高タンパクツナ缶の標準製品です。直接捕まえた新鮮な原材料マグロを急速冷凍させたことで肉質が生きており、ただ召し上がっても肉質の淡い味と香ばしい味がさらに映えます。チゲ類やキムパプ、チャーハンなどの炊き物やサンドイッチ、サラダなどの食材として最適です。 こんなツナ缶です ■おねだん 大きさを考えると普通(300円ちょっと) ■魚の種類 カツオ(ライトミート) ■液汁の種類 菜種油漬け(薄め) ■身のほぐし方 粗いほぐし肉とかたまりが半々くらい ■おすすめの食べ方 ご飯系の料理に向く。パスタとも相性良い。 韓国産のスタンダードツナ缶 韓国の水産企業・東遠(동원)の標準ツナ缶。名前まで「LIGHT STANDARD」と、STANDARDなことをこれでもかと強調している。なおツナと言いながらカツオだが、韓国は普及品でカツオが優勢になっている(日本のキハダ信仰が異常というのは比較しないとして)。 韓国のツナ缶にはSTANDARD TUNAという規格があり、ソリッド缶のように年輪状の身を含んでフレーク(ほぐし肉)の含有量を20%以下にするとSTANDARD、年輪状の身を含んでフレークの量を18%以下になるよう綺麗に詰めるとSOLIDという等級になる。ChunkやFlake、WhiteとLightについては日本のソレとまったく同じ使われ方がなされている。 日本国内では東遠ジャパンが輸入卸となり、韓国語のパッケージに一括表示とリサイクル表示だけペラいシール貼ってある、ほぼ現地仕様。 ヴィレヴァンで売ってた。たぶん韓国俳優さんのおかげだろう。その辺の世情に疎いが、ローカライズほとんどなしの韓国版のツナを食べられるのだから深く感謝している。 流通期限2026.11。ロット横の까지は「~まで」を意味する。 缶を開けたところ・味 あらほぐしの身の中に、五百円玉サイズのかたまり肉が二つ入っている。半分くらいあらほぐし肉ではないだろうか。香りはたまねぎ優位。 中のカツオはしっかり歯ごたえあって、ちゃんとツナ食べてくれるという感覚がある。下味がしっかりついているが、ほかの海外ツナ缶ほど自己主張やクセがない。日本産のカツオ油漬缶にかなり近いおいしさを持っている。 サラダやサンドイッチなどの生食に十分な適性を持つが、説明通りキムパプ(韓国の巻き寿司)やチャーハンなどご飯系の料理に合わせると更なるポテンシャルが発揮できるだろう。醤油かけて食べるツナご飯なら2人前が作れる。 ※日本語の情報に乏しく、本稿執筆にあたり韓国Namu Wikiの解説を大いに参照した。この場を借りて御礼申し上げたい。 ☆各種評価 ・グレード ★★★☆☆ 2.8 ・価格 ★★★★☆ 4.4 #320円/缶 ・味覚評価 ★★★☆☆ 3.2 ・入手性 ★☆☆☆☆ 1.0 #ヴィレヴァンで売ってた ・原産国 韓国 ☆スペック 固形量119g / 内容総量150g 315kcal/缶 食塩相当量1.0g タンパク質19.0g 原材料 カツオ、菜種油、野菜エキス(たまねぎ、にんじん、キャベツ、酵素) EAN:8801047111849 製造固有記号F108 輸入者 東遠ジャパン株式会社(東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル10F) 製品ページ Tuna canning review No.191 参考資料: ・「KSH6015:참치 기름담금 통조림(ツナ缶の標準規格)」韓国国家標準 1999.1 https://standard.go.kr/KSCI/ksNotification/getKsNotificationView.do?ntfcManageNo=2018-00811&menuId=921&topMenuId=502