《 雅羅・/・〝晩秋(初冬)の種子〟❖ ’24-320 ❖ 》

クロヤツシロラン(黒八代蘭) ... クロヤツシロラン(黒八代蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Gastrodia pubilabiata
クロヤツシロラン(黒八代蘭);... クロヤツシロラン(黒八代蘭);オニノヤガラ属 多年草
関東以西〜九州のスギ林や竹林に生える腐生植物(菌従属栄養植物)。
茎は高さ2〜3cm。膜質鱗片がある。
花序は短縮し、茎頂から数個の花が束生状にでる。
花柄は長さ約2cm、果期には数倍に伸長する。
花は汚紫褐色。萼片は合着して先は3裂する。
花期は9〜10月。(山に咲く花)


《 特定できない 、判らない菌従属栄養植物〝黒八代蘭〟 》
**  神奈川県植物誌  **... **  神奈川県植物誌  **
(3)アキザキヤツシロラン Gastrodia confusa Honda & Tuyama
植物全体が通常緑褐色.
地下には短毛におおわれ,
また環状線のある蛹状の塊茎とうじ虫状の小体が多数ある.
梅雨期には黄褐色をした糸状の根状器官を盛んに伸ばす.
開花時の茎は高さ 3.5~15cm とクロヤツシロランより高く出る.
花期は 9~10 月.花は茎頂に 2~8 個つけ半開性.
萼片は合着し表面にいぼ状の小突起がある.
側花弁は背萼片と側萼片の合着部分に癒着し萼片より短い.
唇弁はほとんど黄白色であるが先端部と基部の横じわは橙色.
基部には 2 個の横に長いいぼ状隆起がある.
また,前部は卵形で先が細く,表面に二股の隆起線がある.
花柄は花後急速に伸び 40cm くらいになる.蒴果は細い紡錘形.
本州(茨城県以西),四国,九州;朝鮮(済州島)に分布する.
マダケやモウソウチクなどの竹林に生育する.
県内では南部の沿海地を中心に点在している.
(4)クロヤツシロラン Gastrodia pubilabiata Y.Sawa
アキザキヤツシロランによく似た種であるが,植物全体が暗紫褐色.
開花時の茎は高さ 1~3cm.花期は 9~10 月.
花は茎頂に 1~8 個つけ平開性.側花弁は狭楕円形.
唇弁の基部にある 1 対の球体の表面は網毛状突起に被われ,
先端には黒褐色をした 2 個の隆起線がある.蒴果は細い紡錘形.
本州(千葉県以西),四国(徳島県,高知県),
九州(福岡県,宮崎県,鹿児島県)に分布する.
アキザキヤツシロランと同じ竹林に混生する場合もある.
県内では南部の沿海地から多摩丘陵までの内陸部杉林,竹林,
ときに広葉樹林に広く点在し,
寄生菌の多様性からアキザキヤツシロランよりもはるかに多い.
花期以外はアキザキヤツシロラン... 花期以外はアキザキヤツシロランとの識別が難しい。
クロヤツシロランは高知大学の澤助教授(当時)が、
1980年に新種として発表した草本。
花茎は地上部がほとんど伸びない。
花が暗紫褐色、葉は鱗片状で葉緑素はない。
果実になると花柄が40cm位まで伸びると図鑑等にあるが。。。
泉の森でこの10年来見れた種子茎は低かった。
クロヤツシロランは光合成を止めて、
地中のキノコ類(クヌギタケ科やホウライタケ科)
から栄養分を吸収するように進化した「菌従属栄養植物」。
そのため養分を作る葉は持たず、
花と種をつける短期間だけ地上に現れる。
地上ギリギリに咲く。受粉者のハチやチョウは飛来しない。
腐ったキノコの匂いを出してショウジョウバエを呼び寄せる。
クロヤツシロランの果実は見つけられるが、花を見たことがない。
頻繁に観察しないと出会いはない。今年も花を見損なった。
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