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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(71)『経済ニュースのネタ帳 2026-27』DJ Nobby(ハゴロモ)

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今年の読書(71)『経済ニュースのネタ帳 2026-27』D...
『神戸ファルコンの散歩メモ』では、「日経平均株価」「ダウ平均株価」「1ドル」の円為替レートをアップしていますが、関連として参考にしている経済番組が、地元ラジオ放送局「ラジオ関西」にて、<DJ Nobby(福永 信彦)>がキャスターを務め「経済の今」をテーマに月曜日~木曜日の朝<6:30~7:00>に東京スタジオから生放送されています『絶対わかる経済ニュース 知らんけど』です。
 
<DJ Nobby>は、Voicyでフォローワー10万人を超える経済・金融キャスターです。関西大学経済学部卒業後、新卒でシティーバンク入社、外国為替ディーラーとして勤務後、東京金融取引所に転職。くりっく365の市場運営・上場企画運営に従事、その後プレデンシャル生命、メットライフ生命にてコンプライアンス部門マネージャーを歴任して、2021年に独立、2023年日本音響広告社を設立、代表取締役を務めている経歴の持ち主です。
 
本書『経済ニュースのネタ帳 2026-27』は、そんな<DJ Nobby>による経済解説本です。2025年に起こった政治経済の重大ニュースを、分かりやすく面白く網羅しています。イラストや図表をふんだんに使い、視覚的にも理解しやすくエンタメ色が強めの構成です。
 
日本、そして日本を取り巻くグローバルなニュース解説に、「そうゆうことだったのか」と、経済初心者の方にもわかりやすく解説されています。
 
<トランプ大統領>就任に始まり、トランプ関税、物価問題にコメ不足、戦争、投資に、お隣の大国・中国の状況まで、これさえ読めば2025年の世界情勢が理解できて、2026年に向けての下地が整います。
#単行本 #読書

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今年の読書(70)『違法捜査官』新美 健(小学館文庫)

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今年の読書(70)『違法捜査官』新美 健(小学館文庫)...
冒険特務大活劇『満州コンフィデンシャル』や街角バイク探偵物語『カブ探』などの<新美 健>が、初めて手掛けた警察イリーガル小説『違法捜査官』は、書下ろし文庫本として2025年11月11日に発売されています。
 
一癖ある三十歳の警察官の「仲條晴臣」は、南署が持てあます刑事ですが、出勤するなり、三代目となる新しいペア「芹沢卓巳」と組むことになります。実は、初代も二代も「壊れて」しまい、ペア解消となっていました。サボり上手で一筋縄ではいかない「仲條」は、所轄の誰もが持て余している人員なのでした。しかし、今回の「芹沢卓巳」は、警視庁から来た四十代半ばの警部補で、「仲條」にとっては侮れない存在です。
 
そんな二人にに任されたのは、死体遺棄事件でした。飲酒運転の検問突破を試みて、横転した軽トラックの荷台から死体が転がり落ちたのでした。ふたりで現場から逃走した運転手を捜すのですが、型破りな「芹沢」の「やり方」に翻弄される「仲條」でした。
振り回されつつも、次第に面白くなってきた「仲條」の前に、警視庁の監察官「北山重行」が査察で現れます。「変則的な」捜査を重ねるうち、単なる死体遺棄事件が予想外のブラジル人が絡む来日外国人関連事件へと繋がっていきます。
 
じっくりと足で稼ぐ捜査の刑事物とは一線を引く、型破りな違法捜査を行う刑事の登場する小説は<黒川博行>を始め多々ありますが、エンターティナメントの世界とすれば、許される範囲での刑事物として、面白く読み終え、今後のシリーズ化が楽しみな一冊でした。
#文庫本 #読書

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今年の読書(69)『遠火』今野敏(幻冬舎文庫)

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今年の読書(69)『遠火』今野...
<今野敏>による本書『警視庁強行犯係・樋口顕 遠火』は、2023年8月に刊行され、2025年11月10日に文庫本が発売されています。
 
『警視庁強行犯係・樋口顕 リオ』(1996年7月4日発売)に始まる「警視庁強行犯係・樋口顕」シリーズも、本書で7作目になりますが、2025年11月19日に8作目となる『警視庁強行犯係・樋口顕 白露』が刊行されています。
 
