日経平均株価(1月21日)終値3万9027円98銭
1月
21日
21日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比49円27銭(0.13%)高の3万8951円77銭でした。20日の欧州株式相場の上昇を受け、日本株にも買いが先行しまました。10時ごろに20日に就任した<トランプ米大統領>がカナダとメキシコに対し、関税を発動する可能性を示したことからリスク回避の売りが強まり、日経平均は200円あまり下げる場面があるなど、乱高下でした。
日経平均は朝方に300円強上昇する場面がありました。<トランプ米大統領>が、初日に署名する大統領令において「新たな関税を発動することはないとみられている」と報じられたことをきっかけに、トヨタやホンダ、日産自などの自動車株を中心に買いが入りました。
10時ごろに<トランプ米大統領>が、カナダとメキシコからの不法移民と違法薬物の流入への対抗策として「25%(の関税)ということで考えている。2月1日に施行すると思う」と関税を発動する可能性を示したことが明らかになると、リスク回避の売りが一転して 強まりました。それまで上昇してトヨタなど自動車株も下落に転じています。
アドテストやディスコなどの半導体関連株は上昇でした。懸念材料となっていた対中関税の強化については新たな材料が出ていないことが、ひとまず買い安心感につながったようです。
終値は、前日比125円48銭(0.32%)高の3万9027円98銭で終えています。