《 眼福(90)“森の春(7)!?!”❖21-109❖》

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チゴユリ(稚児百合)     イヌサフラン科 (Colchicaceae)
学名:Disporum smilacinum A.Gray.





イカリソウ(碇草・錨草)   メギ科(Berberidaceae )
学名:Epimedium grandiflorum Morr. var. thunbergianum (Miq.) Nakai





クサイチゴ(草苺) バラ科(Rosaceae)
学名:Rubus hirsutus Thunb.





ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科(Chloranthaceae)
学名:Chloranthus japonicus Siebold
Tricercandra japonica (Siebold) Nakai
別名:ヨシノシズカ(吉野静)、マユハキソウ(眉掃草)





ヤマシャクヤク(山芍薬)      ボタン科(Paeoniaceae)
学名:Paeonia japonica (Makino) Miyabe et Takeda.
Paeonia obovata Maxim. var. japonica Makino
《“花見&観察・・・森爛漫!?!”❖2021/4/4❖》
四月に入り色々な花が、泉の森でも見れるようになった。
嬉しいことだが、花々の名前を特定するのが大変。
*     *     *     *    *
チゴユリ(稚児百合);
小さな可愛い花を稚児(子供)にたとえた花名。下向きに咲くので見つけにくい。
茎高20〜35cm。葉は長さ4〜7cm、幅2〜3cm楕円形〜長楕円形で先は尖る。
細い根茎を伸ばし茎は普通、分枝しない。分枝するものをエダウチチゴユリと言う。
チゴユリの変種とされていたが、最近では分類せず同一に扱う事が普通となった。
葉は長さ3~7㎝、幅1.5~3㎝で先が尖る。茎先に白色花が1〜2個斜め下向きにつく。
花柄は長さ1~1.5㎝。花弁は6枚で長さ約1.5cmの披針形で広鐘形に開いている。。
雄蕊は6個あり花糸は長さ5~6㎜で扁平し下方の幅が広い。
葯は長さ2~3㎜。子房は長さ2~3㎜の倒卵形。花柱は長さ5~7㎜。
チゴユリとホウチャクソウの雑種をホウチャクチゴユリと言うらしいが未見。
茎や葉はホウチャクソウに似て、花がチゴユリに似て垂れ下がる由。

イカリソウは、ブログルに以前、記した此処を参照してください。

クサイチゴ(草苺);
クサと名が付くのは草のように見えるから付いた名前で、キイチゴの仲間。
地下茎で横に広がり茎高は、60cmにもなる。
幹には、短い軟毛と腺毛が生え下向きに曲がる大きな刺と開出する小さな刺が生える。
茎、花柄、葉裏、萼片には腺毛と短い白毛があり、托葉は披針形。
葉は互生。長さ10〜18cmの奇数羽状複葉で、小葉の縁に細かい鋸歯がある。
表面には軟毛、裏面の脈上には軟毛と小さな刺がある。
花は雄花と両性花があり、直径約4 ㎝の白色の5弁花を咲かせる。
花柄や萼の外側には軟毛と腺毛が混生する。

ヒトリシズカ(一人静) ;この花もブログルに以前、記した此処を参照してください。

ヤマシャクヤク(山芍薬) ;
根茎は横に伸び太い根を出す。葉は3-4個が互生し、基部に数個の鱗片がある。
2回3出複葉で小葉は長さ5-12cmの楕円形~倒卵形で先は狭くなってとがる。
両面とも無毛で表面は光沢があり、裏面は白色を帯びる。
小葉は楕円形~倒卵形、葉裏は白色を帯びる。
花は茎頂に上向きにつき、直径4~5㎝。花弁は5~7個、白色、倒卵形。
半開きの状態で咲き、縁は互いに重なり、3-4日ではらりと散り落ちる。
萼片は3個。卵形で緑色。雄蕊は多数で花糸は糸状。
雄蕊の内側に雌蕊を囲んで環状に花盤が発達。雌蕊は、普通3個、時に2または4個。
花柱は短く柱頭の先は赤く曲がる。環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT)。
普通は群生することはなく点々と生えているが、群落を形成することもある。
また、葉の裏面に毛のあるものをケヤマシャクヤクという。
又、よく似た淡紅色の花を紅花山芍薬と云い、花柱は5個、柱頭が外側に巻き込む。
京都・美山、南丹市美山町内久保地区に見事な紅花山芍薬群落がある由。
一度、目の保養をしたいものだ。京都府の希少野生生物「絶滅寸前種」。
「令和参年(皇紀2681年)4月18日、記」







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