奥多摩の山中で見つかった未成年の女子の他殺体。警視庁捜査一課の樋口班が調べると、殺されたのは売春の噂があり、渋谷署が既に接触していた17歳の女子高生「梅沢加奈」でした。
 
「樋口」は被害者が所属していたグループのリーダーや友人と面会しますが、違和感を感じ取った美人の友人「成島喜香」と公園に呼び出され話を聞きますが、その時の二人きりの様子を何者かに撮られ、下心があるかのような投稿写真としてネットに流されてしまいます。
 
実直な性格から同僚の信頼も厚い「樋口」があらぬ疑いをかけられますが、動揺することもなく、捜査本部が置かれた渋谷署で、刑事としての矜持を貫きとおし、事件を解決に導きます。
 
登場人物たちのキャクターの書き込みが秀逸で、いつもながら警察組織の人間関係が微妙に揺れ動く描写に感心しながら読み終えました。
#文庫本 #読書

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今年の読書(68)『なんとかしなくちゃ。星雲編』恩田陸(文春文庫)

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今年の読書(68)『なんとかし...
SFもファンタジーもホラーもミステリも青春小説も自由自在に書き分ける多彩な技量の持ち主の<恩田陸>らしい『なんとかしなくちゃ。星雲編』は、2022年11月7日に刊行され、2025年10月10日に文庫本が発売されています。
 
読み終わり、文庫カバーのお城のジオラマが意味するところに「なるほど!」と納得しました。
 
「これは、梯結子の問題解決及びその調達人生の記録である。」と要約されていますが、これも「なるほど!」と思えました。

大阪で代々続く海産物問屋の息子を父に、東京の老舗和菓子屋の娘を母に持つのは、本書の主人公「梯結子」で、4人兄弟の末っ子です。幼少の頃から「おもろい子やなー。才能あるなー。なんの才能かまだよう分からんけど」と父に言われ、「商売でもいけるけど、商売にとどまらない、えらいおっきいこと、やりそうや」と祖母に期待されていました。その彼女の融通無碍な人生が、いまここに始まるということで、「星雲編」は、幼少も頃から大学卒業して、就職するまでの「結子」の人生が描かれていす。
 
代々兄弟が習う茶道のお稽古、公園の砂場での対応、同級生のお誕生日会、生徒会選挙の応援演説、新聞広告のアイデア、フランス語の勉強、ファミレスのアルバイト、家での晩ご飯当番、大学での城郭愛好研究会、映画が『大脱走』で、誰もが諦めた課題を「なんとかしなくちゃ。」の一心で解決する波乱万丈な「結子」の青春時代の難題な出来事を、ユーモアを交えて読みやすい文章で描いています。
 
「結子」の「星雲編」がどのような伏線としていかされ、次の「立志編」の展開が楽しみで期待を感じさせる443ページの前編でした。
#文庫 #読書

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今年の読書(67)『スティーヴン・スピルバーグ 未知と驚異の創造主』

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今年の読書(67)『スティーヴン・スピルバーグ 未知と驚異の...
<イアン・ネイサン>による映画監督<スティーヴン・スピルバーグ>の評伝『スティーヴン・スピルバーグ 未知と驚異の創造主』が、10月25日に(フィルムアート社)より発売されています。
 
芸術と商業を見事に融合させてきた<スティーヴン・スピルバーグ>の〈幼少期の目覚め〉から、『フェイブルマンズ』までの長い旅路を探ります。<ジョージ・ルーカス>をはじめとする制作者仲間〈ムービー・ブラッツ〉の面々、作曲家<ジョン・ウィリアムズ>、プロデューサーの<キャスリーン・ケネディ>、映画編集者<マイケル・カーン>、俳優の<リチャード・ドレイファス>、<ハリソン・フォード>、<トム・ハンクス>、そして興行界の大物にして恩師である<シド・シャインバーグ>らとの協働についても言及しています。
 
 また悪夢のような撮影と手強いサメに翻弄された『ジョーズ』、奇妙な野心に満ちた『未知との遭遇』、挫折に終わった<三船敏郎>が出演した『1941』、そして「インディ・ジョーンズ」シリーズなど、製作の過程から生まれた数々のエピソードも紹介しています。
 
