《 雅羅・/・〝里緑地の花  '10-5〟❖ ’24-284 ❖ 》

アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)... アキノウナギツカミ(秋の鰻攫) タデ科(Polygonaceae) イヌタデ属
学名:Persicaria sieboldii (Meisn.) Ohki 
Persicaria sagittata (L.) H.Gross [広義]
synonym Polygonum sagittatum L.
synonym Persicaria sagittata (L.) H.Gross var. sibirica (Meisn.) Miyabe [狭義]
synonym Polygonum sagittatum L. var. sibiricum Meisn.
別名:アキノウナギヅル(秋の鰻蔓)、ウナギツカミ(鰻攫)
花拡大画。 花拡大画。
アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)... アキノウナギツカミ(秋の鰻攫); 在来種 日本全土に自生。     
畦畔、水辺、空き地など湿った土地に生育する。
種内の変異が大きく、早生の畑地型が狭義のウナギツカミ、
晩生の湿地型がアキノウナギツカミと呼ばれてきた。
茎はつる状に伸び、下部は地を這い、上部は斜上する。
茎は、四角形で稜に逆刺がある。
葉は互生、葉柄は長く葉柄の基部には膜質の托葉鞘がある。
葉の基部は心形〜やじり形。
茎上部の葉は短柄で、基部が矢じり形で茎を抱く。
枝先に淡紅色の花を球状につける。花序は直径約1cm。
花被片は5枚。上部が紅色〜紅紫色を帯び、長さ約2.5mm。
そう果は花被に包まれ、濃茶褐色に紫色を帯び3稜形で光沢がある。
長さ約3mm。花期は5〜10月。(植調雑草大鑑)
YListでは、アキノウナギツカミはウナギツカミの別名になっている。
似た花のナガバノウナギツカミ:
花柄に腺毛、葉の基部が小さく開出、茎を抱かない。
 ホソバノウナギツカミ:
葉の基部はほこ形で,側片は耳状に下方にわん曲する。花がまばらにつく。
*早生の畑地型が狭義のウナギツカミ。
*晩生の湿地型がアキノウナギツカミと呼ばれてきた。


《  堂々と咲き誇る〝秋の鰻攫〟 ❖泉の森・湿性植物園❖  》
**神奈川県植物誌** (13... **神奈川県植物誌**
(13a)アキノウナギツカミ Persicaria sieboldii (Meisn.) Ohki var. sieboldii;
P. sagittata (L.) H.Gross var. sibirica (Meins.) Miyabe
1 年草.茎は基部が横にはい,節から根をだし斜上して高さ 1m 以上になる.
茎には下向きの刺が 1 列に並ぶ.葉は披針形で,
長さ 5~9cm,幅 1~2cm,先は鋭頭,基部はやじり形になって茎を挟む.
托葉鞘は膜質で長さ約 1cm,上部は斜め切り形で縁毛はない,花期は 8~11 月.
花は枝先にやや密な頭状に集まる.花被は淡紅色で長さ 3~3.5mm.
果実は 3 稜形で長さ約3mm,黒色で光沢がある.
北海道,本州,四国,九州,琉球;東アジア~ヒマラヤ,シベリアに分布.
県内ではほぼ全域の湿地や休耕田などで見られる.
刺のないものをアキノウナギツカメズ form. laevicaulis Seriz. といい,稀に見られる.
(13b)ウナギツカミ Persicaria sieboldii (Meisn.) Ohki var. aestiva (Ohki) Okuyama; P. aestiva Ohki
1 年草.アキノウナギツカミに似るが高さ 30~60cm と小さい.
葉は長卵形で長さ 3~4cm,幅 1.5cm,基部はやじり形,
先は鋭形で鈍端,下面中脈に小さい刺がある.
托葉鞘は短く,上部は斜め切り形で,縁毛はない.
白色で先が淡紅色または,全体が淡紅色の花が枝先に頭状に集まり,花被は 5 裂.
雄しべは 8 個.花期は 5~6 月で,アキノウナギツカミの 7~10 月より早い.
果実は黒褐色で,先が尖る 3 稜形,長さ 3mm.
北海道,本州,四国,九州,琉球;東南アジアに分布.
水田などに生え,県内では広く点在するが少ない.
『神植誌 01』は種ランクで扱ったが,変種説を採用した.

*      *      *
似てる!! 似てる!!
雑草と呼ばれ嫌われるようだが、... 雑草と呼ばれ嫌われるようだが、可愛いく咲く野草。
最近は、自生地が減った様に感じる。

「令和陸年(皇紀2684年)10月10日」
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