《眼福(142)“6月下旬の泉の森!?!”❖21-172❖》

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タシロラン(田代蘭)      ラン科(Orchidaceae)
学名:Epipogium roseum (D.Don) Lindl.
別名:タカトリラン
《“霊幻的腐生植物!?!”❖2021/06/20❖》
タシロラン(田代蘭) ;
どことなく遠目には貧相だが不思議な花、枯葉などに育つ菌類から栄養をとる腐生植物。
この植物、明治39年長崎で田代善太郎が発見、牧野富太郎博士により命名された。
常緑樹林内に生える葉緑素を持たない腐生植物で地下茎は浅く横に伸ばす。
楕円形の根塊から白黄色をした花茎は、チョット霊幻的、花も乳白色で益々。。。!
近日、都市開発で里山も減り絶滅危惧種に指定されている所も多いと聞く。
根茎は長さ1~5㎝、太さ0.5~2㎝の円筒状の卵形~楕円形、多数の節がある。
茎は中空で直径5㎜前後、円筒形で直立する。茎頂に総状花序を出し数個の花をつける。
花は、下部から開花する。苞は、紅紫色の斑点がある。

この植物、昭和32年(1957年)に横須賀市の鷹取山で発見され、タカトリランとも呼ばれた。
研究分析でタシロランと同種と判明。その後、自生地は、関東地方南部にとどまらず、
関東地方北部を越えて福島県でも見つかる。広がっているのか、元々あったのか!?!
環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)だが、三浦半島では普通に見られるようになった。
平成29年(2017年)には、三浦半島の各所で林立する多数のタシロランが確認されている。
「令和参年(皇紀2681年)6月20日、記」



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