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Zak_Kinchaku-Bukuro
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10月
2日,
2024年
《 雅羅・/・襍〝備忘録24-37〟❖ ’24-276 ❖ 》
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イワギボウシ(岩偽宝珠)クサスギカズラ科 (Asparagaceae)
学名:Hosta longipes (Franch. & Sav.) Matsum.;
Funkia longipes Franch. & Sav., Enum. Pl. Jap.
クサスギカズラ科は、別名キジカクシ科.
キジカクシ科は旧分類のユリ科から分割された。
イワギボウシ(岩偽宝珠); 多年草。
岩偽宝珠は山地の湿った岩場や渓谷の岸壁や樹木の幹や枝に着生する草本。
根元に纏まってつく葉は幅の広い卵形で厚く、表面に光沢がある。
長い葉柄に紫黒色の細かい斑点、葉の下面脈上は全く滑らか。
苞は比較的小さく、花茎伸長時の初期から苞の間に蕾が見えたり、
苞が開花時にしおれるのは特徴的姿だが、各地には変種が色々とある。
花弁内側の脈は着色しないか着色しても濃くはならない。
雄蕊は、花弁より突き出す。
花筒の透明線は広筒部のほぼ全体から細筒部にまで及ぶ。
サイコクイワギボウシ(Hosta longipes var. caduca)が四国西部と九州に、
イズイワギボウシ(H. longipes var. latifolia)が伊豆半島と伊豆諸島に、
ヒメイワギボウ(H. longipes var. gracillima)が四国東部と近畿地方南部に、
オヒガンギボウシ(H. longipes var. aequinoctiiantha)が西日本に分布している。
イワギボウシ(岩擬宝珠)は、日本固有種。
葉柄に広く紫色の斑点がある。葉の下面脈上は全く滑らか。
苞が比較的小さく、花茎伸長時の初期から苞の間に蕾が見え、やや薄質。
花被内側の脈は着色しないか着色しても著しく濃くはならない。
雄蕊は花被より突き出す。
花筒の透明線は広筒部のほぼ全体から細筒部にまで及ぶ。
《 私的未見の秋花〝岩偽宝珠〟 ❖ 9月~10月上旬 ❖ 》
**神奈川県植物誌**
イワギボウシ Hosta longipes (Franch. & Sav.) Matsum.;
Funkia longipes Franch. & Sav., Enum. Pl. Jap. 2(2):
529 (1878)の基準産地は箱根山(Savatier n.1297bis)
高さ 20~30cm.葉は花茎より少し短い.
葉身は広卵形,下面は平滑である.
脈は片側で 5~8 個.葉柄は暗紫色の細点を密布し紫色を帯びて見える.
苞は白色から淡紫色で長さ 7~12mm.花は 8~9 月,淡紫色.
本州,四国,九州に分布する日本固有の植物.
県内では小仏山地,丹沢,箱根などに分布するほか,
三浦半島,相模原台地にも見られる.
川岸の岩場や樹幹に着生する.
葉柄の緑色の 1 型をアオジクイワギボウシ
form. viridipes F.Maek. in J.Fac. Sci. Imp. Univ. Tokyo, sect. 3, Bot. 5:
388 (1940) といい箱根駒ヶ岳が基準産地.
標本:アオジクイワギボウシ 1983.6.4 林辰雄 KPM-NA1069728.
(2)コバギボウシ Hosta sieboldii (Paxton) J.W.Ingram; H. albomarginata Ohwi form. lancifolia Ohwi; Hemerocallis
japonica Thunb. in Murray, Syst. Veg. ed. 14: 339 (1784) の基準産地の 1 つが箱根(Fakoniae)
高さ 40~50cm.葉身は狭卵形または楕円形,卵状楕円形など葉形や大きさに変化が多く,
鋭頭または鋭尖頭で,基部はしだいに狭くなって翼となって葉柄に流れ,
脈は片側で 3~6 個ある.
苞は緑色,狭卵形,鋭尖頭.花は淡紫色,長さ 4~5cm.花期は 7~8 月.
北海道,本州,四国,九州;サハリン,千島,ウスリーに分布する.に分布する.
県内では各地にやや普通で,草原や疎林内に生える.
葉身が特に狭いコギボウシ var. intermedia (Makino) F.Maek.; H.clavata F.Maek.
の型の標本も南足柄市矢倉岳や相模湖町小仏などに見られるが,
両者に決定的な分類形質は見られず,本稿では同一種として扱った.
(3)オオバギボウシ Hosta sieboldiana (Lodd.) Engl.; H. montana F.Maek.
高さ 50~120cm.葉身は広卵形または狭卵形,基部は心形または切形,
下面は多少とも突起状毛がある.脈は片側で 9~12 個.
苞は咲き始めの花茎が伸びるときには開出して星形をなし,
開花時には花茎と直角に開出し,広卵状披針形または卵形,
白色または淡緑色で長さ 2.5~3cm.花は 7~9 月,白色または淡紫色.
花筒は長さ 4~6cm.北海道,本州(中部以北)に分布する日本固有の植物.
県内では全域にもっとも普通で,草原,疎林の下,岩場などに生える.
(4)キヨスミギボウシ Hosta kiyosumiensis F.Maek.
オオバギボウシのように葉下面脈上には突起状の凹凸がある.
苞は開花時に開出せず,ボート形に凹み,緑白色で質厚く,長さ約 1.5cm.
花期は早く,6 ~ 7 月である.
本州(関東地方南部,東海地方,近畿地方)に分布する日本固有の植物.
県内ではきわめて稀.本来は,林床に生える植物だが,
『神植誌 01』の調査で箱根湯本の早川の渓岸で採集された(1993.7.7 中村和義 KPM-NA1105346).
それ以後は採集されておらず『神 RDB06』では絶滅危惧ⅠA 類とされた.
*
来年は、観に出掛けたい。資料作りをしておこう。
※ 以上、総ての画像は借り物 ※
「令和陸年(皇紀2684年)10月02日、記」
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