《 雅羅・/・〝里緑地の花  '10-6〟❖ ’24-285 ❖ 》

マルバフジバカマ(円葉藤袴) ... マルバフジバカマ(円葉藤袴) キク科 (Asteraceae)   
学名:Ageratina altissima
別名・別読み: ボタンザキフジバカマ
草名は、姿がフジバカマに似てい... 草名は、姿がフジバカマに似ているが、
葉が卵形で裂けないことからついた。北アメリカ原産の多年草。
明治時代に箱根町強羅の公園植栽品から散逸し広がったと伝わる。
現在では、生態系被害防止外来種・侵入植物になってしまった。
道端や空き地に生え、横走する太く長い根茎がある。
茎は直立し、茎の上部には短毛がある。葉は、長い柄があって対生。
表面は濃緑色でやや光沢があり無毛または短毛が点在する。
葉形は、卵状披針形で縁に鋭く大きな鋸歯があり先は鋭く尖る。
茎の先に花序を出し、白色の頭花を多数つける。花序にも短毛あり。
頭花は、15~25個の筒状花。総苞片は、10個ほどが1列に並ぶ。
花冠の先は5裂し、花柱は2深裂して白色。
痩果は、黒色で強い光沢があり4~5個の稜があり、冠毛は白色。
頭状花,虫媒花.耐陰性があるため林内でも繁殖可能。
耐陰性があるため森林域にも入り込む性質がある。


《 ひっそりと咲いている帰化植物〝丸葉藤袴〟 ❖泉の森❖  》
**神奈川県植物誌** 84.... **神奈川県植物誌**
84.マルバフジバカマ属 Ageratina Spach.
(勝山輝男,『神植誌 01』:大場達之,図:大場達之)
多年草または低木.葉は対生.頭花は多数で,散房状に集まる.
頭花は 10~60 小花からなり,総苞片は 1~2 列で等長.
南北アメリカに約 250 種がある.日本および県内には 1 種が帰化.
ヒヨドリバナ属 Eupatorium に含められていたが,
今回の改訂にあたって分離された.
→(1)マルバフジバカマ
Ageratina altissima (L.) R.M.King & H.Rob.; Eupatorium rugosum Houtt.
長い横走する地下茎がある.茎は高さ 30~100cm.
葉は卵形で長 7~15cm,幅 4~9cm.長さ 2~5cm の柄がある.
濃緑色でやや光沢があり,無毛.花は 9~10 月.頭花は 15~25 個の小花がある.
総苞片は 10 個で 1 列,同長.痩果は長さ 2mm で黒色,光沢がある.
北アメリカ原産で,明治 29 年に渡来し,
箱根の強羅に帰化(澤田 1927 植研 3:242-243)し,その後各地に広がる.
日陰,特にスギ植林の下に多く生える.
県内では小田急線に沿って分布が広がり,
現在では三浦半島を除いて丘陵から低山域に広く見られる.
丹沢の南~東側山麓ではニホンジカが食べないために
ヒノキ人工林下に目立つ.
*       *       *
泉の森の生育場は、ひと目につかない所。
注意深く観察し、然るべき処置を検討すべきか。


「令和陸年(皇紀2684年)10月11日」
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