ひっそりローンチされたM社ビンナガ味付 いよいよツナ缶イコール高いものという認識を消費者に浸透させたモンマルシェ。本品マグロフレーク味付缶は、2021年6月の店頭限定ギフトセット(6缶3千円)にこっそり紛れ込んでいた。 予告もなくいきなりパルシェ店の公式LINEにだけ本品が載っていて、本品のみの解説もなく、本当に「ひっそり」その存在を現したのである。 なにげに、醤油で甘じょっぱく煮つけたビンナガ味付缶は同ジャンル品がとても少ない(STIサンヨーのびん長まぐろ味付や、JF和歌山のまぐろ醤油煮(No.157)くらいしか思いつかない)。たいがいの味付缶はキハダカツオ等のライトミートを用いる。 (2021年7月現在で)製品情報ページがなく、今後単品販売するかどうかも不明だが、その出自からして特筆性のかたまりなので執筆とあいなった。エンボス加工で箔押しのないラベル。2021.1製。 ☆缶を開けたところ 醤油と生姜の香りが広がる。味付缶によくある斑点のついた身はほとんどなく、油漬等で使う白身の肉をそのまま味付缶にしたような趣だ。 モンマルシェを愛用する顧客を念頭に入れてか、あまじょっぱいファクターの部分は他の味付缶にくらべさっぱり薄味に仕上げてある。生姜は香りづけ程度。 ごはんにあわせるのが定番でおいしい。おにぎりの具にもちょうどいい。 単品販売か、ラインナップ常駐してくれたらいいのだけど… 各種評価・スペック ・グレード ★★★★☆ 4.4 ・価格 【N/A】 #単品販売なし ・味覚評価 ★★★★☆ 4.0 # ・入手性 【N/A】 #単品販売されたらいいな ・原産国 国産 ☆スペック 内容量 90g 118kcal/缶 タンパク質17.7g 食塩相当量1.9g 原材料 びんながまぐろ(国産)、しょうゆ(小麦、大豆を含む)、糖類(砂糖、水飴)、しょうが粉末/調味料(アミノ酸等) JAN:なし 製造固有記号BTC・ /X8 販売者 モンマルシェ株式会社(静岡県静岡市清水区本町1-7) 製造所 株式会社ミヤカン(宮城県気仙沼市元浜町2-102-1) Tuna canning review No.183 ■「ツナ缶スーパーリンク!!」 ・(No.41)ふつうのラベル 国産赤唐辛子ツナ →モンマルシェのフレーバードでは定番の赤唐辛子ツナ。どこのモンマルシェでも購入可能。筆者は綿実油フレークと赤唐辛子ツナを組み合わせて差し入れギフトを作って重用している。 ・(No.59)いなば まぐろ味附 →味とパッケージの雰囲気が似ている。こっちはライトミートの味付缶。 ・(No.157)JF和歌山 まぐろ醤油煮 →数少ないビンナガ味付の同志。身を大きくしたチャンクタイプで、こちらのほうがインパクトは大きい。 ・(No.127)ブラックレーベル → 食 う が よ い モンバルリッツ・ロンゲーナ大佐によるおねだんの暴力。レビュー文字数も4000文字オーバーと相成った。6缶ギフトセット一箱をたった1缶で凌駕するツナ缶がギフトセット以上のコストパフォーマンスを持つなどあり得ないが、そんな賛否両論を無制限級の品質でねじ伏せる。