No.196 自分と相手と意見が違う時はどうする?
1月
10日
子どもたちとの哲学対話の前に、
あるお話をしました。
2人の間に大きなあるものがあるとしましょう。
一人の人は、「これは黄色をしています。」
と言いました。
その人の反対側に立つ人は、「これは青いです。」
と言いました。
そうしているうちに、二人は
「これは黄色だ!」「どう見ても青だろう!」と
ケンカを始めてしまいます。
これはどちらかが間違っているのでしょうか?
このケンカが起きないためにはどうしたらいいのでしょう?
子どもたちはこう教えてくれました。
「そう思った理由をきく」
「違うところから見てみる」
「相手の意見を褒める」
そう、まずは相手の意見を認めるところから。
否定をしても、意地を張っても、
なんにもなりません。
自分の意見を持つことはとても大事なこと。
だけど
自分と相手が意見が違うからって
責めたり、貶めたり、決めつけたりしてはいけない。
自分が「正しい」と思っている意見が、
誰かから見ると間違っていることや
誰かを傷つける可能性もあるんだって
私たちは知っていなくちゃいけない。
そういうことも知っておきながら
言葉を発したい。
やさしい言葉を選びたい。
余談:
ちなみに犬は赤色が認識できないそうです。
青と黄色とグレーしかわからないらしい。
友人にも色覚異常の人がいて、赤信号が見えにくい、と以前話してくれました。
自分と相手が同じものを見ているわけではないのだ!と
知れたことも、私にとって大きな財産になっています。
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