著者<イアン・ネイサン>は<スティーヴン・スピルバーグ>という作家を芸術家として、映画監督として、そして1人の人間として見つめ直しています。
#単行本 #映画 #映画監督 #評伝 #読書

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今年の読書(66)『百歳の景色見たいと母は言い』市毛良枝(小学館)

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今年の読書(66)『百歳の景色...
著者<市毛良枝>(75)は、1971年にドラマ『「冬の華』でデビュー。テレビ、映画、舞台、講演と幅広く活躍しています。40歳から始めた登山を趣味とし、1993年にキリマンジャロ、のちにヒマラヤの山々にも登り、著書に『山なんて嫌いだった』・『73歳、ひとり楽しむ山歩き』などがあります。現在、<豆原一成>(JO1)とダブル主演を務めた映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』が上映中です。
 
本書は『百歳の景色見たいと母は言い』、2025年11月28日に刊行されています。老いていく親に伴走して介護に翻弄される毎日、施設への入居、在宅介護、笑顔が見たくて車椅子で連れて行ったアメリカ・オレゴンへの海外旅行など、母を100歳で看取るまでの日々がつづられているエッセイ集です。
 
市毛さんのお母様は、2004年・2005年に脳梗塞を発症後、要介護状態になり、2016年に100歳10か月で亡くなられています。
 
母と娘の生き方を通して、素晴らしい思い出が人生の糧になり、最後は介護される側も介護をする側も後悔しない人生を送ることになるということをポジティブなメッセージとして伝えてくれています。
#エッセイ #介護 #単行本 #映画 #芸能 #読書

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今年の読書(66)『最後の外科医 』中山 祐次郎(文春文庫)

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今年の読書(66)『最後の外科医 』中山 祐次郎(文春文庫)...
本書は、人気シリーズ『泣くな研修医』の著者で現役外科医<中山祐次郎>の新シリーズ(?)になるのでしょうか、『最後の外科医 楽園からの救命依頼』は文庫本書下ろしとして2025年10月10日に発売されています。
 
5篇が収録されていますが、多くの読者は読み始めて、漫画家<手塚治虫>の『ブラックジャック』を思い起こされたと思います。医師免許のないモグリ天才外科医「カイ」が究極の〈不可能手術〉で、多種多様な患者の命を救う物語です。
 
主人公は29歳の天才外科医「カイ」です。10歳の頃から戦地でメスを握り、命の現場を駆け巡ってきた経験が彼を天才外科医に育て上げました。
 
しかし、「ふつうじゃない手術」には相応の見返りがなければなりません。「カイ」の相棒・交渉人の「神園」が要求する法外な報酬金と、患者との駆け引き。そして圧巻の手術場面の描写等、現役外科医ならではの緊迫感が楽しめます。
 
飛行機事故での外科手術、夢にまで見た世界タイトルマッチ目前に癌に冒された21歳ボクサー、闇の手術の協力者の看護師の先天性心臓疾患の娘、美しすぎる顔を棄て別人になりたい人気女優。失明に怯える米軍スナイパーなどの患者たちの切なる願いに、応える「カイ」と「神園」でした、
#外科医 #文庫本 #読書

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今年の読書(65)『トラック野郎 50年目の爆走讃歌』小川 晋(立東舎)

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今年の読書(65)『トラック野郎 50年目の爆走讃歌』小川 ...
1975年8月30日に第1作『トラック野郎 御意見無用』(監督:鈴木則文)が公開され、映画「トラック野郎」シリーズの公開50周年を記念した書籍『トラック野郎 50年目の爆走讃歌』が、2025年10月17日に刊行されています。
 
 <菅原文太>演じる〈一番星〉こと「星桃次郎」と、<愛川欽也>扮する〈やもめのジョナサン〉こと「松下金造」の長距離トラック運転手コンビの活躍を描いたのが、「トラック野郎」シリーズです。
 
デコレーショントラック専門誌『トラック魂』で4年間連載されました『映画トラック野郎 爆走讃歌』をベースとする本書には、<菅原文太>のインタビューに加え、新たに<中島ゆたか>、<あべ静江>、<黒沢年雄>、<宇崎竜童>と<阿木燿子>の新規インタビューが掲載されています。
 
