鹿児島県・屋久島の世界自然遺産登録地域で、<小島弘昭>東京農業大農学部教授らの調査チームが、「ゾウムシ」の新種を見つけたことを13日、明らかにしています。同島の自然の豊かさを改めて示す発見で、近く本格的な調査にとりかかるようです。 共同で調査する<養老孟司>東京大名誉教授とともに学名を付け、11月30日に福岡市で始まる日本甲虫学会で発表予定です。年内にも刊行される学会の英文誌で詳細が公表されます。 <小島>教授によりますと、発見場所は島のほぼ中央にある投石岳(1830メートル)の南西側の投石平。6月と7月の現地調査で、ヤクシマアセビの葉に複数の個体がいるのを確認し、撮影に成功しています。