11月
14日,
2024年
《 雅羅・/・〝晩秋の樹実〟❖ ’24-319 ❖ 》

学名:Rhamnus crenata Sieb. et Zucc.
synonym Frangula crenata (Siebold & Zucc.) Miq.
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この樹の名前を知ったのは、20年以上前の事。
両親の話を聞いてであった。その後すっかり忘れて。。
親のメモを整理していて思い出したのである。
未だ見たことのない落葉低木。
地味な花らしいが、赤から黒く熟した実は綺麗。
それより関心を持ったのは、樹名の由来や用途。
メモには昔の丹波地方の伝聞や民族学者の話があった。
山仕事で枯れ木等の枝を結束するのに用いていた由。
“磯の木”という表現を見ると、海沿いを思うものだが、、!
自生している場所は、山間部が殆ど。関東では余り見ないらしい。
メモに、丹波地方では、イネを束ねるワラを“ユイソ”と呼んでいた。
“結いそ”という表現は、しなやかな枝を山仕事での結束に使っていた。
それが簡略され“ユ”が省略されて“イソノキ”として樹名が付いた。
命名の云われ由来は、定かではないがイソノキとは面白い名前だ。
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