さらに10ページに及ぶ秘蔵写真も収録されています。巻末には「全10作詳細クレジット」と題したキャスト・スタッフのほぼ完全クレジットも記録されています。
#単行本 #映画 #読書

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今年の読書(64)『野火の夜』望月諒子(新潮文庫)

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今年の読書(64)『野火の夜』...
著者<望月諒子>の作品としては、神戸市在住の作家だということで初めて手にした『野火の夜』で、2023年2月刊行、文庫本として2025年10月1日に発売されています。
 
昭和・平成・令和にまたがる壮大なスケールの物語ですが、多くの伏線もしっかりと最後には回収され、著者の筆力を感じる見事なミステリーとして最後まで気が抜けませんでした。
 
2021年夏、関東各地の自動販売機から、血のついた5千円札が相次いで発見されます。新渡戸稲造の肖像の旧札で、総額は約2百万円。数日後、池袋のビルとビルの隙間で中年男の死体が見つかります。男の身元は「森本賢次」、55歳と判明。その息子「森本恒夫」こそ、血染めの5千円札を自販機で使おうとして逃げ出した男でした。血染めの紙幣は、死んだ父親がかつて連絡船の中で盗み、自宅に隠していた数千万円の一部だといいいます。
 
週刊『フロンティア』のフリーライター「木部美智子」は、5千円札の出所を追ううち、愛媛県南西部の由良半島で25年前に起きたある事件へと辿りつきます。25年前の事件は、世間的には火災としか報道されていませんが、実は一軒の家で二人の死者が出た殺人事件だったことを「木部」はつきとめます。その現場で血に染まった例の5千円札は、原発発電所誘致のために地元にばらまくために用意された裏金だったのではないか。犯人だとされた「神崎元春」は山の中で自死。「木部」は、「元春」の妻だった女性「芳江」を追い求めて事件の深層を探ろうとする中、「元春」の父「安治」の満州・奉天での日記を「芳江」から入手します。
 
第3章は、突如として場違いと思われるこの「安治」の奉天での記録がつづられていますが、この物語の大きな伏線となっています。極限状況の中で人はいかにして生きるのか。修羅の道を選ばざるを得なかった人間の限りない哀しみと痛みと勇気を赤裸々に描き出しています。
 
満州で再会した3人の同郷人の運命と、男の子3人を描く一枚の小さな水彩画が、最後にしみじみと胸に染みる物語でした。
#文庫本 #読書

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今年の読書(63)『ハチは心をもっている』ラース・チットカ(みすず書房)

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今年の読書(63)『ハチは心を...
〈ハナバチ〉の認知研究の権威である著者<ラース・チットカ>が、1匹の〈ハチ〉の内にある驚くべき精神生活を説き明かす本書『ハチは心をもっている 1匹が秘める驚異の知性、そして意識』は、2025年2月17日に発売されています。
 
もちろん、〈ハチ〉の心は人間の心とはまったく異なります。しかし〈ハチ〉の心が「原始的」だと思ったら大間違い。本書の読者はまず、ハチの賢さに驚嘆することでしょう。どんな課題もたちどころに学習し、瞬時に効率のよい判断を下して問題解決していきます。数を数え、道具を使い、ほかのハチやほかの動物から問題解決の方法を盗みさえする、などなど。
 
この速くて柔軟な心は、採餌や帰巣の必要、〈ハチ〉の形態やサイズなどに適う方向へ、進化の手が精巧に磨き上げてきた結果です。<ファーブル>、<カール・フォン・フリッシュ>、<マルティン・リンダウアー>、そしてもちろん著者自身も含め、数多の研究者たちがアイデアを凝らした巧妙な実験によって、その「異なる心」の解明に挑んできました。本書は、科学実験がいかにクリエーティブな営みであるかを知ることができ、〈ハチ〉の内面を探る実験のおもしろさも本書の大きな読みどころの一つになっています。
 
著者は〈ハチ〉の個体が「パーソナリティ」をもち、「自他」を区別し、内的表象を形成し、苦痛や情動を経験するといった心的機能も探っています。本書を読む前と後で、〈ハチ〉はもちろん、すべての昆虫への見方が変わることでしょう。
#単行本 #昆虫 #蜂 #読書

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