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Zak_Kinchaku-Bukuro
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10月
3日,
2024年
《 雅羅・/・〝里緑地の花 '10-1〟❖ ’24-277 ❖ 》
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シロヨメナ(白嫁菜) キク科(Asteraceae) シオン属
学名:Aster ageratoides var. laticorymbus (Vaniot) Hand.-Mazz.
別名:ヤマシロギク(山白菊)
シロヨメナ(白嫁菜);
草名は、花が白く、草姿がヨメナに似ているのでついた。
別名の山白菊は、標準和名のヤマシロギクとは別種。
山野の林下や林縁などに普通に生え変異の多い多年草。
茎は細く時に屈曲して上部でよく分枝し茎高0.3~1mになる。
半日陰に生育しており、日当たり良い場所では余り見られない。
葉は長さ5~15cm、幅2~5cmの長楕円状披針形で先は鋭く尖り基部は楔形。
縁に大きな鋸歯があり、葉柄との付け根から出た3つの長い脈が目立つ。
短い柄があるかまたは無柄で茎は抱かない。質はやや薄い。
表面はくすんだ深緑色で多少短毛があり、裏面は淡緑色。最大幅は基部寄り。
葉身の基部の1/3辺りで急にくびれると書いてある図鑑もあるが、
そのように見えないものも多いので同定の参考にはならない。
頭花は細い花柄の先に1個ずつ付き、直径1.5~2cm。
総苞は長さ約4mm、幅5-6mmの筒状。
総苞片は3列、やや薄く鈍頭、暗緑色で微毛がある。
舌状花は白色、まれに淡紫色を帯びることがある。
痩果は扁平で長さ2~3mmの狭倒卵形。冠毛は長さ3~4mm。
似た花のシラヤマギクは、茎と葉の両面に白い短毛が密生、葉はやや茎を抱く。
葉の幅は両種とも変異が多く、同定の決め手にならない。
ノコンギクは日当たりのよいところに生え、頭花は一回り大きく直径2~3.5cm.。
ふつう淡紫色を帯び、葉身の最大幅は中部付近、葉の先は細長くは伸びない。
葉の両面に短毛が密生していてざらつく。
シロヨメナの学名は分類が難しく、学名には諸説ある。
Kewscienceでは広義には東アジアに広く分布するAster ageratoides Turcz.とし、
狭義にはAster ageratoides var. laticorymbusとされる。
Aster ageratoidesは中国、台湾、朝鮮などにも分布する。
花が紫色を帯び、日本のシロヨメナとはやや異なるところもある。
日本のシロヨメナでも、四国には紫色を帯びるものが多い。
《 里・丘陵地の秋花〝白嫁菜〟 ❖ 9月~10月上旬 ❖ 》
**神奈川県植物誌**
シロヨメナ Aster leiophyllus Franch. & Sav. var. leiophyllus; A. ageratoides Turcz. var. ageratoides
多年草.横走する地下茎がある.
茎は直立またはやや斜めにでて,やや紫色を帯びる.高さ 40~100cm.
茎の葉は薄く,長楕円状披針形,長さ 10~15cm,幅 2~4cm,
基部近くで急に幅が狭くなり,ほとんど無柄,粗い鋸歯があり,3 脈が目立つ.
頭花は径 1.5~2cm.総苞は長さ 4mm.痩果は長さ 2.5mm.冠毛は長さ 4mm.
花は 9~11 月.
本州,四国,九州;朝鮮,中国,台湾に分布し,日陰の林縁や林の中などに生える.
『神植誌 01』では Ito & Soejima(FJⅢ b)に従い,
日本のシロヨメナに対して A. ageratoides(中国大陸に広く分布)を採用したが,
ここでは,『平凡新野生 5』に従い種を狭くとらえ,A. leiophyllus(日本~台湾にのみ分布)を用いた.
『神植誌 58』に花が紫色のムラサキシロヨメナ form. purpurellus H.Hara が
三浦半島や小田原市で記録されている.『神植誌 88』では,
丹沢西部のブナ林の林床に生える葉の広いシロヨメナ類については再検討が必要であるとしながら,
茎が直立し緑色で,葉は幅広く,長さ 10~14cm,幅 6~7cm の広卵形~広楕円形になり,
花がやや密な散房状につくものをヒロハシロヨメナ A. leiophyllus var. latifolius Katsuy. & Ohba, nom. nud.
と仮称している.しかし,『神植誌88』のための調査では 2 標本が
ヒロハシロヨメナとされたのみで,その後の調査では典型的なものは得られていない.
『神植誌 01』では,日本海側に分布するタマバシロヨメナ var. ovalifolius (Kitam.) H.Hara
や関東地方北部にあるオオバシロヨメナ var. robustus (Koidz.) Makino & Nemoto
との関係も含め,さらに資料を収集し検討したいとされた.
ノギク(野菊)ってどの種を観ても思っていた子供時代。
多年草の野菊と総称されるものの一種。
『神奈川県植物誌2018』には”日陰の林縁や林の中などに生える”とあるが、
神奈川県南東部の丘陵地帯で見る野菊は、面白い環境に生育している。
昼間、直射日光が当たり半日陰の丘陵草地でよく見かけた。
厳密的な種を特定できていないが、散歩での目の保養うだった。
長い事、散策していないが再度、歩いてみたい。
シロヨメナとノコンギクを見分ける散策に。
「令和陸年(皇紀2684年)10月3日、記」
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