☆コメント(2017.3実食) 2010年4月発売。マルハニチロは2つのブランドでツナ缶を輩出しており、ひとつがあけぼの、もうひとつがマルハ。この2つを別会社と思っている人も少なくないが、販売元が同じなら製造会社も大きく変わらない。あけぼのブランドで油漬缶のツナフレークがあり、マルハブランドでは野菜スープ漬や味付け缶といった一癖あるツナ缶を国内企業にOEMしている。 製造所固有記号SHCは静岡県焼津市にあるサスナが製造している。マルハニチロと非常に長い付き合いがあり、半世紀以上前にマルハから缶詰製造やらないかと提案されたところまで遡る。そうして資金ノウハウを供与され缶詰ラインを作り、ずっとマルハやあけぼのの缶詰を作り続けている。 2016.7製造。2019年以降の販売は確認できていない。 身がやや細かいが、十分な食感がある。水煮にありがちな生臭さはほとんど感じない。この辺は香辛料や油がうまく打ち消している。 油の含有量を下げて油入り水煮より低いカロリーを実現し、水煮特有の生臭さも40キロカロリー程度を引き換えに克服した。パイの小さい野菜スープ漬だが、それがどういうカテゴリなのかをしっかり表現したツナ缶といえるだろう。 (本記事は、ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.2(2017.5発行)の再録です。執筆後に終売した製品ですが、多様化と収斂を繰り返すツナ缶をありのまま記録する目的で改稿せず再録をおこないました。下線部をのぞく。) ☆各種評価 ・グレード ★★★☆☆ 3.0 ・価格 ★★★☆☆ 3.0 #172円/缶 ・味覚評価 ★★★☆☆ 3.1 ・入手性 【EOL】 ・原産国 国産 内容量 70g 95kcal/缶 食塩相当量0.7g 原材料 まぐろ、野菜スープ、大豆油、食塩、調味料(アミノ酸等) JAN:490901087155 製造所固有記号SHC 販売者:マルハニチロ株式会社(東京都江東区豊洲3-2-30)