できる加速ではないのだ。
ミラーの中のドライバーは、自分の理解を超えた存在を前にして目を見開き、自分の車がバックしているかのような錯覚を味わっている。
そう、僕は誰よりも卑劣な男なのだ。

しかし、今日はこれだけでは済まなかった。
シフトアップの為、クラッチとシフトレバーを電光石火の速さで操作した時のことだ。
エンジンの回転が、異常なまでに跳ね上がった。
エンジン回転数は、レブリミットの7000rpmを遥かに超え、10000rpmに達しているかもしれない。
もちろん、アクセルペダルは踏んでいない。
アクセルリンケージのどこかが、引っかかったのだ。
瞬時にアクセルペダルの裏側につま先を突っ込み、ペダルを引き戻すが、エンジン回転数は落ちる気配がない。
その間、3秒。
そこまで、そのアクションを試みた上で、キルスイッチを倒した。
エンジンは即座に停止したが、マシンはその直前の加速で200km/hを超えている。
惰性でマシンをコントロールしながら、左車線に移る。
追い越し車線上での停止は、命を失いかねないからだ。
もっと言えば、出来れば狭い2車線が続く阪神高速神戸線上での停止は避けたい。
1km先に湊川出口がある。
この速度ならば、何とか到達できそうだ。
しかし、エンジンを停止しているマシンは、パワーステアリングも、ブレーキ・ブースターも効かない。
どれほどの力でブレーキを踏めば止まれるか、どれほどの力でステアリングを操作すれば曲がれるかは未知数だ。
だが、一発勝負であってもそれを決めるしかない。
キルスイッチを再び起こし、ウインカーとブレーキランプだけを動作するようにしながら、出口の下り勾配を利用して一般路へ向かう。
意外にも、ブレーキ・ブースターを失った6potブレーキは、何とか使えそうなレベルだ。
そして、一般路手前の一時停止標識を微妙に無視しながら、安全な場所に停止することができた。

ボンネットを開けると、進化型のキャブレターであるSPEED DEMONのアクセル・リンケージが、ほぼ全開の位置で完全に引っかかっている。(写真上)
指の力ではなかなか戻らない。
時折り、気化したガソリンが陽炎を作っている。
爆発を警戒しながらも、何とか渾身の力を込めて戻す事ができた。

上野山君と連絡を取りながら、エンジンの熱が収まったところで、再始動を試みる。
バルブ・サージングはさせてしまっているだろうが、エンジン音に全く異常はないようだ。
これならば、フル・スロットルさえ踏まなければ安全に帰宅する事ができそうだ。
しかし、超高回転が影響してファンベルトを引きちぎってしまっていることを、このとき僕は気付いていなかった。
悔やんでも悔やみきれない。
この写真には、オルタネーターにベルトが掛かっていない様子が、わずかに写り込んでいる。
ベルトがなければ、ウォーター・ポンプも回らない。
500メートル先で、彼女は息絶えた。
緑色の汚物を撒き散らしながら。

上野山君にローダーで来てもらい、積み込み作業。
傾きかけた陽の光を浴びながら、機嫌を損ねた1969年生まれの彼女もまた淋しそうに見えた。
「不良の系譜」は、まだ終わらない。

----この物語は、フィクションです----


それにしても、平穏に終わる日が一日くらい有ってもいいんじゃないのか?
勘弁してくれよ。
【Vette】
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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Aswad - Shine (輝いて欲しいのよね)

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Aswad - Shine (...
キャブのガソリンを抜いて、タンクのガソリンを送り込む。
タンクのガソリンだって、2年以上は前のものだろうが、何とかなりそうだ。
よし始動!
エンジンは問題なし。
タイヤ空気圧が少々低いが、隠れ家まではもちそうだ。
真冬の深夜、風を切るKENZ VANVAN200は、すこぶる快調。

隠れ家で、ZZ572 '69VetteとM6に対面する。

鏡面加工の輝きは失せてしまったが、バフをあて直せば美しく甦るだろう。
僕の頭の中では、Aswadの曲が止まらなくなっていた。
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

ワオ!と言っているユーザー

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