韓国産のおかず系ツナ缶 韓国の水産企業・東遠(동원)が1980年代頃から製造販売しているツナ缶。マーケティングにはシーチキンめいたメディア戦略が用いられ、現在は韓国を代表するツナ缶製品고추참치として広く浸透しているようだ。その評判が評判を呼び、東遠に続けといくつかの企業が唐辛子ツナを製造している。 現地で言うところの「白飯喰らい」。兵士にも強く支持されるものの、栄養価と腹へのダメージから正式な戦闘糧食ではない。 ※日本語の情報に乏しく、本節がおおむね韓国語の解説からの意訳になっている点に留意願いたい。 日本国内では東遠ジャパンが輸入卸となり、パッケージをローカライズしたうえで一部の輸入食品店で取り扱っているようだ。日本ではカツオ使用の唐辛子ツナ(マイルド)のみが流通する。流通期限2020.10。ロット横の까지は「~まで」を意味する。 ※うっかり外観の画像を撮り忘れたため、メイン画像=缶を開けた画像に代えさせていただく。 缶を開けたところ・味 真っ赤な液汁の中に、角切りされたジャガイモとニンジンが入っている。身を含め3~4辛くらいには辛いのだが、ミヤカン(No.40)などの国産勢とは全く異なる質の辛さを持っている。現地で白飯喰らいと呼ばれる理由も理解できる。 身はチャンク程度のかたまり肉とフレーク肉が混ざっている。どちらにもしっかりコチュジャンベースの味がしみ込んでいて、生臭さは感じられない。今まで食べた海外勢の味付け缶の中ではトップクラスに食べやすい。 手軽に韓国のズボラメシ──もとい、韓国料理を日本で再現できる、という点は大いに評価できるだろう。 お上品な辛さが好みなら前出のミヤカンピリ辛ツナ、さらにお上品ならモンマルシェの国産唐辛子(No.41)で、よりストイックに辛さを求めるなら東遠唐辛子ツナやAyamのカレー系ツナにつながっていく。辛いツナ缶の開拓は(筆者が辛いの苦手で)遅々として進んでいないため、新たな求道者のエントリーを期待したい。 ☆各種評価 ・グレード ★★★☆☆ 2.5 ・価格 ★★★☆☆ 3.0 #165円/缶 ・味覚評価 ★★★☆☆ 3.5 #画期的な味 ・入手性 ★☆☆☆☆ 2.0 #コストコにもあるらしい ・原産国 韓国 ☆スペック 固形量50g / 内容総量100g 125kcal/缶 食塩相当量1.5g タンパク質14.0g 原材料 カツオ、唐辛子ソース(トマトペースト、砂糖、唐辛子粉、にんにく、酵母エキス、食塩、玉ねぎ粉末、胡椒、でん粉、唐辛子、乳酸菌)野菜(じゃがいも、にんじん、玉ねぎ)、食用なたね油、甘味料(ソルビトール)、調味料(アミノ酸等) (原材料の一部に小麦粉を含みます) EAN:8801047621164 製造固有記号F4 輸入者 東遠ジャパン株式会社(東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル10F) 製品ページ Tuna canning review No.117
投稿日 2018-10-07 18:00
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投稿日 2018-10-10 06:15
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投稿日 2018-10-09 11:19
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投稿日 2018-10-10 06:18
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