誰もが自然体でいられる、自立と共創の社会を目指して

私たち人間は、
それぞれが異なる経験や価値観を持ち、
完全に「真にわかりあう」ことは難しい。
 
 
・・・・いや、ほとんど不可能だと私は考えています。
 
 
 
 
 
それゆえに
「寄り添う」ことや「共感」がよいこと。
とされることには、私は疑問を感じます。
 
 
 
 
 
その人が体験したこと、感じたことは
その人だけのモノであり、
むしろ簡単に「わかる」わけがないからです。
 
 
 
 
 
 
私たちは「わかり合えない」
という現実を前提にするならば、
 
「寄り添う」とは何なのでしょうか。
 
 
 
 
 
 
それは単なる自己満足？？？
やさしさの押し付けでは？？？
そっとしておくという選択肢もあるのでは？？？
誰かの力になりたい、と思った時、どんな言葉や行動を示すのがよいのか？？？
 
 
 
 
 
 
ちなみにコーチングでは、
感情にフォーカスした「受容的な傾聴」ではなく、
「ニュートラルに受け止める」という姿勢をとります。
 
 
 
 
具体的に例えをあげるとするならば、
 
「そうだよね、辛かったよね」ではなく
 
「辛かったんですね」という表現を使います。
 
 
 
 
寄り添う、というと、
言葉的にはすぐ触れられるほど近くにいることがイメージされますが
コーチングの聴き方には、一定の距離感があるように感じられます。
 
 
 
 
 
 

 

寄り添うためには、「想像力」が欠かせません。
相手の立場や感情を深く想像する力こそが、
真に寄り添う行為を支えるのです。
 
 
 
 
想像力を持つことで、
 
 
相手の痛みや喜びを尊重し、
決して踏みにじることのなく、
慎重な言葉選びや関わりが選択できると思っています。
 
 
 
 
 
 
寄り添うとは、決して簡単なことではありません。
 
 
 
 
 
そのためには、私たちは学び続ける必要があります。
 
自分自身の視点を広げ、他者を理解しようとする努力。
その積み重ねが、本当の意味で寄り添う力を育むのです。
 
 
 
 
「わかりあえない」ことが
前提だからこそ、寄り添うことができる
 
 
 
 
そんな矛盾の中にこそ、人と人とのつながりの深さがあるのかもしれません。
 
 
 
 
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