「1ドル=147円71銭~147円73銭」
8月
26日
25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前週末比85銭円安・ドル高の「1ドル=147円70〜80銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=147円92銭」、高値は「1ドル=147円32銭」でした。
前週末に円買い・ドル売りが広がった後で、持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが優勢になりました。米金利が上昇したことも、円相場の重荷となっています。
前週末22日のカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」での<パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長>の講演を受け、市場では9月の会合で(FRB)が利下げを決めるとの観測が広がりました。
25日の市場では、9月は(0.25%)の利下げの可能性が高まったものの、<トランプ関税の影響もあり、その後は見通せません。経済データを見極めながら、円相場は足元のレンジ内の取引が続くとみられ、ひとまず持ち高を調整する円売り・ドル買いが出やすくなっていました。
25日の米債券市場では買いに傾いていた持ち高を中立方向に戻す動きが出て、幅広い年限で金利が上昇(債券価格は下落)しています。日米金利差の縮小観測が後退したことも、円売り・ドル買いにつながりました。